「そうめん」のおいしい茹で方とは?保存方法、麺つゆの選び方も紹介
夏の定番料理といえば、そうめんですよね。喉越しのいいそうめんは、暑さで食欲が落ちる時期に大活躍する食材です。
そうめんをよりおいしく食べる秘訣は、茹で方のポイントを押さえて、ツルツルした食感と喉越しの良さを引き出すこと。コツを覚えれば、いつものそうめんが各段においしく仕上がります。
そこで、そうめんのおいしい茹で方と、余ってしまったときの保存方法、麺つゆの選び方について、料理家の風間章子さんに教わりました。
薬味・ちょい足し具材で「そうめん」のマンネリを解消!おすすめは?
そうめんをおいしく茹でる手順とポイント
まずは、そうめんのおいしい茹で方をご紹介します。茹でる前の準備や茹で時間、水で締める際のポイントについて、順を追って見ていきましょう。
トライアルの販売価格
そうめん各種(1袋)…59~479円
※相場は時期や産地によって変動します。
※2022年6月 スーパーセンター長沼店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
茹で方
1. そうめんの量に合わせてたっぷりお湯を沸かす(目安は1人前あたり1L)。お湯が沸騰するのを待つあいだ、ボウルに氷水を用意する。
2. 麺を均一に茹でられるよう、あらかじめ帯を外しておく。束の上のほうを持ち、パッと手を離して麺を鍋に入れる。こうすることで麺が四方に広がるため、麺同士がくっつかない。
3. 中火にしてパッケージの表示時間どおりに茹で、お湯が対流し始めたら火を止める。
4. そうめんをザルに上げ、流水で洗い粗熱をとる。手が入る程度の温度になったら、全体をもみながら粗熱と余計なでんぷんを落とす。このひと手間によって、口当たりが良くなる。
5. コシを出すために氷水で締める。
茹でているあいだはもちろん、流水で洗ったり氷水につけたりしているあいだも、麺は伸び続けてしまいます。スピーディーに調理することが、そうめんをおいしく茹でる最大のコツといえますね。
そうめんの量「1人分」ってどれくらい?
そうめん1人分は、100g前後です。
そうめんの1束はだいたい50gですから、2束でしっかりめの1人分が茹で上がるイメージです。量を抑えたいときや、おなかに溜まる具材といっしょに食べるときは、もう少し少なめでも◎。
そうめんの種類によっては1束80g、100gの場合もあるので、茹でる前にパッケージ裏面の表示を確認しましょう。
細くてすぐに茹で上がるのがそうめんの魅力のひとつですから、自分にとっての適量がわからない場合は少なめに茹でて、食べてみて足りなければまた茹でるのがおすすめです。
余ったそうめんの保存方法
そうめんが食べきれなかった場合に悩むのが、余った麺の保存の仕方です。茹でる前の乾麺の場合と、茹でた後の場合、それぞれの保存方法について見てみましょう。
乾麺の場合
湿気や直射日光は、虫やカビの発生につながるそうめんの大敵。食べきれなかった分は密閉できるジッパー付き保存袋や保存ケースに入れ、保存は風通しが良く湿度の低い薄暗い場所が最適です。
比較的におい移りしやすい食材なので、においの強い物といっしょにするのも避けてください。
なお、長期保存した物は、湿度で麺が反ったり、変色したりしていないか確かめてから使いましょう。
茹でた麺の場合
茹でた麺を保存する場合は、よく水を切ってから器に入れてしっかりラップをし、冷蔵庫へ。なるべく早いうちにアレンジして食べるのがおすすめです。
比較的量が多いときは炒め物(チャンプルー)やにゅうめんに、少量ならお吸い物の具にしてもおいしいですよ。
食べるのが茹でてから24時間後以降になりそうなら、水気を切ったそうめんを小分けしてラップに包み、密閉できるジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。
ただし、冷凍したそうめんはコシがなくなって食感が落ちるので、茹でた麺はできる限り早く食べきるのが原則です。食べるときはさっと湯通ししてください。
出汁や濃縮度で味わいが変わる麺つゆの選び方
トライアルでは、「カツオ出汁」「昆布出汁」「希釈タイプ」「ストレートタイプ」など、さまざまな種類の麺つゆを扱っていますが、それぞれの違いがよくわからない…という人も多いかもしれません。
続いては、麺つゆの出汁の種類や濃縮度の違いについてご紹介しましょう。
麺つゆの風味を左右する出汁の種類
麺つゆの風味や味わいは、出汁の種類によって変わってきます。カツオ出汁と昆布出汁が一般的ですが、地域によっては「アゴ出汁」が好まれることも。
麺つゆは、そうめんやうどんなど麺類のほか、炒め物や煮物などの調味料としても使えます。用途によって使い分けるためにも、それぞれの出汁の特徴を知っておきたいところです。
カツオ出汁
一般的に関東以北で好んで使用されるのが、味も色も濃く、香りも豊かなカツオ出汁の麺つゆです。動物性のイノシン酸が旨味の主成分で、ネギなどの薬味にも良く合います。そうめんやそばなど麺類のほか、すまし汁や茶わん蒸しなど薄味の和食にも◎。
追いがつおつゆ 2倍濃縮(ミツカン)のトライアルでの販売価格
内容量 | 価格(税込) |
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500ml | 189円 |
1,000ml | 269円 |
※販売価格は時期や地域によって変動します。
※2022年6月 スーパーセンター長沼店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
麺つゆ 2倍濃縮(ヤマキ)のトライアルでの販売価格
内容量 | 価格(税込) |
---|---|
500ml | 159円 |
1,000ml | 299円 |
※販売価格は時期や地域によって変動します。
※2022年6月 スーパーセンター長沼店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
昆布出汁
一般的に関西で好んで使用されるのが、淡口醤油との相性が良い昆布出汁の麺つゆです。植物性の旨味成分であるグルタミン酸が豊富に含まれていて、うどんに良く合います。汁物のほか、肉や魚などの煮物料理に使ってもいいでしょう。
ヤマサ昆布つゆ(ヤマサ醤油)のトライアルでの販売価格
内容量 | 価格(税込) |
---|---|
500ml | 189円 |
1,000ml | 249円 |
※販売価格は時期や地域によって変動します。
※2022年6月 スーパーセンター長沼店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
アゴ出汁
アゴ出汁とは、トビウオから取った出汁のこと。東北から中国地方にかけての日本海側の地域や、九州地方で好んで使用されます。上品な香りと深いコクが特徴で、ラーメンやうどんの出汁としてもよく使われます。
「焙焼あごだしつゆ」(マルトモ)のトライアルでの販売価格
内容量 | 価格(税込) |
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500ml | 399円 |
※販売価格は時期や地域によって変動します。
※2022年6月 スーパーセンター長沼店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
最近では、これらの出汁のほか、「シイタケ出汁」や「牛の出汁」「鶏の出汁」を使った麺つゆも登場。いつもの麺つゆに飽きたら、出汁の種類を変えてみるのもいいかもしれません。
希釈タイプとストレートタイプ
麺つゆは、大きく「希釈タイプ」と「ストレートタイプ」の2種類に分けられます。それぞれの特徴を見ていきましょう。
希釈タイプ
希釈タイプは、自分の好みに合わせて味を調整できる点が魅力。「2倍濃縮」「3倍濃縮」の2種類に分けられ、それぞれ水と1:1、あるいは2:1の比率になるように薄めて使用します。
薄める水の分量が多いほど出汁の旨味も薄れてしまいますので、出汁の旨味を楽しみたいなら、3倍濃縮より2倍濃縮を選んだほうがいいでしょう。料理にも使うことができるオールマイティな調味料で、開封後1ヵ月程日持ちする商品が多いです。
ストレートタイプ
ストレートタイプは、そうめんやうどんなど、麺類に特化した麺つゆです。希釈タイプに比べて塩分濃度が低く、やわらかい味わいが特徴。水で薄めて調整する必要がないため、時短したいときに便利です。開封後の日持ちが冷蔵庫保存で2~3日と短いため、家族皆でそうめんを食べるなど、使いきれるときに使用しましょう。
トライアルは、そうめんや麺つゆの種類が豊富&お得!
茹でて水で締めるだけの簡単調理で、すぐにおなかを満たせるそうめん。暑くなり始めたらそうめんを多めに準備し、いつでも食べられるようにストックしておく家庭も多いのではないでしょうか。
そうめんは長期保存ができる商品ですが、おいしく食べるには適切な保存方法をとるようにしましょう。湿気やにおい、直射日光に注意して、できるだけ新鮮なうちに食べきってください。
また、トライアルでは、さまざまな種類のそうめんや麺つゆを、いつもお手頃価格で取り揃えています。ぜひ、この夏のストックをトライアルでお買い求めください。
監修者プロフィール
風間 章子
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修行した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。 料理家 風間章子 | FORM☆AGGIO