
長ネギの保存方法は?冷蔵・冷凍・常温で日持ちさせる方法を解説
鍋料理や炒め物の具材、麺類などの薬味として、幅広く活躍する長ネギ。
スーパーの店頭には1年中並んでいますが、寒さが厳しい今の時期は、やわらかくて甘い長ネギが出回ります。
だからこそ、正しく保存して、旬の長ネギのおいしさを長く楽しみたいもの。
今回は、フードコーディネーターで管理栄養士の清水加奈子さんに、長ネギを長持ちさせる保存方法と、おいしい長ネギの見分け方を教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
長ネギ(1本)…199円(税込)
※2024年11月 メガセンター八千代店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
長ネギを冷蔵保存する方法

長ネギを冷蔵保存する際は、「乾燥を防ぐ」「立てて保存する」ことを意識しましょう。
長ネギの保存に適した温度は0~5℃と低いため、冷蔵室での保存が理想ですが、立てて保存するのが難しい場合は野菜室でも問題ありません。
保存の目安は2週間程度です。
長ネギを冷蔵保存する手順


1. 長ネギを水でさっと洗い、緑色の部分(葉身部)と白色の部分(葉鞘部)に切り分ける。
2. それぞれを濡らしたキッチンペーパーで包み、ジッパー付き保存袋に入れて封をする。
3. 冷蔵庫に立てた状態で保存する。
緑色の部分を食べない場合は、捨てずにポリ袋などに入れて冷凍しておくと、茹で鶏や豚しゃぶなどで肉を茹でるときの臭み取りとして使えるのでおすすめです。
長ネギを冷凍保存する方法

長ネギは冷凍保存することもできます。
鍋料理や炒め物に使用する場合は、冷蔵保存と同様に緑色の部分(葉身部)と白色の部分(葉鞘部)でカットして冷凍保存するといいでしょう。
長ネギを冷凍保存する手順


1. 長ネギを水でさっと洗い、水気をしっかり拭き取る。
2. 緑色の部分と白色の部分に分けてカットし、ラップでしっかりと包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫で保存する。
長ネギは冷凍してもカチカチに凍ることはなく、少し解凍すれば包丁で簡単にカットできるので、なるべく長さを残して冷凍するのがおすすめ。
また、冷凍後の調理の手間を省くなら、斜め切りにしてジッパー付き保存袋に入れて冷凍するのも◎。
鍋用にカットしたネギが余ってしまった場合も、2、3日のうちに使う予定がないときは同様の方法で冷凍するとよいでしょう。
このほか、小口切りにして冷凍しておくと、そばやうどんの薬味としてサッと使えるので便利です。
長ネギを小口切りにして冷凍保存する手順

1. 長ネギを洗って水気を切り、白色の部分を小口切りにする。
2. キッチンペーパーを敷いた小さめの容器か、1食ずつ小分けにしてラップに包んで、冷凍庫へ。
小さめの容器に入れたものは、途中で軽くほぐすと長ネギ同士がくっつかずにパラパラになるので使いやすいですよ。
冷凍保存した長ネギは2週間程度を目安に食べ切るようにしましょう。
長ネギを常温保存する方法

長ネギは低温を好むため、常温保存ができるのは寒い時期に限ります。
長ネギを常温で保存する際は、乾燥しないように全体を新聞紙などの紙で巻き、さらにポリ袋で覆って、冷暗所に立てて保存しましょう。
ただし、屋外などの0℃以下になる場所での保存は、凍ってしまっておいしさが損なわれるので注意が必要です。
冷凍した長ネギをおいしく調理するポイント

冷凍した長ネギをおいしく調理するポイントは、解凍せずにそのまま加熱調理に使うことです。
冷凍保存することで、香りや辛みなどの風味はやや落ちてしまいますが、冷凍したことで細胞が壊れてとろとろとした食感になり、甘みが引き立ちます。
冷凍した長ネギは、スープや煮物、炒め物などの料理に向いています。
このほか、小口切りやみじん切りにして、麺類や納豆に加えて薬味にしたり、ごま油と酢と合わせた「ネギだれ」や醤油と合わせた「ネギ醬油だれ」にしたりするのもおすすめです。
おいしい長ネギの見分け方

寒さが増す今の時期は、おいしい長ネギが手に入るチャンスです。
おいしい長ネギを見分けるには、次の3点に注目してください。
白色の部分にツヤやハリがあり、巻きがしっかりしている
白色の部分(葉鞘部)の表面にツヤやハリがありみずみずしく、しっかりと巻かれているものは鮮度がいい証拠。
巻きが弱く表面がフカフカしているもの、傷がついて割れているものは鮮度が落ちているおそれがあります。
緑色の部分と白色の部分のコントラストがはっきりしている
光に弱い長ネギは、土の中や光が当たらない部分は白く、光が当たる部分は緑色に変化します。
生産者は長ネギの成長に合わせて、少しずつ土寄せをして、白色の部分を長く育てます。
こうして手間ひまをかけて育てられた長ネギは、白色の部分と緑色の部分(葉身部)の境目がはっきりしているのが特徴。
風味も豊かでおいしいとされています。
先端が枯れていない
長ネギは乾燥が進み、鮮度が落ちてくると、先端から枯れていきます。
そのため、緑色の部分が黄色く枯れていないものを選ぶようにしましょう。
また、根が茶色くなっていたり、長く伸びたりしているものは、収穫から時間が経っている可能性大。
栄養が根に取られて味が落ちている場合もあるので、避けるようにしてください。
長ネギの保存方法をマスターして、長持ちさせよう

長ネギは正しい方法で保存すれば、冷蔵でも比較的長持ちします。
一方、冷凍で保存した場合は、薬味などにサッと使えて便利なほか、少しの加熱でとろっとした食感を楽しむことができます。
どちらにもメリットがあるので、用途に合わせて保存方法を変えてみるのもおすすめですよ。
トライアルなら旬を迎えた新鮮な長ネギを、いつでもリーズナブルな価格で購入できます。
ぜひお近くの店舗に足を運んでくださいね。

野菜・果物など毎日食べたいトライアルの青果、鮮度と味へのこだわり