小松菜は冷凍するのがいい?長持ちする適切な保存方法を紹介
癖のない味わいで、おひたしや炒め物、味噌汁など、さまざまな料理で活用される小松菜。
使い勝手がいいのはもちろん、旬時期は特に安価で手に入ることから、冷蔵庫に常備しているご家庭も多いでしょう。
しかし、足の早い葉物野菜ゆえ、調理するタイミングを逃していたら野菜室の中で葉がしおれていた…なんてことも。
そこで今回は、小松菜の適切な保存方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!
風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
小松菜…159円(税込)
※2024年1月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
小松菜の保存にベストな方法は?
小松菜は冷蔵保存でも比較的日持ちする野菜ですが、それでもやはり時間が経つにつれて葉の部分がしおれたり、栄養価が失われたりしていきます。
そのため、鮮度を保って長持ちさせたいなら、冷凍保存がおすすめです。
小松菜を冷凍する場合は、一般的な葉物野菜と同様、「茹でてから冷凍」する方法のほか、アクが少なく、下処理を必要としないため「生のまま冷凍」する方法もあります。
冷凍保存することで鮮度が保たれるのはもちろん、茹でてから保存、生のまま保存のそれぞれに異なるメリットがありますので、用途や目的に合わせて保存法を選ぶのもいいでしょう。
小松菜を「茹でてから」冷凍保存する
まずは小松菜を茹でてから冷凍する方法をご紹介します。
この方法では、小松菜を一度茹でることでかさが減るため、冷凍庫の中でかさばらないのが大きなメリットです。
小松菜を茹でてから保存する手順
1. 小松菜の根元に包丁で十字に切れ込みを入れ、水でよく洗う。根元が細いものは一文字の切れ込みでもOK。
2. 鍋にたっぷりの湯を沸かし、茎の部分をお湯に入れて30秒程茹でる。その後、葉の部分も入れて20秒程茹でる。
3. 冷水にさらす。余熱で火が入らないようにするための工程なので、夏場は氷水にしましょう。
4. 根元を持って取り出し、葉のほうに向かって水気を絞っていく。
5. 根元を切り落とし、食べやすい長さ(3〜4cm)に切る。見た目のバランスをとるためにも、葉の部分を切るときは茎より-1cm幅にするとベター。
6. 葉の部分を広げるようにほぐして茎の部分と混ぜたら、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
保存期間の目安は2〜3週間。
保存袋いっぱいに入れるとまとまって凍ってしまい、使いにくくなるため、程良く空気を残して封をするようにしてください。
食べるときは、凍ったまま加熱調理に使うのでも、自然解凍でもOK。
野菜は冷凍すると食感が悪くなりがちですが、小松菜の場合は解凍後の食感がそこまで損なわれることはありません。
冷蔵庫または常温で自然解凍して、出てきた水分を絞った上で、おひたしにしてもおいしく食べられますよ。
小松菜を「生のまま」冷凍保存する
続いて、小松菜を生のまま冷凍する方法をご紹介します。
こちらは小松菜を洗って切るだけなので、茹でる手間がなくて楽です。
小松菜を生のまま保存する手順
1. 小松菜の根元を切り落とし、食べやすい長さ(3〜4cm)に切る。
2. ボウルにたっぷりの水を張って小松菜を洗い、ザルに上げる。長い時間水に浸けると栄養分が流れ出てしまうので注意。
3. 小松菜の水分をしっかり切る。サラダスピナー、もしくはキッチンペーパーで水気を拭き取っても◎。
4. ジッパー付き保存袋に小松菜を入れて封をし、冷凍庫へ。
保存期間の目安は2〜3週間。
生のまま冷凍した小松菜は、凍っても葉や茎がくっつきにくく、パラパラとしています。
使いたい量をサッと取り出せて、調理の際に手間がかからないのが魅力ですね。
ただ、生のまま冷凍する際に注意してほしいのが、茹でてから冷凍したものに比べると食感が損なわれてしまう点。
さらに、葉が崩れやすく、自然解凍には向いていないため、必ず凍った状態のまま加熱調理してください。
スープや味噌汁といった汁物に入れると、食感も気にならずに食べられておすすめです。
冷蔵保存するときの注意点は?
小松菜は比較的日持ちする野菜と書きましたが、それも適切な状態で保存すればこそ。
冷蔵する場合の正しい保存方法も見ていきましょう。
小松菜を冷蔵保存するときのポイントとなるのが、葉をしなびさせないようにすること。
そのためには、適度に水分がある状態を保つのが重要です。
小松菜の冷蔵方法
1. 小松菜を水洗いして水気を軽く切る。
2. 葉の部分を水で濡らしたキッチンペーパーで包み、食品保存用ポリ袋に入れる。1枚で入りきらない場合は、2枚で上下から挟み込むようにしてもOK。
冷蔵庫では野菜室で、さらに可能であれば立てた状態で保存すると、1週間程日持ちします。
保存中に小松菜が乾いているのに気づいたら、水で濡らしたり、濡らしたキッチンペーパーを新しいものに取り替えたりして、乾燥を防ぐようにしましょう。
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すぐに使い切れない場合は冷凍保存をして、無駄なく使い切るようにしてくださいね。
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