オクラの最適な茹で方&茹で時間をプロが解説!レンジでも◎な方法も
6~8月に旬を迎えるオクラ。さっと茹でるだけで食べられる手軽さも魅力ですが、「さっと茹でる」の感覚を間違えると、せっかくのおいしさが半減することも…。
そこで今回は、「さっと茹でる」とはどれくらいなのか、最適なオクラの茹で時間を料理家の風間章子さんに教えていただきました。基本の茹で方とレンジでの加熱方法と併せて、参考にしてみてください。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
Twitter:@ACCO_kzm
オクラの栄養パワーとは?生と茹での違いやヘルシーな簡単レシピも
トライアルの販売価格
オクラ(1袋)…99円(税込)
※2023年7月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
食感をより良くするオクラの下処理の方法
オクラを茹でて食べる場合、下処理は必ずしも必要ではありませんが、食感をより良くするなら下処理をしたほういいでしょう。
そのまま食べると、ガクやヘタ、産毛が口の中に残っておいしく食べられません。
ただし、サラダなどで生のままのオクラを食べるときは、下処理は必須。
ここからは、オクラの下処理の方法をご紹介します。
基本の下処理方法
1. オクラは軽く水洗いし、まな板の上に置いて適量の塩を振ります。
手のひらで軽く押さえながら前後に動かすと、産毛が取れて表面が滑らかに。
2. ガクまで達しない程度に、先端部分だけを切り落としましょう。
ヘタは深く落としすぎると切り口から水が入り、茹で上がりが水っぽくなるため注意が必要です。
3. 最後に、包丁でガクの固い部分を巻き取ります。
生のオクラの歯応えや青くささが気になるようなら、茹でて食べましょう。
産毛取りのために塩もみをすることで、鮮やかな緑色を逃さない色止めの効果もありますよ!
オクラのシャキシャキした食感を楽しみたいなら、茹で時間は1分!
下処理をしたら、いよいよオクラを茹でましょう。オクラの最適な茹で時間は「1分」。
特に、鮮度が良いオクラの茹ですぎは、味も食感も失われるため厳禁です。
茹で時間
1分
お湯で茹でる方法
1. 下処理済みのオクラを茹でます。
下処理の段階で塩もみをしていないときは、塩をひとつまみ入れると甘みや風味、色が引き立ちます。
時々上下を返しながら1分茹でましょう。
2. 茹で上がったオクラを一度ざるに上げ、氷水に入れて粗熱を取ります。
氷水で急速に冷やすことで、オクラの色と食感が逃げるのを防ぎます。
簡単!オクラを電子レンジで加熱するなら40秒でOK
電子レンジ加熱は、暑さでできるだけ火を使いたくない夏の調理に最適です。
オクラを少量だけ使いたいときは、電子レンジで加熱する方法を試してみましょう。
電子レンジの場合、加熱時間は3本で40秒が目安です。
電子レンジの加熱時間
40秒(3本の場合)
電子レンジで加熱する方法
1. オクラの下処理を済ませ、ふんわりとラップをかけます。
2. オクラを電子レンジに入れ、600Wで40秒加熱します。
1回でムラなく加熱できるのは、だいたいオクラ3本まで。
それ以上になるようなら2回に分けて加熱するか、鍋で茹でたほうがおいしく仕上がりますね。
茹でた後のオクラは冷凍保存もできる!
オクラは乾燥しやすく、冷蔵での長期保存には向いていません。
ヘタの下あたりが黒ずんでいたり、全体的に乾燥してしなびてきたりしたら、鮮度が落ちているサインです。
購入したらできるだけ早く食べきるか、冷凍して保存期間を延ばしましょう。
冷凍庫で1ヵ月程度保存可能です。
冷凍する場合、生のまま冷凍すると食感が落ちるため、加熱してからの冷凍保存がおすすめです。
茹でるか、電子レンジ加熱で火を通してから、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍してください。
解凍後、煮物などに使う場合はそのままでも良いですが、細かく切って冷凍しておくと活用範囲が広がります。
輪切りのオクラは、そのままスープや納豆に入れることもできます。
山形の郷土料理の「だし」(ナス、キュウリ、大葉、ミョウガなどといっしょに白だしであえたもの)にすると、暑い夏のご飯のお供になりますよ!
オクラは冷凍すれば長期保存可能!最適な方法を紹介
トライアルで旬のオクラを買ったら、まとめて茹でて冷凍を!
オクラの最適な茹で時間は、お湯なら1分、電子レンジなら40秒です。加熱時間を守って、オクラの食感と粘り、風味を存分に味わいましょう。
鮮度が落ちないうちに冷凍しておけば、料理に彩りが欲しいときや、ネバネバ食材のパワーをプラスしたいときに便利です。トライアルで鮮度の良いオクラを手に入れて、上手に活用してくださいね!
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