【リライト】ステーキの焼き方|スーパーのお肉を初心者でも簡単においしく!
家族で祝う誕生日やクリスマスなどのイベント時に、ごちそうとして食卓に上ることが多いステーキ。
しかし、「おいしい肉は高く、安い肉は味がいまいちな気がする」「焼き加減がわからず、おいしく焼く自信がない」と思っている人も多いのではないでしょうか。
フードコーディネーターの大内佳名子さんによれば、赤身が多いスーパーのステーキ肉も、ちょっとした工夫で劇的においしくなるといいます。
簡単に覚えられる焼き具合の見極め方や、ステーキをお店レベルでおいしく焼くコツを大内さんに教えていただきました。基本的な焼き方なので、手頃なお肉から特別な日のごちそうまで、これひとつで対応できます。
教えてくれたのはこの人!

大内佳名子(おおうち かなこ)
フードコーディネーター/ワインアドバイザー
食に関するイベント企画会社で、ワインセミナーの講師、カフェやレストランのワイン&フードコーディネートを担当した後、フードコーディネーターとして独立。現在はさまざまな企業の商品開発、メニュー開発を手掛ける。
トライアルでの販売価格
豪州産 牛肩ロースステーキ(100g)…本体価格298円(税込321円)
※2026年3月 スーパーセンタートライアル武庫川調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
目次
ステーキ肉の下ごしらえと焼き方のポイント
ステーキ肉を焼くときのコツとして、「焼く前に肉を常温に戻す」「強火で表面を焼いて旨味を逃がさない」とよく聞きます。
ところが、こうした「調理の常識」は、時代とともに少しずつ変わってきていると大内さん。
特に、今回使用する厚さ2cm程度のステーキ肉は、これまでよくいわれていたこととは異なる方法で焼くと、グッとおいしくなるといいます。
調理の際は、次の点を意識しましょう。
肉は常温に戻さない
スーパーで売っている2cm程度の厚さの肉は、すぐ火が通るので常温に戻す必要はありません。冷蔵庫から出してすぐ使いましょう。
肉の中が冷たい状態からじっくり焼くことで、火が早く入りすぎて肉が硬くなる失敗を減らせます。
ただし、3cm以上の厚みがある肉は、常温に戻してから焼いてください。
塩、コショウは焼く直前に振る
ステーキを焼くときは、あらかじめ肉に塩、コショウを振っておくというイメージがあるかもしれません。
ただ、早く塩を振りすぎると、焼くまでのあいだに肉から水分が出てしまいます。
塩、コショウは、焼く直前に振ることが重要です。
弱めの中火で、裏返しながらじっくり焼く

片面をずっと焼き続けると、肉のタンパク質に火が入りすぎて肉が反り返り、均等に火が入りにくくなります。
低温調理の要領で両面から火を入れていくと、肉がやわらかく仕上がりますよ。

たったこれだけ?誰でも簡単に肉をやわらかくする方法&レシピ
コツを押さえれば簡単!おいしいステーキの焼き方

焼き方のコツを頭に入れたら、実際にステーキを焼いていきましょう。
ここからは、焼き方の詳しい手順をご紹介します。
材料
牛肩ロース(ステーキ用)…1枚(厚さ2cm程度)
塩、コショウ…各少々
油…大さじ1(1度目に焼くとき用)、小さじ2(2度目に焼くとき用)
ニンニク…1片
1.ニンニクチップを作る
ステーキをよりおいしくするには、ニンニクが大事。
ニンニクチップをステーキにのせることで、グッと本格的に仕上がりますよ。
ニンニクチップの作り方
1. ニンニク1片をスライスし、芽の部分を爪楊枝などで取り除きます。


2. ニンニクを大さじ1の油といっしょにフライパンに入れ、弱めの中火で焼きましょう。

3. 油が温まったら、ニンニクが焦げないように弱火にして両面を揚げ焼きし、ペーパーの上に取り出しておきます。

なお、ニンニクを取り出した後に肉を焼くため、フライパンは洗わないでおきましょう。
2.肉を冷蔵庫から出し、ドリップを拭き取る
まな板にキッチンペーパーを敷いて肉をのせ、くさみのもととなるドリップを拭き取ります。


3.筋切りをする
肉に筋があるようなら、包丁の先で切れ目を入れましょう。
筋が気になるところに、5mmくらいの切れ目を表裏に入れます。
下までグッと包丁を入れると肉の旨味が流れ出してしまうので、軽めに入れることを意識してください。
筋切りは、焼いたときに肉が反り上がるのを防ぐ効果があるため、全体を均一に焼くことができます。

4.肉の裏表に塩、コショウを振る
肉の裏表に塩、コショウをまんべんなく振ります。

5.弱めの中火で30秒ずつ裏返しながら焼く
ニンニクチップを取り出した後のフライパンを中火にかけ、油が温まったら弱めの中火にして肉を焼き始めましょう。
30秒焼いたら裏返して30秒焼き、また返して30秒焼く流れを3分〜3分30秒繰り返します。


焼きながら肉の弾力をチェックし、好みの焼き加減の一歩手前で取り出します。
今回はミディアムレアで焼き上げたいので、少し弾力が出てきたレアの状態がベスト。
6.焼き時間と同じだけ休ませる

アルミホイルに包んで休ませる方法もありますが、そうすると2cmの厚さの肉だと火が入りすぎてしまうため、何もせずそのまま置いて、常温で焼き時間(3分~3分30秒)と同じだけ休ませます。
休ませているあいだに出てくる赤い汁は、血ではなく旨味成分。
ソースに利用するので、捨てずに別の容器に汁を移しておきましょう。

7.肉の表面の水分を拭き取り、仕上げに両面をカリッと焼く
キッチンペーパーで表面の水分を拭き取ります。
余分な油を拭き取ったフライパンに、油小さじ2を入れて強火で熱し、煙が出るくらい温まったら肉を戻し入れて片面20~30秒ずつ焼きましょう。

8.肉を削ぎ切りにして皿に盛り、ニンニクチップを散らす
焼き上がった肉に斜めに包丁を入れて削ぎ切りにし、皿に盛り付けてニンニクチップを散らします。

削ぎ切りにするのは、よりやわらかく食べやすくするため。
盛り付けたとき、こんがりした焼き色とピンク色の両方の断面が見えるので、食欲をそそる見た目になります。
おすすめのステーキソースのレシピ
ステーキをおいしくするもうひとつの要素がソース。
ここでは定番の和風ソースのレシピと、お子さんにも喜ばれそうなチーズ味のソースをご紹介します。
和風ソース

材料(ステーキ1枚分)
醤油…小さじ2
みりん…小さじ2
酒…大さじ1.5
バター…5g
肉を休ませるときに出た肉汁
作り方
1. 肉を焼いたフライパンに材料をすべて入れて中火で熱する。
2. 煮立ったらバターを入れてひと混ぜし、火を止める。ここでワサビや生姜を加えるのもおすすめ。
チーズソース

材料(ステーキ1枚分)
スライスチーズ…1枚
牛乳…大さじ1.5
作り方
1. 耐熱容器に牛乳と四つ折りにしたスライスチーズを入れ、ふんわりとラップをかけて500Wの電子レンジで30秒加熱する。
2. 熱いうちに、滑らかになるまで混ぜ合わせる。
ステーキ肉の焼き加減の種類
ステーキは焼き加減によって、味や食感が大きく変わります。
焼き時間や内部温度によって仕上がりが変わるため、自分の好みに合った焼き加減を知っておくとよいでしょう。
ここでは、代表的な4種類の焼き加減について紹介します。
レア

レアは、表面は焼かれているものの、中心部は赤く温かい状態に仕上げた焼き加減です。
肉本来の旨味とやわらかさを強く感じられるのが特徴。
外側をしっかり焼いて香ばしさを出しつつ、内側はジューシーな状態に仕上がります。
ミディアムレア

ミディアムレアは、中心部に赤みが残りつつも、外側から適度に火が入った状態です。
ジューシーさと旨みのバランスがよく、ステーキの焼き加減として人気があります。
内部はピンク色で、肉汁もほどよく保たれます。
ミディアム

ミディアムは、中心部がうっすらピンク色の焼き上がりです。
全体にしっかり火が通り始めており、適度な弾力と旨みを楽しめます。
レアが苦手な人でも食べやすく、家庭でも再現しやすい焼き加減でしょう。
ウェルダン

ウェルダンは、全体にしっかり火が通った状態です。
断面はほぼ茶色で、赤みは残りません。
肉汁はやや少なくなりますが、しっかりとした食感があり、生肉が苦手な方や子供でも安心して食べられます。
ステーキ肉の焼き加減を見極める方法
ステーキ肉の焼き加減を見極める際、おすすめの方法は「親指と、それ以外の各指を使ってOKサインのように輪を作ったときの、親指の付け根の弾力と比較する」ことです。

親指から遠い指との組み合わせほど、弾力がなくなる(硬くなる)ことがわかります。
焼きながら弾力を比べて、少しずつ感覚を覚えていきましょう。
ステーキの焼き加減を指で見分ける方法
| 指の組み合わせ | 焼き加減 |
|---|---|
| 親指と人差し指 | レア |
| 親指と中指 | ミディアムレア |
| 親指と薬指 | ミディアム |
| 親指と小指 | ウェルダン |
スーパーでステーキ肉を選ぶときのポイント
ステーキをおいしく仕上げるためには、焼き方だけでなく、肉の選び方も大切です。
スーパーでステーキ肉を選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
部位別の特徴を知る
ステーキ肉は部位によって、味わいや食感が大きく異なります。
それぞれの特徴を理解し、好みに合った部位を選びましょう。
ステーキ肉の主な部位と特徴
| 部位 | 位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| サーロイン | 背中の腰に近い部位 | きめ細かい霜降りと濃厚な旨みが特徴で、ステーキの王様と呼ばれる定番部位 |
| リブロース | 肩寄りの背中 | 脂のバランスがよく、やわらかさと旨みを兼ね備えた食べやすい部位 |
| 肩ロース | 肩周辺(運動量が多い部位) | 赤身が多く噛み応えがあり、手頃な価格でステーキを楽しめる部位 |
| ヒレ | 背中の内側(あまり動かない部位) | 脂肪が少なくキメが非常に細かい最もやわらかい部位で、上品であっさりした味わい |
厚みをチェックする

ステーキ肉は、厚さ2cm前後を目安に選ぶのが理想です。
薄すぎると火が通りすぎてパサつきやすくなり、厚すぎると中まで均一に火が入りにくくなります。
また、なるべく厚みが均一なものを選ぶと、焼いた際に火の入り方がそろい、仕上がりのムラを防げます。
鮮やかな赤を選ぶ
ステーキ肉の色は、鮮やかな赤(チェリーレッド)のものが新鮮な証拠です。
くすんだ赤や茶色がかったものは鮮度が落ちている可能性があるため、避けたほうが無難でしょう。
ドリップが少ないものを選ぶ
ステーキ肉のドリップ(赤い汁)が少ないものほど鮮度が高く、旨みが流れ出ていません。
水分が多く出ている肉は、焼いたときにジューシーさが損なわれやすくなるため注意しましょう。
ステーキに合う付け合わせのレシピ

ステーキをよりおいしく楽しむには、付け合わせの存在も欠かせません。
ここでは、家庭で簡単に作れる、ステーキに合う付け合わせのレシピを紹介します。
マッシュポテト

材料(2人分)
ジャガイモ…2個(約200g)
有塩バター…30g
牛乳…100ml(じゃがいもの水分量によって、50ml程度から調整する)
塩・白コショウ…少々
作り方
1. ジャガイモは皮つきのままよく洗い、濡らしたキッチンペーパー、ラップの順に包み、600Wの電子レンジで5〜6分加熱する。竹串がスッと通ればOK。
2. ザルを重ねたボウルに「1」のジャガイモを入れ、木ベラで押しつぶしながら皮を取り除く。上から押すようにして、なめらかになるよう裏ごしする。
3. 裏ごししたジャガイモに、さいの目に切った有塩バターを加えて混ぜる。
4. 耐熱容器に入れて600Wの電子レンジで1分程加熱した牛乳を「3」に加えてよく混ぜ合わせる。
5. 塩と白コショウで味をととのえる。
ジャガイモを押しつぶすときは、木ベラを前後左右に動かすのではなく、上から垂直に押し込むように使うのがポイントです。
ジャガイモが熱いうちに少ない回数でザルを通すことで、デンプンの破壊を抑えられ、粘りの出にくいなめらかな仕上がりになります。
なお、ザルは目詰まりしやすいため、使用後はすぐに水につけるか洗うようにしましょう。
ニンジングラッセ

材料(作りやすい分量)
ニンジン…1本(約150g)
バター…15g
砂糖…13g
塩…少々
水…適量
作り方
1. ニンジンは皮をむき、1cmの厚さに輪切りにする。太い部分は半月切りにし、面取りして形を整える。
2. 小鍋にニンジンを入れ、ニンジンがかぶるくらいの水とバター、砂糖、塩を加えて中火にかける。
3. 沸騰したら弱火にし、アルミホイルで落とし蓋をして15~20分程煮る。竹串がスッと通るやわらかさになればOK。
4.火を強め、鍋をゆすりながら煮詰めて全体にバターソースを絡め、ツヤを出す。
ニンジンは形や厚みをそろえることで火の通りが均一になり、見た目もきれいに仕上がります。
また、ニンジンの面取りをして丸みを出すとツヤがきれいに出るため、より仕上がりが整います。
ただし、面取りは必須ではないため省略しても問題ありません。
面取りをした場合、端切れはサラダやスープに活用するのがおすすめです。
リーズナブルなステーキ肉ならトライアルで!

ハイクラスの肉を家族の人数分そろえるのは勇気がいりますが、今回ご紹介した焼き方なら、たとえ安価な赤身肉でも、お店で食べるような極上の味わいになります。
牛を一頭買いし、肉のクオリティにとことんこだわっているトライアルでは、輸入肉から国産のブランド牛まで、お手頃価格で幅広く取り揃えています。
手に取りやすいお得な肉でも、肉の質はお値段以上。
さらにステーキをグレードアップさせる焼き方を実践して、よりおいしく召し上がってくださいね。

トライアルの肉が安くておいしい理由は?鮮度&安心安全へのこだわり
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