トライアルで4人分の食材10種類を1,500円で調達!食材使い切り夏バテ対策レシピ
家族には、なるべく新鮮で栄養価の高い物をたくさん食べさせたい。そう考えながらスーパーの店内を歩いていると、いつの間にか買い物カゴがいっぱいに…。毎月食費がかさんでしまうのを、何とかしたいと考えている人も多いでしょう。
高くつきがちな生鮮食品を手頃な価格で購入でき、家計にやさしい点もトライアルの魅力のひとつです。今回は、予算を1,500円に設定し、家族4人分の食材10種類をトライアルで購入。これらの食材を数日で上手に使いきれて、夏バテにも効果的な副菜レシピ4品を、料理家の風間章子さんに教わりました。
1,500円で10種類の食材を購入できました!
旬の食材をリーズナブルに購入できるトライアル。1,500円で、家族4人分の副菜に使う食材を10種類購入しました。
・枝豆…149円
・トマト(4個入り)…299円
・レンコン…99円
・キュウリ(3本入り)…99円
・ミョウガ(2本入り)…129円
・人参…79円
・オクラ…99円
・ナス(5本入り)…199円
・トウモロコシ…99円
・豚しゃぶしゃぶ肉(200g)…198円
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合計 1,449円
※スーパーセンタートライアル長沼店にて5月中旬に購入
※トライアルの商品はすべて税込表示です
今回作った副菜はこちらの4品
写真右下から時計回りに
・和だしジュレの夏おでん
・枝豆と和野菜のピクルス
・トウモロコシのかき揚げ カレー塩添え
・豚しゃぶの野菜巻き
1 和だしジュレの夏おでん(調理時間15分)
「おでんは冬の食べ物」と思っていませんか?この夏は、和風のジュレを使った冷たい「夏おでん」に挑戦してみましょう。
※調理時間にジュレを固める時間は入りません
材料(4人分)
ミディトマト…4個
オクラ…8本
ナス…2本
ミョウガ…2本
[A]
だし汁 …300ml
酒…大さじ1
塩…小さじ2分の1
醤油…小さじ1
粉ゼラチン…5g
作り方
1. トマトは湯むきする。オクラはヘタを取って1分ほど塩茹でにする。
2. ナスはヘタを切り落としてピーラーで皮をむき、4等分にして耐熱皿に水小さじ1とともに入れる。ラップをして電子レンジで2分加熱する。
3. 鍋にだしの材料[A]を入れて火にかけ、ひと煮立ちしたら火を止めてゼラチンをふり入れる。
4. 保存容器に下処理をした野菜と、熱いだし汁を入れて、粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし固める。
5. 器に野菜を盛り、ジュレを軽くほぐしてのせる。
調理のワンポイントアドバイス
だし汁が熱いうちに野菜をひたすことで、味がしっかりなじみます。冷蔵庫に2〜3時間入れて、ジュレをしっかり冷やし固めると、器に盛ったときに夏らしい涼しげな見た目になりますよ。
夏バテ対策に「旬の野菜」が欠かせない理由
旬の野菜には、その時期の体に必要な栄養素が多く含まれています。今回は、不足しがちなビタミンCやビタミンEのほか、ポリフェノールや食物繊維などが豊富な夏野菜を使用。これらの夏野菜に含まれる水分やカリウムは、ほてった体を内側からクールダウンする役割を果たしてくれます。
また、彩り豊かな夏野菜は食欲をそそるため、夏バテ回復の助けになるでしょう。
2 枝豆と和野菜のピクルス(調理時間20分)
暑くて食欲がないときは、酸っぱい物が食べたくなりますよね。たくさん作って冷蔵庫に常備しておきたい、和風のピクルスをご紹介します。
材料(4人分)
枝豆…100g
レンコン…120g
キュウリ…1本
ミョウガ…1本
人参…2分の1本
ローリエ…1枚
鷹の爪…1本
[A]
白ワインビネガー…100cc(お酢でも代用可)
白ワイン…30cc
砂糖…大さじ1
塩…小さじ2分の1
[あれば]
オールスパイス…6~8粒
クローブ…6~8粒
作り方
1. 枝豆は茹でて、さやから出しておく。レンコンと人参は皮をむき、1.5cmの角切りにする。きゅうりは縦に4等分して角切り、みょうがは縦に4等分に切る
2. 鍋にピクルス液の材料[A]を入れて沸騰したら、レンコンと人参を加えて弱火で5分ほど煮る。
3. ピクルス液が熱いうちに、すべての野菜と混ぜ合わせる。
※火の通りにくい人参を先に入れて、全体的にシャッキリ感を残す。
4. 保存袋や保存容器に入れて冷まし、粗熱がとれたら冷蔵庫で保存する。
5. しっかり冷やして味がなじんだら完成!
調理のワンポイントアドバイス
お酢を使う場合、白ワインビネガーより味がやわらかくなるため、砂糖は控えめにしましょう。冬は酸味が強すぎると胃が疲れてしまうため、砂糖の量を増やすのがおすすめ。季節や体調に合わせて調整できるといいですね。
胃の疲れを感じたら、お酢の力で食欲アップ!
酢には、食欲増進や疲労回復などの効果があるといわれています。酸っぱい物をとることによって、唾液や胃液が分泌され、それが食欲を促して、さらには消化・吸収を助けてくれるのです。
夏は、胃や体の疲れを感じたときのために、「和ピクルス」を常備菜として作って保存しておくといいでしょう。
3 トウモロコシのかき揚げ カレー塩添え(調理時間15分)
甘みの強いトウモロコシは、そのまま食べてもおいしいですが、ひと手間加えることで、また違った食感や味わいが楽しめます。お酒のおつまみにも最適な、トウモロコシのかき揚げに挑戦してみましょう。
材料(4人分)
トウモロコシ…1本
天ぷら粉…100cc
水…大さじ6
揚げ油…少々
[A]
塩…大さじ1
カレー粉…小さじ2
<作り方>
1. トウモロコシはほぐしておく。
※先に縦1列を取り除いてから親指の側面で倒しながらほぐすとスムーズです。包丁で大胆に削ぎ落しても!
2. 水に天ぷら粉を入れて軽く混ぜ合わせ、トウモロコシを和える。
※水と天ぷら粉を混ぜるときは、必ず水を先に入れてください。
3. フライパンに2~3cm程度の油を注ぐ。180℃くらいになったら、トウモロコシをスプーンでひとすくいずつ油へ入れる。時々裏返して、回りがカリッとするくらいに揚げる。
4. カレー粉と塩を混ぜてカレー塩を作る。かき揚げをお皿に盛って、カレー塩を添えれば完成!
調理のワンポイントアドバイス
トウモロコシを揚げるときは、大きめのスプーンですくって、そっと落とすように油に入れましょう。生のトウモロコシが手に入らない時期は、コーンの缶詰を使ってもOKです。
トウモロコシ×スパイスの組み合わせは、夏の疲れを吹き飛ばすのにぴったり!
ビタミンE、B1、B2、カリウムのほか、亜鉛や鉄などのミネラルをバランス良く含むトウモロコシは、夏バテ対策にうってつけの野菜といわれています。高カロリーで腹持ちもいいため、食欲がないときの主食代わりにもおすすめです。
また、複数のスパイスがブレンドされたカレー粉は食欲をそそり、消化を促進する効果なども期待できますよ。
4 豚しゃぶの野菜巻き 梅ソース添え(調理時間20分)
肉と野菜をバランス良くとれて、見栄えもいい豚しゃぶの野菜巻き。梅ソースをかけて、さっぱりと大人な味わいに仕上げます。
材料(4人分)
豚しゃぶしゃぶ肉…200g
オクラ…8本
ミョウガ…2本
キュウリ…1本
大葉…8枚
梅干し(酸味の強いもの)…2粒
ごま油…大さじ1
醤油…小さじ1
作り方
1. 鍋にお湯を沸かし、沸騰したら豚しゃぶしゃぶ肉を茹でる。
2. オクラは茹でて、ヘタとガクを切り落とす。ミョウガとキュウリは千切りにする。
3. オクラ、ミョウガ、キュウリ、大葉を豚肉で巻く。巻き終わったら爪ようじで刺し固定する。
4. 梅は種を取り除き、包丁でたたく。酢とごま油を混ぜ合わせて梅ソースを作る。
5. 豚しゃぶの野菜巻きを器に盛り、梅ソースをかければ完成!
調理のワンポイントアドバイス
豚しゃぶしゃぶ肉は茹でた後、自然に冷ましましょう。早く冷ますために冷水や氷水につけると、脂が固まって、おいしさが半減してしまいます。
梅ソースに使う梅が甘めの場合は、酢を小さじ1入れると味が締まりますよ。
「疲労回復のビタミン」を摂取して暑い夏を乗りきる
「疲労回復のビタミン」と呼ばれるビタミンB1が豊富に含まれており、夏バテ対策に最適といわれている豚肉。そのほかにも、マグネシウムやカリウムなど、暑い季節を乗りきるために欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
今回は梅ソースをかけましたが、「和だしジュレの夏おでん」で作った和だしジュレといっしょに食べても◎。さっぱりとおいしくいただけて、食欲アップにつながります。
トライアルで新鮮な旬食材をまとめ買い!おいしいうちに使い切ろう
トライアルでは、青果バイヤーが厳選した新鮮でおいしい旬の食材を取り揃えています。いつでも変わらずお手頃価格ですので、まとめ買いにもおすすめ!今回は、1,500円で調達できる10種類の食材を使ったレシピをご紹介しました。
しかし、まとめ買いをしたときによくある悩みが、食材を使い切ることできずに余らせてしまうこと。そこで、ここでご紹介した4つの料理をレパートリーに加えて、食材をおいしいうちに使いきるようにしましょう。夏バテ対策のためにも、野菜をたっぷり食べてくださいね!
監修者プロフィール
風間 章子
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。 料理家 風間章子 | FORM☆AGGIO