技あり!定番の豚しゃぶを2倍楽しむ方法って?
豚しゃぶといえば、鍋の定番中の定番。薄切りにした豚肉をスープでしゃぶしゃぶしたら、豚もスープもおいしくなって一石二鳥。でもそれを、“一石三鳥”にする食べ方をご紹介。具材もスープもシメのごはんも、隅から隅まで食べ尽くそう!
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いつもの鍋を「きちんと」おいしくするコツ
豚肉と野菜をたっぷり入れた豚しゃぶは、家庭で作る鍋の中でも人気のメニューのひとつ。鍋シーズンには何度も登場するご家庭も多いのでは?
豚しゃぶといえば、出汁を張った鍋で具材を煮ながら卓上で食べるごくごくシンプルな料理。でも、だからこそ!小さなコツを押さえるともっとおいしくなるのです。
それはズバリ、「煮えばな」を見逃さないこと。「煮えばな」とは、ちょうどいい具合に煮えるタイミングのこと。素材が一番いい状態のときに食べるのが、シンプルな料理をおいしく楽しむ秘訣です。
鍋を囲むと、つい次から次に具材を入れてしまいがちですが、煮えている具材が鍋の中にあるうちに次の具材を足すと、食べ頃を逃してしまうことも。
特に、水菜や豆苗などの葉ものはすぐに火が通るため、すぐに食べる分だけ入れて、沸騰寸前の「煮えばな」でシャキシャキ食感を味わうのがベストです。
トライアルのイチオシ食材
豚肉
豚しゃぶは、肉の薄さがおいしさを左右します。すぐに火が通るほどの薄さながら、肉の食感と味をしっかりキープするのはなかなか難しいもの。
トライアルのしゃぶしゃぶ用豚肉は、透けるほどの薄さながら食感をしっかり残すベストなスライスを実現しています。
■トライアルの販売価格
国産豚モモ極うす切り 100g…109円
※2021年8月 スーパーセンター長沼店調べ
※トライアルの商品はすべて税込表示です
スープも味わうしゃぶしゃぶ ゆず塩味(ミツカン)
前回紹介した「鮭と野菜のウマ出汁しゃぶしゃぶ」でも活躍しているミツカンの鍋用スープ「スープも味わうしゃぶしゃぶ」が本領発揮!
鶏と豚で取った出汁に柚子果汁と果皮を合わせたスープが、豚しゃぶをさらにおいしくグレードアップしてくれます。
商品の詳細はこちら
※メーカーの都合により、販売を一時休止しています
鍋シーズン到来!「鍋始め」は鮭と野菜のしゃぶしゃぶでさっぱりと
野菜は「細めに切る」がポイント
豚しゃぶのおいしい食べ方は、しゃぶしゃぶした肉でシャキシャキ野菜を包むようにするのが断然おすすめ!そのため、ネギやニンジンは、それぞれ薄めの斜め切りと千切りにしましょう。
好みの野菜を使っていただいて構いませんが、切り方は細めにそろえるよう心掛けて。肉は、今回は豚モモを使いましたが、バラやロースなどを使ってもOKです。
食感もお楽しみのひとつ!
野菜たっぷりの豚しゃぶは、具材を入れるタイミングがポイント。キノコ類を先に入れ、火が通ったら野菜をさっと煮ます。
最後に豚肉を入れて色が変わったら、野菜といっしょに引き上げて。そうすれば、シャキシャキ野菜とほかほかの豚肉が同時に味わえます。
材料(3~4人分)
スープも味わうしゃぶしゃぶ ゆず塩…小袋3袋
水…900ml
豚肉(しゃぶしゃぶ用)…400g
豆苗…1パック
もやし…2分の1袋
長ネギ…1本
エノキ…1パック
シイタケ…4個
ニンジン…2分の1本
油揚げ…2枚
作り方
1. 豆苗は根元を切り、長ネギは斜め切りに、ニンジンは千切りにする。エノキダケは根元を切ってほぐし、椎茸は石づきを取る。もやしは洗って水気をきり、油揚げは油抜きして5mm幅に切る。
2. 鍋に「スープも味わうしゃぶしゃぶ ゆず塩」と水を入れて沸騰させる。
3. 2を中火にしてエノキダケと椎茸を入れ、火が通ってきたら野菜を加えてひと煮立ちさせる。豚肉は1〜2枚ずつ入れて火を通し、野菜やスープといっしょにいただく。
旨みと辛みのあるキムチで、より深い味わいに!
豚しゃぶの味変には、相性の良いキムチを投入! 豚しゃぶと豚キムチ、2つの味が楽しめて、おいしさ倍増です。
具材を半量ほど食べたら、真ん中にドンとキムチを加えます。これで色も味も全くベツモノに。ごはんもお酒も進みそう。
キムチの量は、煮込んだスープの味をみて調整してください。
シメは卵でまろやか雑炊
キムチ味を楽しんだ後は、残ったスープにご飯を入れてひと煮立ちさせます。最後に溶き卵を加えてさっと混ぜたら、絶品雑炊の出来上がり。
スープの味に豚肉の旨み、そしてキムチの奥深さ…間違いない味です。好みで青ネギや韓国海苔を添えて、ひと味違うおいしさも楽しんでください。
今月の鍋ワザ★野菜は種類ごとに切って冷凍すべし!
鍋の準備で面倒なのは、野菜を切ることではありませんか?特に、今回のように千切りがおいしいメニューの場合は、なかなかたいへんです。
そんなときに備えて、野菜は切ってから冷凍しておくと、鍋の下ごしらえがぐっと楽になります。
ネギや水菜などの定番野菜はあらかじめ一口大に切って保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫に。ニンジンなど火の通りにくい根菜は、千切りにしたり、ピーラーでスライスしたりして冷凍しておくと便利です。
ポイントは、洗ったあとにしっかり水気を拭き取ること。そして、なるべく早く凍らせるために、野菜を入れた保存袋を平らにしておくことです。
調理する際には、凍ったまま鍋に入れればOK。時間があるときにまとめて切って、種類別に冷凍しておくと、いつでもすぐに鍋にインできます!
鍋つゆとキムチで、おいしさ倍増の豚しゃぶ。今晩のメニューにいかがですか?