おうち焼肉をお店の味に近づけてくれる「焼肉のタレ」。最近はバリエーションが豊富で、ベースの調味料や辛さなど、さまざまな違いを楽しめます。選べる幅が広い反面、肉に合うタレをどう見つければいいか、悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、スーパーセンター長沼店で販売されている焼肉のタレから6商品をピックアップし、味の特徴を徹底比較。肉や野菜など食材との相性を含めて、料理家の風間章子さんに分類していただきました。余った焼肉のタレを使って簡単に作れる料理のレシピ2品もご紹介します。

甘さや濃度は？トライアルで購入できる焼肉のタレ6商品

定番部位から希少部位までそろうトライアルでおいしい肉を調達し、29（にく）の日は家族で焼肉！そんなときに欠かせないのが、家の焼肉をクオリティアップさせてくれる「焼肉のタレ」ですよね。

焼肉のタレと一口に言っても、商品によって甘さやとろみが異なり、それによって肉との相性も変わってきます。そこで、スーパーセンター長沼店で販売されている焼肉のタレの味や成分、濃度を比較してみることに。今回は「中辛」で「醤油ベース」の下記の6商品をピックアップしました。

今回比較する焼肉のタレ6商品

・エバラ食品 黄金の味 中辛
・エバラ食品 焼肉のたれ 醤油味
・キッコーマン わが家は焼肉屋さん 中辛
・フードレーベル 牛角 醤油だれ
・イカリソース 焼肉のたれ 中辛
・上北農産加工 スタミナ源たれゴールド 中辛

エバラ食品 黄金の味 中辛

口に運ぶと、香味野菜の奥深い香りが鼻腔をくすぐります。後味はフルーティな酸味と深みのある甘さで、親しみの持てる味。淡白な味わいの鶏肉にぴったりで、野菜炒めなどに使うのもおすすめです。

甘さ：★★★★☆
濃度：★★★☆☆

エバラ食品 焼肉のたれ 醤油味

さらっとしたとろみのない液状。醤油ベースのさっぱりとした和風味で、しつこさはありません。バラ肉など脂身の多いお肉はもちろん、野菜との相性もいいでしょう。和風のお料理に最適です。

甘さ：★★★☆☆
濃度：★☆☆☆☆

キッコーマン わが家は焼肉屋さん 中辛

少しとろみがあり、リンゴのシャキッとした果肉感が特徴的。味噌のコクとあっさりした甘さで、テンメンジャンに似た風味です。牛・豚・鶏どの肉にもよくからむタレで、回鍋肉など中華料理に使うのもおすすめ。

甘さ：★★★★★
濃度：★★★☆☆

フードレーベル 牛角 醤油だれ

生姜が程良くきいていて、ピリッとした辛味がいいアクセント。しっかりした甘さの中に深いコクがあり、赤身肉との相性が抜群だと思います！とろみもついているので、お肉によくからみます。

甘さ：★★★★☆
濃度：★★★☆☆

イカリソース 焼肉のたれ 中辛

日本で初めてウスターソースを販売したメーカーのタレだけに、香辛料はソース寄りでほかと一線を画します。香味野菜の酸味と華やかさが印象的。焼きそばの味つけに使うのもいいですね。

甘さ：★★☆☆☆
濃度：★★★★☆

上北農産加工 スタミナ源たれゴールド 中辛

パンチのあるニンニクの香りと風味。すっきり爽やかな甘みがほのかに感じられ、牛・豚・鶏どの肉の旨味もしっかりと引き立ててくれます。食材の味を邪魔しないので、魚料理やホルモン炒めなど、さまざまな料理に使えそうです。

甘さ：★★☆☆☆
濃度：★☆☆☆☆

余った焼肉のタレで作れる簡単・時短レシピ2品

おうち焼肉を家族で楽しんだ後、焼肉のタレが余ってしまい、そのまま冷蔵庫に放置した経験はありませんか？「焼肉のタレにはさまざまな香辛料が調合されているので、調味料として活用すれば料理の時短もできますよ」と風間さん。
ここからは風間さんに、焼肉のタレを使った「ツナそぼろ丼」と「サバの焼き付け（ヤンニョム風）」の作り方を教えていただきます！

ツナ缶だから朝でもラクラク！お弁当にもおすすめの「ツナそぼろ丼」

焼肉のタレを使って作る、簡単そぼろ。ひき肉ではなくツナを使うため、忙しい朝でも火の通りを気にせず作れて、お弁当にも使いやすいですよ。

材料（2人分）

焼肉のタレ…大さじ2
ツナ缶…1缶（70g）
ごま油…小さじ2分の1
卵…1個
砂糖…大さじ1
塩…ひとつまみ
みりん…大さじ1
絹サヤ…8枚
ニンジン（型抜き用）…適量
ご飯…適量

作り方

1. ツナ缶は汁ごと鍋に入れ、焼肉のタレ大さじ2を加えて、木べらか菜箸で味が染み込むまで炒める。汁気がなくなる寸前にごま油を加える。
2. 絹サヤは筋を取り、ニンジンは8mm程度の厚さに切る。
3. 水に塩少々（分量外）を入れて火をつけ、沸騰したらニンジンを入れて3分煮る。同じ鍋に絹サヤを入れ、30秒茹でたらニンジンといっしょに引き上げる。ニンジンが冷めたらクッキー型で抜く。
4. 卵に砂糖大さじ1、みりん大さじ1、塩ひとつまみを加え、油（分量外）を引いて熱した小鍋で細かいそぼろ状に炒める。全体に火が通ったら火を止めて、焦げつかないよう余熱でポロポロになるまで混ぜる。
5. お茶碗や丼にご飯をよそい、ツナそぼろ、卵、絹サヤ、ニンジンを盛りつけて完成！

甘みのあるタレや生姜がきいたタレがおすすめ

そぼろの味つけに使うタレは、適度に甘みがある物や、生姜がきいた物を選ぶと味が決まりやすいでしょう。仕上げにごま油を入れることで、ツナのパサつきが抑えられ、風味が増します。

甘辛い味つけでご飯が進む！「サバの焼き付け（ヤンニョム風）」

シシトウや白髪ネギで色合いも美しいサバの焼き付け。ピリッと辛い「ヤンニョム風」の味つけで、ご飯が進みます！

材料（2人分）

焼肉のタレ…大さじ2
コチュジャン…大さじ2
サバ…1尾
塩…少々
小麦粉…大さじ1
水菜…1株
シシトウ…8本
長ネギ…2分の1本
白ごま…小さじ2分の1

作り方

1. サバは骨を取り除き、一口大に切って軽く塩を振る。
2. ビニール袋にサバと小麦粉を入れ、全体にまぶしつける。
3. シシトウはヘタを取る。長ネギは斜め薄切りにして水にさらす。
4. 焼肉のタレとコチュジャンを混ぜ合わせてタレを作っておく。
5. フライパンに油（分量外）を多めに引いて熱し、弱火にしてからサバを入れる。
6. サバをすべて入れたら中火にし、片面が焼けたらひっくり返す。フライパンを傾けて軽くゆすると火が回りやすい。
7. サバの両面が焼けたらシシトウを入れ、火が通るまで炒める。
8. キッチンペーパーで油を切ってタレをあえ、水菜を敷いた皿に盛りつける。
9. 白ごまを振り、長ネギをたっぷりのせて完成！

甘辛いタレは、サバ以外の魚やお肉とも好相性

焼肉のタレにコチュジャンを混ぜ合わせた韓国のヤンニョムソース風のタレは、サバ以外にも、タラやサケ、鶏肉などの食材にもよく合います。メインのおかずとしてはもちろん、お酒のおつまみにもおすすめですよ。

焼肉のタレが豊富にそろうトライアルで、お気に入りの一本を見つけよう！

一度に使いきれず余りがちな焼肉のタレは、実は魚料理や野菜料理にも使える万能調味料。アレンジ方法を知っていれば、さまざまな焼肉のタレを試しやすくなるのではないでしょうか？
次におうち焼肉をする際は、調味料に使うことを前提にタレを選んでみてもいいですね。焼肉のタレをバリエーション豊かに取り揃えているトライアルで、お気に入りの一本を見つけてください！