オクラは冷凍すれば長期保存可能!最適な方法を紹介
おひたしや和え物のほか、料理の彩りとして、薬味としてなど、いろいろな料理に使えるオクラ。
冷蔵庫にあると便利ですが、日持ちしにくいのが難点です。
傷みやすいオクラを長期保存するには、冷凍保存がおすすめ!
今回は、オクラを適切に冷凍保存する方法と冷凍したオクラを使ったレシピを、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルでの販売価格
オクラ(1袋)…99円(税込)
※2024年6月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
オクラの保存は冷蔵と冷凍、どちらがいい?
オクラは収穫から2~3日すると、しなびたり、黒ずみが出てきたりします。
乾燥に弱いため、冷蔵庫で保存する場合はネットなどに入った状態のままではなく、乾燥しないように食品保存用ポリ袋などに入れて野菜室で保存し、なるべく早く食べるようにしましょう。
ですが、スーパーの店頭に並ぶ時点で、収穫してから数日経っていることもあります。
そのため、買ってきてすぐ食べない場合は、冷凍保存するのがおすすめです。
オクラの適切な冷凍方法
オクラは生のままでも、茹でてからでも冷凍保存することができます。
どちらの場合も保存期間は約1ヵ月と、冷蔵保存よりはるかに日持ちします。
それぞれの保存の仕方は次のとおりです。
生のまま冷凍する方法
まずは、オクラを加熱せず、生のまま冷凍する場合の冷凍方法を紹介します。
オクラを生のまま冷凍する手順
1. オクラの下処理をする。
2. 幅1mm程度の輪切りにする。
3. ジッパー付き保存袋に入れて平らにし、冷凍庫で保存する。
オクラの下処理は、次の記事にある「基本の下処理方法」を参照してください。
オクラの最適な茹で方&茹で時間をプロが解説!レンジでも◎な方法も
新鮮なオクラは生のままでも食べられますが、冷凍したオクラを解凍して生で食べるのは、解凍時に水分が出て筋っぽい食感になるためおすすめしません。
凍ったままスープに入れたり、電子レンジで解凍したものをオムレツの具材にしたり、加熱料理に使うといいですよ。
茹でてから冷凍する方法
続いて、オクラを下茹でしてから冷凍する方法です。
オクラを茹でてから冷凍する手順
1. オクラの下処理をする。
2. 沸騰した湯に下処理済みのオクラを入れ、45秒程度硬めに茹でたら、冷水で粗熱を取る。
3. オクラを調理しやすい大きさで冷凍保存する。
・丸のままor半分にカットして冷凍する場合…オクラの水気を切り、ジッパー付き保存袋に重ならないように入れて冷凍庫で保存。
・刻んでから冷凍する場合…2mm幅(ちょっと厚め)の輪切りにし、ジッパー付き保存袋に入れて平らにして冷凍庫で保存する。
冷凍する際は、硬めに茹でるのが解凍後の食感を損なわないポイント。
また、下処理の段階で塩もみをしていないときは、お湯に塩をひとつまみ入れてください。
時々、上下を返しながら茹でましょう。
茹でてから冷凍したオクラは、凍ったまま加熱調理に使うのはもちろん、自然解凍してそのままおひたしにするのもおすすめ。
使い勝手や食べやすさを考えると、生のままより茹でてから冷凍するほうがいいと思います。
冷凍オクラを使った絶品レシピ
ここからは、冷凍したオクラを使って手軽に作れる一品を、風間さんに教えていただきます。
オクラとわかめの中華スープ
材料(2人分)
冷凍オクラ(刻んだもの)…60g
わかめ(戻したもの)…20g
長ねぎ…3cm
生姜(薄切り)…3枚
ごま油…小さじ2
[A]
水…400ml
酒…大さじ1
鶏がらスープの素…小さじ1
醤油…小さじ2分の1
塩…小さじ2分の1
コショウ…少々
作り方
1. 戻したわかめは食べやすい大きさに切る。長ねぎは小口切りにし、生姜は細切りにする。
2. 鍋に生姜とごま油を入れて火にかけ、香りが出てきたら[A]の材料と長ねぎを加える。
3. 沸騰したら冷凍オクラとわかめを加える。
山芋とオクラのぶっかけそば
材料(2人分)
山芋…120g
冷凍オクラ(刻んだもの)…80g
ミョウガ…1本
蕎麦…2人分
麺つゆ(3倍希釈)…大さじ3
水…150ml
刻み海苔…適量
作り方
1. 冷凍した刻みオクラを耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで10~20秒程加熱して解凍する。
2. 山芋は皮をむいて1cm程度の輪切りにしたものをビニール袋に入れ、麺棒やビンの底などでたたいてつぶす。ミョウガは細切りにする。
3. そばを規定の時間どおりに茹で、氷水で冷やしてしっかりと水気を切る。
4. 器に蕎麦を盛り、オクラと山芋、ミョウガを盛り付け、水150mlで希釈した麺つゆをかけたら刻み海苔を添える。
オクラの即席醤油漬け
材料(作りやすい分量)
冷凍オクラ(丸のまま)…8本
醤油…大さじ1
かつお節…2g
作り方
1. ビニール袋などにすべての材料を入れて混ぜ合わせる。
2. 空気を抜いて密閉し、20分程なじませたら完成。
オクラ入りだし巻き卵
材料(1本分)
冷凍オクラ(刻んだもの)…50g
卵(Mサイズ)…2個
だし汁…大さじ2
醤油…小さじ1
砂糖…小さじ1
塩…ひとつまみ
サラダ油…小さじ2
作り方
1. オクラを耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで120秒程加熱して解凍する。
2. 卵を溶きほぐし、だし汁、醤油、砂糖、塩を入れてよく混ぜ、「1」を入れてさらに混ぜ合わせる。
3. 卵焼き用のフライパンに、サラダ油を小さじ1加えて温め、油が温まったら中火にし、卵液3分の1を流し入れ、手早くフライパンの奥側に寄せて火を弱める。
4. 再びフライパンに油を小さじ2分の1入れ、火を強めて残りの卵液の2分の1を流し入れる。卵焼きの下にも卵液を流し込む。
5. 火を弱め、奥からゆっくりと手前に向かって卵を巻きつける。
6. 残りの卵液で「4」と「5」の工程をもう1回繰り返す。
7. 焼き上がった卵焼きをオーブンシートやアルミホイルで包んで形を整え、粗熱が取れたらお好みの大きさに切る。
オクラをリーズナブルに手に入れるならトライアルで!
納豆に入れたり、冷奴に添えたり…刻みオクラの場合は特に、少量だけ欲しいことは多いもの。
そんなときに冷凍オクラがあると、サッと手軽に使えて便利なため、風間さんも常備しているそうです。
トライアルでは、新鮮なオクラがいつでもお手頃価格でそろっています。
冷凍することで鮮度を落とさず長持ちさせることができるので、旬のうちにまとめて購入して保存しておくのもおすすめですよ!
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