ささみの筋、取らなきゃダメ?フォーク1本で簡単きれいに取るコツ
ささみを使おうとして、あの白い筋の前で手が止まったことはありませんか。結論からいうと、筋は取ったほうが食感は良くなりますが、スープや煮込みなら取らなくても問題ありません。そして取る場合も、包丁で削ぐ必要はありません。フォークの隙間に筋を挟んで引っ張るだけで、驚くほどきれいに取れます。
この記事では、筋を取る理由と取らなくていい料理の見分け方、フォーク1本での取り方、きれいに取る3つのコツ、筋取りしたささみで作る簡単レシピ3選を、料理人の村田先生監修のもと解説します。
この記事を監修してくれた人
村田洋祐(むらたようすけ)
料理人・UN-BE代表
銀座の老舗フレンチレストランを皮切りに青山「ランスYANAGIDATE」本店にて5年間、オーナーシェフに師事。その後スーシェフを経て神田ビストロ「キュルドサック」スーシェフ、スペインレストラン「the ringo」グランドシェフ、西麻布「platetokyo」エグゼクティブシェフを経験。
現在はcatering shop「to-un-be」、「CHEESECAKE epi」を運営している株式会社UN-BEの代表。運営の他に企画、商品開発をメインに「食」に関わる事業を中心に活動。
公式サイト https://unbe.co.jp/
ささみの筋を取る理由|取らないとどうなる?
そもそも、なぜ筋を取るのでしょうか。理由がわかると、「取るべきとき」と「そのままでいいとき」の判断がつくようになります。
筋が残ると食感が悪くなる理由
ささみの白い筋は「腱」と呼ばれる部分で、主にコラーゲンでできています。加熱すると縮む性質があり、身が反り返ってしまいます。
口に入れたときに硬く感じたり、噛み切れずに残ったりするのはこのため。食感を大切にしたい料理では、取っておくのが無難です。
筋を取るべき料理・取らなくてもOKな料理
取ったほうが良いのは、サラダ、フライ、天ぷらなど、そのままの食感を楽しむ料理です。バンバンジーのように、ほぐして食べるものも取っておくと口当たりが良くなります。
反対に、スープや煮込みなど長時間加熱する料理なら、そのままでも大丈夫。じっくり火を通すうちに、筋もやわらかくなります。離乳食に使う場合は、すりつぶしても繊維が残りやすいため、必ず筋を取り除いてください。
ささみの筋の位置と構造
筋は、ささみの裏側(平らなほうの面)に1本通っています。白く細い線状で、端から端までつながっているのが特徴です。
この「1本でつながっている」という構造が大事なポイント。端さえつかめば、あとは一気に引き抜けます。

フォーク1本でできる!ささみの筋の取り方
包丁を使う方法もありますが、一番手軽で失敗しにくいのがフォークを使うやり方です。特別な道具はいりません。
ささみは身が薄く繊維が繊細な部位なので、筋が残ると食感の違いを感じやすくなります。フォークを使えば身を崩さず簡単に筋取りができるので、ひと手間かけるだけで仕上がりがぐっと良くなります。
フォークで挟んで引き抜く方法
手順はシンプルです。
- ささみを裏返し、白い筋を上にしてまな板に置く。
- 筋の太いほうの端を、キッチンペーパーでつまむ。
- フォークの歯の間に筋を通し、まな板に押しつける。
- フォークを固定したまま、筋の端をゆっくり手前に引く。
コツは、フォークを動かさず、引くのは筋のほうだけにすること。ゆっくり引けば、身をほとんど削らずに筋だけがスッと抜けます。



包丁で取る方法を知りたいときは
包丁を使った筋取りの手順は、くらしトライの別記事で写真付きで紹介しています。フォークが手元にないときや、包丁のほうが慣れているという方は、そちらもあわせてご覧ください。

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ささみの筋取りのコツ|きれいに取る裏ワザ
やってみるとうまく抜けなかった、という場合は次の3つを覚えておくと、筋取りがぐっとラクになります。
少し凍らせると取りやすい
買ってきたささみを、冷凍庫に15〜20分だけ入れてみてください。表面が軽く凍って身が締まると、筋との境目がはっきりして引き抜きやすくなります。
筋を取らないまま冷凍してしまった場合は、半解凍のタイミングがちょうど良い状態です。ただし加熱調理に使うときは、完全に解凍してから火を入れてください。
筋の端をしっかりつかむコツ
一番つまずくのが「端が見つからない・つかめない」という場面です。ささみを裏返して、白い線をたどっていくと、太いほうの端が見つかります。
手が滑るときは、キッチンペーパーを使うのが確実。それでもつかみにくい場合は、端の周りに浅く切り込みを入れて、指がかかる部分を作ってあげましょう。

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まとめて取るときの時短テクニック
ささみは、まとめ買いしたときに一気に下処理してしまうのが効率的です。買ってきたその日に全部の筋を取り、1本ずつラップで包んで冷凍しておきます。
使うときは必要な本数だけ取り出せばOK。忙しい日に「筋取りから始める」必要がなくなるだけで、ささみを使うハードルがぐっと下がります。


ささみの簡単レシピ3選
下処理が済んだら、さっそく調理へ。お弁当にもおつまみにも使える3品を紹介します。
なお鶏肉は、中心部が75℃で1分以上になるように加熱するのが目安です。加熱の見きわめ方は「鶏肉の生焼けの見分け方」の記事でもくわしく紹介しています。
ささみは高たんぱく・低脂肪ですが、火を入れすぎるとパサつきやすい部位です。筋を取り、余熱を上手に使って火を入れることで、しっとりやわらかい食感になります。こうしたひと手間が、ささみをおいしく食べる一番のポイントです。
1. ささみの梅しそ巻き
ささみを開いて薄く広げ、大葉と梅肉をのせてくるりと巻きます。あとはフライパンで転がしながら焼くだけ。
梅の酸味でさっぱり食べられ、冷めてもおいしいのでお弁当の定番になります。


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2. サクサクささみフライ
衣の卵にマヨネーズを少し混ぜると、揚がりがサクッと軽くなります。筋を取ってあるので、噛んだときの口当たりもなめらかです。
揚げ時間は片面1分半ほどが目安です。衣がきつね色になったら取り出し、一番厚い部分を切って中心まで白くなっているか確認しましょう。

3. しっとりバンバンジー
鍋に湯を沸かし、沸騰したらささみを入れて火を止めます。蓋をして15分置くだけで、余熱でちょうど良く火が入ります。
粗熱が取れたら手で裂き、きゅうりと合わせてごまだれをかければ完成。ゆですぎないので、パサつきません。


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ささみ料理に役立つ!トライアルのおすすめ
ささみは価格が安定していて、家計にもうれしい食材です。まとめ買いして下処理しておけば、平日の調理がぐっとラクになります。
鮮度管理を徹底した国産鶏ササミ
トライアルの精肉コーナーでは、国産若鶏ササミを取り揃えています。筋取りの練習も兼ねて、まとめ買いして一度に下処理してしまうのがおすすめです。

筋をつかむときに活躍するキッチンペーパー
フォークで筋を引くとき、素手だとどうしても滑ります。厚手で破れにくいキッチンペーパー(キッチンタオル)があると、しっかりつかめて作業がはかどります。

トライアルでの販売価格
国産若鶏ササミ 100gあたり…本体価格98円(税込105円)
キッチンタオル 50カット…本体価格188円(税込206円)
※2026年7月 スーパーセンタートライアル 藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や産地、店舗によって変動します。
まとめ|フォーク1本でささみの筋取りをマスター
最後に、ポイントを整理します。
ささみは可食部が薄いため、筋の存在や火の入れ方がおいしさを大きく左右します。筋取りは少し手間に感じますが、そのひと手間で食感も口当たりも大きく変わります。ぜひ下処理まで含めて、楽しんでみてください。
・筋は「腱」。加熱で縮むため、食感重視の料理では取る
・スープや煮込みなど長時間加熱する料理なら取らなくてもOK
・フォークの歯に筋を挟み、押さえたまま筋だけを引く
・つかみにくいときはキッチンペーパー、または15〜20分の冷凍
・まとめ買い→全部筋取り→1本ずつ冷凍で、平日がラクに
・下処理が済めば、梅しそ巻き・フライ・バンバンジーとレシピの幅も広がる
慣れればあっという間の作業です。次にささみを買ったら、ぜひフォークで試してみてください。
よくある質問(FAQ)
| Q1 ささみとむね肉の違いは? | どちらも低脂肪高たんぱくですが、ささみのほうがさらに脂肪が少なく、形が細長いのが特徴です。むね肉は大きく、料理の幅が広いという違いがあります。 |
| Q2 筋を取ったささみの保存方法は? | 1本ずつラップに包んで保存袋に入れ、冷凍すれば約1ヵ月もちます。使うときは冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。 |
| Q3 ささみの筋は食べても大丈夫? | 食べても健康上の問題はありません。ただし加熱すると硬く縮むため、食感が気になることがあります。 |
| Q4 ささみがパサパサにならない方法は? | 沸騰した湯にささみを入れてすぐ火を止め、蓋をして15分置く「余熱調理」がおすすめです。ゆですぎを防げるので、しっとり仕上がります。 |
| Q5 ささみの筋は犬や猫に与えていい? | 加熱したささみは犬や猫のおやつにも向いていますが、筋はそのままだと消化しにくいことがあるため、取り除いてから与えましょう。味付けはせず、与える量はかかりつけの獣医師に相談してください。 |