
【バナナの保存方法】長持ちさせるテクニックや注意点
バナナは、手軽に食べられて栄養価も高いため、多くの人に親しまれています。
1年中スーパーで手に入りますが、適切な保存方法を知らないと、熟しすぎてしまったり傷んでしまったりすることも。
そこで本記事では、バナナの適切な保存方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
基本の保存方法や季節ごとの保存のポイントのほか、注意すべき点について紹介します。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
バナナ…159円(税込)
※2025年1月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
バナナの保存の基本
バナナをおいしく食べるためには、適切な保存方法を知ることが大切です。
バナナは常温での保存が基本ですが、季節や状態に応じて冷蔵・冷凍保存を活用すると、長持ちします。
まずは、バナナの基本的な保存方法についてご紹介します。
バナナは常温での保存が基本
バナナの保存の基本は、常温保存です。
温度は14~20℃程度が適しており、直射日光が当たらず、風通しのいい場所に置くのが理想的。
ただし、バナナは追熟する果物のため、食べ頃になったら早めに食べるようにしましょう。
特に、夏場は気温が高く、追熟が早く進みます。
食べ頃になったバナナは、冷蔵庫や冷凍庫に保存することで、比較的長持ちしますよ。
バナナの食べ頃の目安
青みがかったバナナは、糖度が低くさっぱりとした味わいです。
全体が黄色くなると、甘みと酸味のバランスがとれた状態となり、食べ頃といえます。
さらに、茶色の斑点(シュガースポット)が出てきたときは、糖度が増してより甘く食べられるサインです。
■バナナの食べ頃の目安

【常温保存】冬場におすすめのバナナの保存方法
冬場は、比較的ゆっくりと追熟が進むため、常温での保存がおすすめです。
直射日光の当たらない、風通しのいい場所に置いておきましょう。
また、青みがかったバナナをすぐに食べたいときは、温かい部屋で追熟させても問題ありません。
バナナスタンドがあればベストですが、ない場合はS字フックに吊るしておいてもOK。

置いた状態で保存したいときは、房を下にして置くと重みで傷んでしまうため、山型になるように置いてください。

【冷蔵保存】夏場におすすめのバナナの保存方法
夏場は気温が高く、バナナの追熟が早く進むため、適切に保存しないとすぐに熟しすぎてしまいます。
基本的には常温保存が望ましいですが、食べ頃を過ぎそうな場合は、冷蔵保存を活用しましょう。
ただし、バナナは低温に弱く、冷蔵庫に入れると「低温障害」を起こして皮が茶色くなりやすいといった特徴があります。
そのため、冷蔵保存をする場合は、冷気のあたりにくい野菜室で保存してください。
【冷凍保存】長期保存におすすめのバナナの保存方法
バナナを長期間保存したい場合は、冷凍保存が便利です。
食べ切れないバナナがあるときはもちろん、スムージーにしたいときにもおすすめですよ。
バナナを冷凍保存するときは、皮をむき、1本ずつラップに包んでから冷凍庫に入れます。
ラップに包んだままでも問題ありませんが、ジッパー付き保存袋にまとめて入れておくと、庫内でバラバラになりません。

スムージーとして使いたい場合は、1cm程度の薄切りにして冷凍しておけば、そのままフードプロセッサーに入れて調理できます。

バナナを保存するときの注意点
バナナをおいしく長持ちさせるためには、保存方法だけでなく、いくつかの注意点も押さえておくことが大切です。
ここでは、バナナを保存するときの注意点について、見ていきましょう。
食べ頃になってから冷蔵または冷凍保存する
バナナは、未熟な状態で冷蔵保存すると甘みが十分に引き出されないまま熟成が止まってしまいます。
そのため、全体が黄色くなったりシュガースポットが出てきたりした、食べ頃のバナナを冷蔵・冷凍保存するのがポイントです。
冷蔵保存の場合は必ず野菜室に入れる
バナナは低温に弱く、特にチルド室のような温度の低い環境ではすぐに皮が茶色くなってしまいます。
前述したように、冷蔵保存する場合は、比較的温度が高めに設定されている、野菜室に入れましょう。
ただし、皮が茶色くなってしまったバナナでも、中身がやわらかくなりすぎていなければ問題なく食べられますので、安心してください。

また、バナナの皮は温度変化の影響を受けやすいため、低温の場所から急に暖かい場所に移動させると、水分が奪われて皮が縮んでしまうこともあります。
この場合も、中身に問題がなければ食べられますが、乾燥が進むと風味は落ちてしまいます。
皮が黒くなったり、縮んだりしたバナナは、早めに食べるのがおすすめです。
適切な保存をして食べ頃のバナナをおいしく食べよう

バナナは1年中手に入り、栄養価も高いフルーツの1つで、手軽に食べられる健康的なおやつとしても最適です。
常温保存が基本ですが、季節に合わせて冷蔵や冷凍保存を活用することで、より長くおいしい状態で食べられます。
ご紹介した保存のポイントを押さえて、食べ頃の状態のバナナをおいしく味わってくださいね。
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