ピーマンの冷凍保存術!苦味が消える方法と解凍後もおいしいレシピを紹介
生でも食べられて、煮ても焼いてもおいしいピーマン。毎日の食卓やお弁当に緑が足りないとき、一年中出回っているピーマンは重宝しますよね。
常備しておきたくなりますが、保存方法を誤るとすぐシナシナになってしまうため注意が必要です。
そこで今回は、ピーマンを冷蔵・冷凍で適切に保存する方法について、料理研究家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
Twitter:@ACCO_kzm
目次
トライアルの販売価格
ピーマン(100g)…本体価格98円(税込105円)
※2026年2月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
ピーマンは冷凍もできる!冷凍保存のメリットは?
「ピーマン=野菜室」のイメージがありますが、実はピーマンは冷凍保存がおすすめの食材です。
冷凍することで保存期間はぐっと延び、3週間程日持ちします。
また、ピーマンを冷凍保存するメリットは日持ちだけではありません。
ピーマンを冷凍保存するメリット
・苦味がやわらぐ:冷凍することで細胞が壊れ、ピーマン特有の苦味が抑えられます。ピーマン嫌いのお子さんでも食べやすくなります
・調理の時短になる:組織が壊れることで火が通りやすくなり、味も染み込みやすくなります
・食感がやわらかくなる:くたくたに煮たような食感になるため、お子さんやお年寄りにも適しています
冷凍ピーマンは、あらかじめ使いやすいサイズにカットして保存しておけば、忙しい朝のお弁当作りにもサッと使えて便利ですよ!

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【短期保存】鮮度を保つピーマンの冷蔵方法(保存期間:約1週間)
みずみずしさやシャキッとした食感を保ちたい場合は、冷蔵保存がおすすめです。
1週間以内に使い切るなら、以下の手順で冷蔵しましょう。
手順
1. 濡らしたキッチンペーパーを固く絞って広げ、袋から出したピーマンを包みます。

2. ポリ袋に入れて袋の口をゆるく結び、野菜室で保存します。

ピーマンを野菜室で保存する際のポイントは、乾燥を防ぐこと。
購入時の袋は気密性が低いため一度出して、湿ったペーパーで包むことで鮮度を長くキープできます。
【長期保存】時短になるピーマンの冷凍方法(保存期間:3週間)
ピーマンは生のまま冷凍保存が可能です。
下ごしらえを済ませておけば、凍ったまま炒め物や煮物に投入できるため、究極の時短になります。
ピーマンの冷凍保存が可能な期間と、手順について紹介します。
手順
1. ピーマンは種とワタを取り除き、水洗いして水気を拭き取ります。
2. ピーマンを使いやすい大きさにカットします。切り方は、2つ割りもしくは4つ割りがおすすめ。

ピーマンを丸ごと冷凍したい場合は、生のままヘタと種を取ってからジッパー付き保存袋へ。
ただし、冷凍後はやわらかくなるため、解凍してからカットすると崩れやすい点には注意しましょう。
3. ジッパー付き保存袋に入れ、空気を抜いて平らにして冷凍します。

お弁当にも大活躍!加熱調理後のピーマンも冷凍できる

ピーマンは生のまま以外に、加熱調理した後にそのまま冷凍保存することも可能。
ただし、解凍後は水が出やすいため、お弁当用のおかずカップなどの容器に入れて冷凍するようにしましょう。

人気の高い「ピーマンの肉詰め」も、焼いてから冷凍しておくととても便利です。
しっかり焼いたあとに粗熱を取り、1個ずつラップで包んでジッパー付き保存袋に入れれば、自然解凍かレンジで温めるだけでOK。
冷めてもおいしい甘辛味やケチャップ味にしておくと、お弁当にもぴったりです。
加熱調理した冷凍ピーマンの料理はお弁当の保冷剤代わりにもなり、冷凍庫から出してそのままお弁当に入れるだけなので、朝の忙しい時間の味方になってくれるはず!
常温保存のピーマンはどれくらい日持ちする?

市販のピーマンは、高温多湿にならない条件下なら常温でも1週間程度は保存できます。
ただし、ピーマンは意外と早く乾燥しておいしさが失われるため、ひと晩以上常温で放置しておくのはおすすめできません。
「皮にハリがない」「ヘタが乾いている」と感じたら、劣化のサインです。
次の日に食べるとき以外は、冷蔵か冷凍で保存しましょう。
凍ったまま調理できる!冷凍ピーマンで作るレシピ
冷凍したピーマンは味が染み込みやすいという特性を活かし、煮物や和え物、炒め物に活用しましょう。
冷凍ピーマンは、細胞が壊れてドリップが出やすいため、解凍せずに凍ったまま調理するのがおいしく仕上げる最大のコツ。
ここからは、冷凍ピーマンを使ったレシピを3つご紹介します。
冷凍ピーマンの出汁醤油漬け

材料(2人分)
冷凍ピーマン(4つ割り)…10カット
酒…大さじ2
みりん…大さじ2分の1
しょうゆ…大さじ1
鰹節…2g
おろしショウガ…小さじ2分の1
作り方
1. 耐熱性の器に酒、みりん、しょうゆを入れ、600Wの電子レンジで50秒加熱する。
2. 鰹節とおろしショウガを「1」に加えて混ぜ合わせ、凍ったままの冷凍ピーマンと和える。
3. 10分程味をなじませる。
調理のポイント
レンジ加熱で、面倒な後片付けが不要。冷凍したピーマンは、冷凍によって細胞壁が壊れているため、わずか10分で味が奥までしっかり染み込みます。ショウガはお好みで、入れても入れなくても構いません。
朝の忙しいときにもすぐに作れる簡単レシピで、お弁当にも◎。
冷凍ピーマンのベーコン巻きソテー

材料(2人分)
冷凍ピーマン(4つ割り)…8カット
ベーコン…4枚
オリーブオイル…大さじ2分の1
塩…ひとつまみ
コショウ…少々
粉チーズ…大さじ2分の1
作り方
1. 冷凍ピーマン2カットにベーコンを巻き、楊枝でとめる。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、中火で「1」を転がしながら焼き、塩、コショウを振る。
3. 皿に盛り、粉チーズをかける。
調理のポイント
最後に粉チーズをかけることで、旨みがアップします!
冷凍ピーマンとキクラゲの卵炒め

材料(2人分)
冷凍ピーマン(細切り)…40g
乾燥キクラゲ…8個
ニンニク…3分の1片
長ネギ…5cm程度
酒…大さじ2
オイスターソース…小さじ1
鶏がらスープの素…小さじ2分の1
塩…ひとつまみ
コショウ…少々
サラダ油…大さじ2分の1
卵…1個
作り方
1. 乾燥キクラゲをぬるま湯で戻し、大きいものは切っておく。ニンニクは薄切りに、長ネギは斜めの薄切りにする。酒、オイスターソース、鶏がらスープの素、塩、コショウは混ぜ合わせておき、卵は別の器で溶きほぐす。
2. フライパンにニンニクと長ネギ、サラダ油を入れて火にかけ、香りが出てきたら冷凍ピーマンとキクラゲを入れて強火で炒める。
3. 調味料を加えて炒め合わせ、全体に味がなじんだら、溶き卵を加えて大きく混ぜるように炒め合わせる。
調理のポイント
冷凍庫に余っている豚肉や鶏肉をいっしょに炒めると、一気にボリュームアップ!
冷凍ピーマンを凍ったまま強火でサッと炒めれば、余計なドリップが出るのを防ぎつつ、調味料もしっかり馴染みます。
なお、ピーマンは縦方向に繊維が入っているので、繊維に逆らわないよう縦切りにすると苦味成分の排出を抑えられます。パリッとした食感と旨みは残るので、縦切りにすれば苦手な方も意外と食べられますよ。
ピーマン嫌いのお子さんに悩んでいる親御さんは、ぜひ切り方を工夫してみてください。
冷凍したピーマンを自然解凍すると、水分が出て食感が悪くなる(ベチャベチャになる)ことがあります。
これは、冷凍時にピーマン内の水分が氷の結晶となり、鋭利な結晶が細胞壁を破壊してしまうから。
これを防ぐには、冷凍ピーマンは解凍せず「凍ったまま加熱調理」するのが鉄則。
高温で一気に調理すれば、水分が出る前に火が通り、おいしさをギュッと閉じ込められます。

ピーマンの作り置きレシピ――副菜にも活用できる簡単・時短レシピ
すぐに食べないピーマンは、冷凍で長持ち&時短調理

いつも安定した価格で手に入り、冷めてもおいしく食べられるピーマンは、副菜づくりにもお弁当づくりにも便利な食材です。
ピーマンの保存は、すぐに使うなら「冷蔵」、長持ち&時短なら「冷凍」と使い分けるのがベスト。
特に、冷凍によって細胞をあえて壊すことで苦味が抑えられます。トライアルの青果売り場で鮮度の良いピーマンを見つけたら、ぜひ今回紹介した保存方法を試してみてくださいね。

野菜・果物など毎日食べたいトライアルの青果、鮮度と味へのこだわり