ジャガイモの保存方法は常温?冷蔵?長持ちさせるコツも解説
日持ちする野菜の代表格であるジャガイモ。
栄養豊富で使い勝手が良いこともあり、常備しておきたい野菜のひとつですよね。
ジャガイモは常温保存が基本ですが、室温によっては野菜室での保存や冷凍保存が適していることも。
今回は、ジャガイモのおいしさをより長くキープするための保存方法と、目安となる保存期間、冷凍ジャガイモを使ったレシピなどについて、フードコーディネーターで管理栄養士の清水加奈子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
ジャガイモ(1個)…本体価格98円(税込105円)
※2026年1月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。

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ジャガイモを長期保存するコツ

ジャガイモは基本的に常温保存が可能ですが、環境によっては傷みやすくなることも。
ここでは、保存に失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。
高温や直射日光はNG。常温で保存する
ジャガイモは、原則として常温で長期保存ができます。
ジャガイモは15~21℃程度の涼しい気温を好み、30℃を超えるような高温環境では、変色や発芽が進みやすく、ソラニン・チャコニンといった有毒成分が増加することも。
光の当たる場所や湿度の高い場所は避け、冷暗所で保存してください。
夏場や旅行時は野菜室で保存する
暑い時期や不在時など、室温が高くなりそうなときは、冷蔵庫の「野菜室」での保存がおすすめ。
ただし、冷やしすぎにも注意が必要です。
ジャガイモを低温で保存すると低温障害を引き起こし、中身が黒や褐色に変色し乾燥が進みます。
また、0℃近くになると寒さに備えてでんぷんがブドウ糖に変わり、旨みも落ちてしまうため、注意しましょう。
生のまま冷凍はNG。加熱してから冷凍する
ジャガイモは水分が多いため、生のまま冷凍するとスカスカした食感になってしまいます。
冷凍する場合は、「茹でる」「マッシュにする」といった下処理をしてから保存しましょう。

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ジャガイモを常温で保存する方法
丸ごとのジャガイモは冷暗所で常温保存しましょう。
適切に保存すれば、常温で2~3ヵ月は持ちます。


ジャガイモは、風通しの良い冷暗所に置き、常温で保存するのが基本です。
冷気や光からジャガイモを守るため、新聞紙で包むか、紙袋に入れて保存しましょう。
弱い光でも、長時間当たっていると毒素が増える可能性もあるので注意してください。
ジャガイモは乾燥にも水分にも弱いので、湿度を適切にコントロールできる新聞紙や紙袋で保護するのがおすすめです。
なお、一度切ったジャガイモは傷みやすいため、常温保存には不向きです。
ジャガイモを冷蔵で保存する方法
冷蔵保存では、冷えすぎによる風味の劣化を防ぐため、野菜室を使うのがポイントです。
丸ごとのジャガイモと使いかけのジャガイモでは、それぞれ適した保存方法が異なります。
丸ごとのジャガイモを保存する場合


ジャガイモは20℃以上の室温で保存すると腐敗が早まりますが、保存温度が低すぎると糖分が増え、その状態のジャガイモを高温調理すると有害物質のアクリルアミドが発生しやすくなります。
冷蔵庫で保存する場合、2~3個ずつキッチンペーパーで包み、ジッパー付き保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。
その際は、くれぐれも冷蔵室で保存しないよう注意してください。
野菜室は冷蔵室より温度が少し高く、ジャガイモの保存に適しています。
保存期間は常温より短く、だいたい1ヵ月程を目安に保存してください。
使いかけのジャガイモを保存する場合
カットしたジャガイモは冷蔵保存が基本です。
切り口が変色しないよう、しっかりと下処理をしてから保存しましょう。
使いかけのジャガイモの保存方法
- カットしたジャガイモを5分程水にさらす
- 水気をしっかりふき取り、切り口をラップできっちり巻く
- ジッパー付き保存袋に入れ、野菜室で保存する
使いかけのジャガイモは、2~3日以内を目安に早めに使い切るのがおすすめです。
ジャガイモを冷凍で保存する方法

ジャガイモは水分が多く、生のまま冷凍するとパサつきや食感の変化が起きやすいため、冷凍にはあまり向かない食材とされています。
ただし、あらかじめ加熱しておくことで、冷凍保存してもおいしく使えるようになります。
ここでは、おすすめの下準備方法を見ていきましょう。
マッシュして冷凍保存する
どんな形でも使いやすく、解凍後のアレンジも自在なのが「マッシュポテト」です。

ジャガイモを電子レンジか、茹で・蒸しなどの調理法で加熱し、マッシュ状にします。
小分けにしてラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて平らにして冷凍しましょう。
少し付け合わせがほしいときや、コロッケをつくるときなどに活躍します。
カットして冷凍保存
調理の時短に便利なのが、カットしてからの冷凍保存。


小さめの乱切り、棒状、ポテトフライの形などにカットし、サッと水にくぐらせます。
水気を拭きとったら、ジッパー付き保存袋に重ならないように入れて冷凍しましょう。
生のまま冷凍するときは、なるべく小さくカットするのがポイント。
そのまま味噌汁やスープに入れるなどして調理すれば、食感の違いを気にせずに食べられます。
冷凍した場合は、だいたい2~3週間程で食べきってください。

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冷凍したジャガイモをおいしく食べるおすすめレシピ
冷凍したジャガイモは、そのまま加熱調理すれば手間いらず。
ここでは、下処理済みの冷凍ジャガイモを活用した、簡単でおいしいおすすめレシピを2品ご紹介します。
乱切りジャガイモの甘辛煮

材料(2~3人分)
乱切りの冷凍ジャガイモ…大2個分(250~300g)
油…適量
小ねぎ…適量
[A]
醤油…大さじ2
酒…大さじ2
砂糖…大さじ1
みりん…大さじ1
作り方
1. 冷凍ジャガイモは凍ったまま、多めの油を熱したフライパンで串がスッと通るまで揚げ焼きにし、一度取り出す
2. フライパンの油をふき取り、Aを加えて煮詰める
3. ジャガイモを戻し入れ、タレを絡めながら煮からめる
4. 器に盛り、小ねぎを散らす
冷凍マッシュポテトの簡単スープ

材料(2人分)
冷凍マッシュポテト…100g
玉ねぎ…3分の1個
水…150ml
牛乳…200ml
顆粒コンソメ…小さじ1
バター…10g
塩、こしょう…適量
パセリ(あれば)…少々
作り方
1. 鍋にバターを熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める
2. 冷凍マッシュポテト、コンソメ、水を加えて煮立たせる
3. ポテトが溶けたら牛乳を加え、塩・こしょうで味を調える
4. 器に盛り、パセリを散らす
ジャガイモの保存方法を工夫して、おいしさを長持ちさせよう

ジャガイモは、正しく保存すれば長持ちする野菜です。
しかし、保存方法を間違えると、おいしさや安全性が損なわれるので、正しい方法で保存してください。
ジャガイモは、常温保存で早いうちに食べきることを原則とし、冷蔵庫の野菜室での保存、冷凍保存を状況に応じて活用してくださいね。
トライアルの生鮮売り場では、鮮度の良いおいしいジャガイモを販売しています。
「あと1品ほしい!」というときに助かるジャガイモをお手頃価格で手に入れ、上手に保存しておいしく食べきりましょう。

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