トライアルでは、いつでも旬の食材を豊富にそろえ、それらを安くご提供できるよう取り組んでいます。一方で、お客様の日々の暮らしに欠かせない生鮮食品だからこそ、「どうしてこんなに安いの？」「どうやっておいしさを維持しているの？」「安全性はどうなの？」など、気になっているお客様の声もよく聞かれるようになりました。

ここでは、安くて品質が良い生鮮食品が売り場に並んでいる理由について、青果・鮮魚・精肉それぞれの取り組みをお話します。

お客様の豊かな食卓を支えるための、生鮮食品4つの工夫

トライアルでは、お客様に安心して生鮮食品の買い物をしていただけるスーパーであり続けるため、次の4つの工夫を大切にしています。

生鮮食品4つの工夫

1. いつでもおいしいこと
2. いつでも安い
3. いつでも安心・安全
4. いつでも買えて、品揃えが豊富

トライアルで生鮮食品を取り扱っているのは、青果（野菜・果物）、鮮魚、精肉の3部門です。4つの工夫は、それぞれの部門が、安心・安全で、より良い品質、低価格の生鮮食品をお客様にお届けするために行っています。

この取り組みは、本拠地である福岡県の店舗からスタートし、全国各地へと広がっています。

1　いつでもおいしい

毎日の食卓に並ぶ料理をおいしく調理するためには、新鮮な食材や旬の食材を使いたいもの。トライアルでは、旬の産地からの仕入れや腕利きの職人たちの力を活かすなどして、お客様にいつでもおいしい食材をご提供しています。

【青果】バイヤーが産地に直接出向き、味に納得がいく物を仕入れる

青果部門では、「いつ」「どんな野菜や果物を」「どの産地から」仕入れるか、年間計画を作成。その計画に沿って、バイヤーが産地に直接出向いて生産者と交渉し、実際に食材を味わって、味に納得がいく物を仕入れています。

また、気温の変化とともに旬の産地が移動していく野菜や果物は、時期ごとに仕入れエリアを変更。そのとき最もおいしい物が採れるエリアから食べ頃の物が届く“おいしさの産地リレー”で、いつでも旬の食材をお楽しみいただけます。

【鮮魚】「その日、一番おいしい地元の魚」を、鮮魚専門店と同じクォリティーで

鮮魚部門では、腕利きの職人たちの技術と知識を活かす売り場づくりをスタート。基本的に大きな中央市場を使わず、地方市場で当日水揚げされた魚から、職人が「その日、一番おいしい地元の魚」を選んで店頭に並べています。

魚をさばいて刺身や切身にする加工も専門の職人が担うことで、鮮魚専門店と同じような、新鮮でおいしい状態での販売を実現しています。

【精肉】地産地消にこだわり、真空パックで鮮度維持の取り組みも

ブランド肉は地産地消にこだわることで、鮮度と品質の両立を目指しているのが精肉部門です。

例えば栃木県なら、国産牛は国産交雑種や栃木産和牛、豚肉は栃木県産大田原ポークや県内産豚肉、鶏肉は伊達鶏のように、地元で作られていて味に定評のある肉を積極的に仕入れて販売しています。

鶏肉については、産地で加工した新鮮な状態をそのまま真空パックにして鮮度を維持する「鶏肉産地パック」の展開にも力を入れています。

2　いつでも安い

毎日の食事に欠かせない生鮮食品の買い物は、できるだけ安くしたいと思うお客様が多いでしょう。

トライアルでは、自社のIT技術を駆使した物流コストや仕入れコストの削減、計画的な在庫コントロールなどにより、年間を通して常に低価格で、いつでも同じ価格の商品をお届けしています。

【青果】物流コストを削減し、その日に仕入れた物は当日中に売りきる

青果の物流は、生産者から地方市場や卸売市場を介して店舗に届くのが一般的。しかしトライアルでは、この流通プロセスを変える取り組みを行っています。

青果が生産者からお客様の手元に届くまでに経由する中間の物流を減らし、産地から店舗までの距離が近くなる地産地消を推進。それによって、物流コストの大幅な削減を図ることが可能になりました。

また、店舗と生産者が直接結びつくことにより、「今、何が、何個必要か」「何を、どれくらい搬入できるか」といったやりとりが迅速にできるように。売り場の状況に合わせて仕入れを調整することで、その日に仕入れた物を当日中に売りきることができ、在庫を持たずに済むこともコスト削減につながっています。

【鮮魚】地元の魚市場から直接仕入れ、物流コストをカット

鮮魚部門では、中央市場を使わず、地元の魚市場から直接職人が仕入れることで、流通プロセスをぐっと短縮。水揚げされた魚が店舗に届くまでに仲介業者を介さないため、物流コストをカットすることができるようになりました。

地元の買い物ニーズや仕入れ相場を把握した職人が仕入れを担当しているため、無駄が出にくいこともポイントです。

また、全国各地の店舗で取り扱うサーモン・うなぎといった人気の魚や季節の魚は、メーカーからの一括大量仕入れでコストダウンを図っています。

【精肉】綿密な販売・生産計画などで、無駄・ムラを削減

精肉部門では、畜産農家と密に連絡をとり、良い物を安く売るために協力し合える関係性を築いています。

パートナーとなる畜産農家とは、よく消費される肉の情報を共有。ニーズに合った綿密な販売計画を策定して計画的に生産をすることで、「生産の無駄・ムラ」「余剰在庫が出ることによる無駄」などを省きました。

肉のカットやパック詰めといった加工についても、商品によっては一括で行うセンターを活用。一括仕入れ・一括配送を増やすことで、物流の効率化とスリム化を実現しています。

3　いつでも安心・安全

トライアルの青果、鮮魚、精肉の全部門で最も重視しているのが、お客様の食卓に上る食品の「安心・安全」です。

仕入れから店頭での管理まで、ただ安いだけでなく安心・安全な食材がお客様の元へ届くよう心掛けています。

【青果】産地から直接仕入れるからこそ見える生産者の顔

産地から直接仕入れる青果部門の食品には、生産者の名前や顔写真、アピールポイントが書かれたシールを貼付している物も。

どこでどのように作られているか、生産者の顔が見えるので、安心してお買い求めいただけます。

【鮮魚】食べて実感できる、地域に根ざした「鮮魚専門店」を目指して

鮮魚部門が目指すのは、昔ながらの魚屋のように、地域に根ざした「鮮魚専門店」。

鮮度とおいしさを安定的に保つ技術と、豊富な知識を活かした召し上がり方のアドバイスなどを通して、食べて実感していただける魚の品質と味の良さをご提供しています。

【精肉】一頭一頭厳選した肉を、常に新鮮な状態で店頭へ

精肉部門では、バイヤーが生産者とじっくり話をした上で一頭一頭厳選し、品質に納得した肉だけを仕入れています。また、店舗があるエリアの地産地消や国産肉・ブランド肉にこだわることで、品質が良く、安心してお買い求めいただける牛肉・豚肉・鶏肉・加工肉をご提供しています。

店頭に並んでからも、常に新鮮な肉をお客様にお届けできるよう、定期的な鮮度チェックを忘れません。

4　いつでも買えて、品揃えが豊富

トライアルの特長のひとつが、豊富な品揃え。

そのとき一番おいしい旬の生鮮食品がいつでもそろうのは、これまでにご紹介したような産地からの直接仕入れや地産地消、旬の物を旬の地域から仕入れる産地リレー、一括仕入れ・一括配送などの取り組みをトータルで推進しているから。

また、トライアルは24時間営業ですので、深夜や早朝など、時間帯を問わず買い物をしていただけます。

「夜勤明けに買い物をして帰りたい」「子供が寝静まってから、ゆっくり必要な物を購入したい」「夜中に翌朝必要な物がないことに気づいた」といった際にも、新鮮な生鮮食品を豊富にご提供しています。

コスパの良い新鮮な生鮮食品で、食卓をより豊かに

いつも低価格でお買い物いただけることはトライアルの特長ですが、それだけでなく、安心・安全であることを前提に、真のコストパフォーマンスを追求。毎日の食卓に上る生鮮食品は、価格、味、安全性のすべてにおいて、お客様にご満足いただけるよう、力を尽くしています。

トライアルの拠点である福岡から全国の店舗に広がっていくさまざまな取り組みに、今後もご期待ください。