
【唐揚げの作り方】揚げ時間の目安やカリッとやわらかくするコツ
家族で囲む食卓の主菜として、お弁当の具材としても人気が高い鶏の唐揚げ。
最近では専門店や冷凍食品の唐揚げもありますが、自宅で作る揚げ立てのおいしさは格別!
しかし、カリッとジューシーでやわらかい唐揚げに仕上がらないことに、お悩みの人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、失敗しにくい鶏唐揚げの作り方を、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルでの販売価格
若鶏モモ切身(100g)…89円(税込)~
※2024年6月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
コツを押さえれば失敗知らず!鶏唐揚げの揚げ方

鶏唐揚げの作り方の基本は「下味をつけた鶏肉を揚げる」というシンプルなものですが、衣にする粉の調合や揚げ油への入れ方、油の温度調整など、いくつかコツがあります。
材料(2人分)
鶏もも肉(唐揚げ用)…300g
片栗粉…大さじ2
小麦粉…大さじ2
揚げ油…適量
[下味用調味料]
すりおろしショウガ…小さじ2分の1
すりおろしニンニク…小さじ2分の1
醤油…大さじ1
みりん…大さじ1
塩…小さじ4分の1
コショウ…少々
ごま油…小さじ1

1. 鶏肉を下味につける
ビニール袋に鶏肉と下味の材料をすべて入れ、全体を揉みながら混ぜ合わせたら、30分以上漬け込みます。


漬け込む時間はお好みですが、肉っぽさを残したければ短めの時間、中までしっかり味を染み込ませたければ一晩漬け込んでもいいでしょう。
1時間程度であれば常温でもOK。
ただし、1時間以上漬け込む場合や夏場は、冷蔵庫に入れてください。
冷蔵庫で漬け込んでおいた肉は、中心部まで冷えきってしまいます。
揚げるときは、30分くらい前に冷蔵庫から出して常温に戻してから揚げると、中まで火が通っていないなどの失敗を防げますよ。
2. 鶏肉に粉をまぶす
「1」の袋の中に小麦粉と片栗粉を加え、粉っぽさがなくなるまでよく混ぜ合わせます。


小麦粉には肉汁を閉じ込めて、ジューシーに仕上げる効果があります。
片栗粉はカリッとした食感を生むので、小麦粉と片栗粉は両方使うのがおすすめです。
3. 160℃に熱した油で鶏肉を揚げる
鍋に3cm程(鶏肉が3分の2程度かぶるくらい)の油を入れて火にかけ、160℃になったら鶏肉を手で丸めながら油の中に落とします。
鶏肉を手で丸めながら入れることで肉汁が外に流れ出ず、ジューシーに仕上がりますよ。

外側が焦げたり、中まで火が入っていなかったりといった失敗を防ぐために、低温の油からゆっくりと揚げていくのがポイントです。
鍋底に鶏肉がくっつかないように菜箸で転がしながら、弱めの中火で3分程(1個40gくらいの場合。それ以上の大きさの場合は4〜5分)揚げます。

油の温度を測る温度計がない場合、水気を拭き取った菜箸を油の中に入れて、静かに気泡が上がってくる状態が160℃の目安です。

4. 最後に高温でカラッと仕上げる
鶏肉から出てくる気泡が小さくなったら、火を強めて高温で約1分揚げて取り出します。
油から出した瞬間、鶏肉の表面がパチパチと音を立てるのがカリッと揚がった合図です。

続けて揚げる場合は、いったん火を止めて油の温度を下げましょう。
鶏肉を入れて再び火をつけ、弱火から少しずつ火加減を強めてください。
唐揚げを調理するときによくある疑問
唐揚げを作る際によく聞かれる疑問について、風間さんに教えていただきました。
Q. 鶏肉の部位はどこを使うといい?
鶏の唐揚げというと、もも肉が一般的。
鶏もも肉は赤身と脂身のバランスが良く、ジューシーな味わいになります。
このほか、肉の旨味を楽しむのであれば鶏の手羽元やチューリップなどの骨付き肉、カロリーが気になるのであれば鶏むね肉でもおいしくできますよ。
ただし、鶏むね肉は火が通りにくいため、長めに揚げる必要があります。
また、脂が少ないので、食感はパサついてしまいがちに。
そのため、レモンをかけたり、おろしポン酢を添えたりすると食べやすくなるでしょう。

Q. 衣にする粉は小麦粉、片栗粉、米粉、どれを使うのがいい?
小麦粉は肉の旨味を逃さず、ジューシーに仕上げる効果があります。
一方、片栗粉や米粉は、カリッとした食感を出すのに向いています。
好みの仕上がりに合わせてどれかひとつを選ぶのもいいですが、小麦粉だけだと食感が重たく、片栗粉や米粉だけだと衣がはがれやすくなる傾向があります。
そのため、今回のように小麦粉と片栗粉(または米粉)を混ぜることで、肉のジューシーさを損なわずにカリッと仕上げることができるのでおすすめです。
Q. 揚げるときにフライパンを使うのはOK?
少ない油で揚げる場合は、フライパンを使いたい人もいると思います。
ですが、鍋に高さがないと、油がはねて火傷をする危険があったり、コンロ周りが汚れたりするので、フライパンのように底が浅いものは避けたほうがいいでしょう。
また、油が少ないとカラッとした仕上がりにならないため、おすすめしないのが正直なところです。
唐揚げの調理には高さのある小ぶりの鍋を使い、お肉が3分の2程度かぶるくらいの油で揚げると、カリッと食感のいい仕上がりになりますよ。
Q. カリッとさせるには二度揚げするといいってホント?
唐揚げをジューシーでカリッと仕上げるには、低温から揚げ始めて最後に高温で仕上げるといった油の温度調整がポイントになってきます。
油の扱いに慣れていれば、それを一連の流れでできますが、慣れていない場合は二度揚げすると失敗しにくいでしょう。
二度揚げの仕方

1. 160〜170℃の低温の油で3〜4分揚げて、中までしっかり火を通していったん取り出します。
2. 火を強めて高温にした油に再び鶏肉を戻し、1分程揚げて表面の余分な水分を飛ばします。
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今回、風間さんに教えていただいた方法で揚げると、外はカラッと、中はジューシー&やわらかい唐揚げに仕上がりました!
下味漬けは40分程度でしたが、十分味が染みていておいしくできましたよ。
トライアルでは、唐揚げにぴったりの新鮮でおいしい鶏肉を、いつでもお買い得価格で取り揃えています。さらに、大容量パックなら、よりお得に購入することが可能です。
今回ご紹介した揚げ方を参考に、ご自宅でおいしい鶏の唐揚げを召し上がってください!

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