
【鶏胸肉の茹で方】しっとり仕上げる方法や保存方法を紹介
高タンパク、低カロリーでヘルシーな鶏胸肉は、リーズナブルな価格で購入できることもあり、人気の食材です。
しかし、茹で方によっては、パサついてしまったりジューシーさがなくなったりして、おいしく食べられないと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、鶏胸肉をしっとりジューシーに茹でる方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
茹でたてのようなしっとり感を保ったまま保存する方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルでの販売価格
国産若鶏ムネ肉(100g)…59円(税込)
※2024年10月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
しっとり仕上げる!鶏胸肉の茹で方
鶏胸肉をしっとりと茹でるためには、茹で時間に気を配ることがポイントです。
鶏胸肉の茹で方について、順を追って見ていきましょう。
材料(作りやすい分量)
鶏胸肉…1枚(300g)
長ネギ…青い部分を1本分
生姜…皮付きの薄切り5~6枚
塩…小さじ1
酒…大さじ3
水…肉がかぶる程度

1. 鶏胸肉を常温に戻し、フォークで穴をあける
まずは、常温に戻した鶏胸肉に、フォークで何ヵ所か穴をあけます。
穴をあけるのは火の通りを良くするため。
裏と表の両面に行い、肉が厚いところは多めに穴をあけましょう。

2. すべての食材を鍋に入れ、茹でる
鍋にすべての材料を入れて蓋をし、火をつけます。

沸騰したら鶏胸肉を裏返してすぐに火を弱め、5分加熱しましょう。
火加減は、お湯の表面がフツフツする程度に。
なお、鶏胸肉を裏返すときに灰汁が出ていた場合は、取り除いてください。

鶏胸肉を茹でるときは、蒸気穴のない鍋の蓋がおすすめです。
蒸気穴がない蓋は、密閉性が増すため熱が逃げにくくなり、沸騰するまでの時間を短縮できます。
3. 余熱で火を通す
弱火で5分加熱したら火を止めて、余熱で10分程火を通します。
すぐに食べない場合は、冷めるまで置いておいてもOK。
熱が逃げたり乾燥したりしないように、蓋は外さないようにしましょう。

茹でた鶏胸肉は、割いてから柚子胡椒、マヨネーズ、すりごま、白だしで和え、仕上げに温泉卵をのせて食べるとおいしいですよ。
薄切りにしてドレッシングをかけたり、タルタルソースを添えたりするだけでも、メインディッシュになります。
鶏胸肉がパサついてしまう原因は?

鶏胸肉を茹でたときに身がパサパサと固くなってしまう原因は、加熱の仕方にあります。
長い時間茹でたり、お湯を沸騰させた状態で茹で続けたりするのはNG。
今回、ご紹介した茹で方のように、ある程度茹でた後は、余熱でゆっくり火を通していくことがジューシーに仕上げるコツです。
また、茹でるときの水が少なすぎると均一に火が通らなかったり、水から出ている部分が乾燥してしまったりするため、鶏胸肉が水にしっかり浸かるくらいの量で茹でましょう。
茹でた鶏胸肉の保存方法
茹でた鶏胸肉はアレンジもしやすく、さまざまな料理で活躍します。
しかし、保存方法を間違えてしまうとしっとりと茹でた鶏胸肉が台無しに…。
茹でたてのおいしさをできるだけ保つための、鶏胸肉の保存方法を見ていきましょう。
茹で汁ごと保存容器に入れる
冷蔵保存期間の目安:3日
茹でた鶏胸肉を丸ごと保存するときは、深めの保存容器に鶏胸肉がしっかり浸かる程度の茹で汁を入れて、冷蔵庫で保存します。
保存容器ではなく、ジッパー付き保存袋でもOKです。

細かく割いてから保存する
冷蔵保存期間の目安:3日
冷凍保存期間の目安:2ヵ月
鶏胸肉を料理に使う際の手間を省きたいときは、細かく割いてから保存する方法がおすすめ。
この場合、冷蔵保存と冷凍保存が可能です。
粗熱をとった鶏胸肉を繊維に沿って細かく割き、茹で汁をしっかり絡ませてからジッパー付き保存袋に入れて保存しましょう。


一度火を通した鶏胸肉は、調理をするときに再加熱すると固くなってしまいます。
冷凍保存した鶏胸肉を食べるときは、自然解凍するか、600Wの電子レンジで10秒を目安に、温まらない程度に解凍しましょう。
薄切りにして保存する
冷蔵保存期間の目安:3日
冷凍保存期間の目安:2ヵ月
茹でた鶏胸肉は、薄切りにして保存することもできます。
冷蔵保存にするときは、薄切りにした鶏胸肉をラップの上に置き、スプーン1杯程度の茹で汁をかけてから包み、冷蔵庫に入れます。


冷凍保存するときは、ラップで包んだ鶏胸肉をジッパー付き保存袋に入れてから、冷蔵庫へ入れましょう。

茹で汁が余ったときも、保存容器に入れて冷蔵または冷凍保存するのがおすすめ。
保存期間の目安は、冷蔵保存で3日間、冷凍保存で2ヵ月です。
鶏の旨みがたっぷり含まれているため、スープなどに活用できますよ!
トライアルなら、鶏胸肉がいつでもお手頃価格!

しっとりと茹でた鶏胸肉は、ちょっとしたアレンジでメインディッシュにもなる便利な食材。
茹でてから保存しておけば、毎日の献立の強い味方になるでしょう。
トライアルでは、鮮度と品質にこだわった鶏胸肉をいつでも手頃な価格で販売しています。
今回ご紹介した方法で鶏胸肉をしっとりジューシーに茹でで、よりおいしく味わってくださいね。

トライアルの肉が安くておいしい理由は?鮮度&安心安全へのこだわり