
とうもろこしの保存の仕方は?長持ちする冷蔵・冷凍の方法を紹介
夏の到来を感じさせる野菜といえば、とうもろこし。お買い得な旬の時期にたくさん買って、たっぷり味わい尽くしたくなりますよね。
しかし、とうもろこしは収穫した瞬間から鮮度と甘味が抜けていき、おいしく長く保存するのが難しい野菜でもあります。
つい買いすぎてしまって食べきれないときは、正しい保存方法でできるだけ早く冷蔵・冷凍するようにしましょう。
そこで、とうもろこしの風味や甘味を逃さない保存方法を、フードコーディネーターの清水加奈子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、国際中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
とうもろこし(2本入)…299円(税込)
※2023年6月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
目次
基本は冷蔵 or 冷凍!とうもろこしをおいしく保存するには?
とうもろこしは鮮度が命の食材。
収穫後すぐに甘みが落ち、時間が経つほど風味が失われていきます。
さらに、傷みも早く、気づいたら野菜室で干からびていた…ということも少なくありません。
そのため、基本的には買ったその日のうちに調理・消費するのがベストです。
どうしてもすぐに食べきれない場合は、保存期間や用途に応じて冷蔵保存・冷凍保存を上手に使い分けることがポイントです。
常温保存は基本的に避けましょう。
やむをえず常温で一時的に置く場合は、風通しの良い涼しい場所で、皮付きのまま1日以内を目安にしてください。
どうしてもとうもろこしを常温で保存したい場合は?(目安:1日)
皮付きのとうもろこしが買えたなら、新聞紙などで包んで涼しい場所に立てておくことで、常温でも一時的に保存も可能。
ただし、風味が落ちやすく傷みも早いため、その日のうちに調理することが前提です。
皮をむいたとうもろこしは常温保存に向きません。
すぐに冷蔵・冷凍で保存してください。
冷蔵保存をする方法(目安:2~3日)
冷蔵保存には、買ってきた状態のまま冷蔵する方法と、下茹で、もしくはレンジ加熱後に冷蔵する方法があります。
生のまま皮付きで冷蔵する


皮付きのままラップで隙間なく包み、すぐに冷蔵庫の野菜室に入れて保存。食べる前に加熱しましょう。
買ってきてから2~3日のあいだに食べるなら、冷蔵保存でも構いません。
ただし、時間が経つととうもろこしの水分が芯に吸い取られてみずみずしさが失われていくので、皮はむかず、そのままにしておいてくださいね。
ゆるまないようにきっちりラップを巻いて、野菜室で保存しましょう。
下茹で、またはレンジ加熱してから冷蔵する

下茹で、もしくは電子レンジで加熱したら、こちらもラップできっちり包みます。粗熱が取れたら冷蔵室で保存しましょう。
下茹で・レンジ加熱した場合も保存期間は2~3日が目安ですが、できるだけ早く食べるようにしてくださいね。

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冷凍保存をする方法(目安:2週間)
冷凍保存をする場合は、冷蔵保存と同様、生のままでも、下茹で・レンジ加熱してからでもOK。いずれも方法は同じです。
とうもろこしは、生のまま冷凍保存することもできます。
解凍後に加熱する必要はありますが、時間がないときや面倒なときはこの方法が最も手軽で長持ちします。
しかし、買ってきたときに余裕があるなら、下茹で・レンジ加熱後に冷凍するのがベスト。
冷凍しても、味はほとんど変わりません!
丸ごと保存する

皮をむいたらそのままきっちりラップを巻き、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
バーベキューで焼きとうもろこしにする場合や、レンジ加熱で一気に解凍する場合などは、切らずにそのまま保存しましょう。
輪切りにして保存する

解凍後の用途に合わせて、カットしてから保存するのもおすすめ。
輪切りにしておくと、冷凍庫から出してすぐ調理に使えるほか、必要な分だけ取り出して使えるのも便利です。
3~4cm程度の輪切りにしてから、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍しましょう。
調理後に輪切りにして冷凍しておいたものは、保冷材代わりにお弁当に入れてもいいですね。
手作りのおかずを保冷材代わりにすると雑菌が繁殖するリスクがありますが、野菜だけの冷凍なら大丈夫です。
粒にばらしてから保存する


粒を包丁などで外したら、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍します。
保存袋を平らにして冷凍すると、使いたい分だけ取り出しやすくなりますよ。
粒をばらすのに少し手間はかかりますが、粒にしておくとラーメンの具にしたり、サラダに入れたりと応用が効きます。
加熱後に粒をばらしたものは、生野菜のサラダに解凍せずに加えても、小さいのですぐに溶けますよ。
一方、生の状態で粒にばらしたものは、そのままスープや炒め物など加熱をしてから使ってください。
冷凍してもとうもろこしの栄養はしっかりキープできる?
冷凍保存は、とうもろこしのおいしさを長持ちさせるのに便利な方法ですが、栄養面も心配ありません。
ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、冷凍によって一部が減ることがありますが、β-カロテンのような脂溶性ビタミンはほとんど影響を受けません。
つまり、冷凍しても栄養がゼロになるわけではなく、しっかりと栄養をとることができます。
すぐに食べきれないときは、上手に冷凍保存を活用して、ムダなくおいしくいただきましょう。

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食べきれないとうもろこしは、買ったその日にしっかり保存!

買ってきてすぐに食べないと、おいしさが失われやすいとうもろこしですが、上手に保存すれば旬の味を長く楽しめます。
まとめて買ったり、茹でたけど1本食べきれなかったりしたら、ここでご紹介した方法でできるだけ早く保存しましょう。
トライアルでは、新鮮なとうもろこしをお手頃価格でご用意しています。ぜひ、おいしい旬の時期にたっぷり味わってくださいね!

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