はちみつの効果は?栄養成分や種類、選び方ガイド【レシピつき】
何となくはちみつが身体に良さそうだと思っていても、どのような栄養成分や効果があるのか、はっきりわからない人も多いのではないでしょうか。
また、スーパーなどで販売されているはちみつも、種類や産地ごとに価格がバラバラで、どう選べば良いのかわかりづらいという人もいるかもしれません。
実は、はちみつは糖分だけでなくビタミンやミネラルも豊富に含まれており、毎日砂糖の代わりに使うだけで、さまざまな効果を期待できるスーパーフードなんです。
今回は、はちみつを知り尽くしている一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事の河村千影さんに、はちみつに含まれる栄養素や期待できる効果とともに、はちみつを使った健康ドレッシングのレシピも教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

河村千影(かわむら ちかげ)
一般社団法人日本はちみつマイスター協会代表理事/はちみつ料理研究家/和漢薬膳師
はちみつ資格取得講座やワークショップ、薬膳料理教室主宰。健康や美容への効果など、はちみつの魅力を広めている。日本全国の特産はちみつを使った、料理のレシピ開発も手掛ける。
著書『はちみつレモンレシピ』主婦と生活社
Instagram:@chikagekawamura
一般社団法人日本はちみつマイスター協会HP:www.83m.info
目次
トライアルでの販売価格
レンゲ純粋ハチミツ…本体価格328円(税込354円)
※2025年12月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
はちみつは消化の手間がかからない優れたエネルギー源

はちみつとは、花から採蜜しミツバチの酵素によって分解された甘味物質のことです。
スーパーなどで販売されている一般的なはちみつは、花々からミツバチが集めた蜜を、ミツバチの巣の中で熟成させて作られたものです。
また、はちみつの主成分は単糖類のブドウ糖と果糖であるため、素早く体内に吸収でき、即効性のあるエネルギーとして利用できます。
花の蜜をミツバチの酵素で分解したはちみつは、単糖類なので消化の必要がなく、素早く血中に吸収されるため、身体に負担がかかりません。
一方、砂糖の主成分はショ糖という二糖類なので、私たちの小腸で消化される際に分解が必要なため、その分身体は体力を奪われます。
また、風邪などで体調を崩しているときは、食事に砂糖の代わりにはちみつを使うと、身体に負担をかけずに栄養を吸収できるでしょう。
はちみつに含まれる主な栄養成分と期待できる効果

はちみつは、主に糖類で構成されていますが、そのほかにも、体の調子を整えるさまざまな栄養が含まれています。
どのような栄養素が含まれていて、はちみつを食べることで効果を期待できるのか、詳しく見ていきましょう。
はちみつに含まれる主な栄養成分
・糖類:ブドウ糖、果糖
・ビタミン:ビタミンB1、ビタミン B2、ナイアシン、ビタミンB6、葉酸、パントテン酸、ビオチン
・ミネラル:ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン
・酵素:グルコースオキシダーゼ、プロテアーゼ、ジアスターゼ
糖類:疲労回復や脳の活性化
はちみつの主成分は単糖類なので、体や脳を動かすエネルギーに素早く変わり、身体の疲労回復も期待できます。
なお、はちみつは砂糖よりも20%程度カロリーが低いので、普段の料理の甘味料に置き換えていただくとカロリーカットにもつながります。
そのため、砂糖をはちみつに置き換えるだけで、カロリーを抑えることが可能です。
ビタミン:脂質の代謝促進、皮膚や粘膜の再生、筋肉の増強、造血作用
はちみつに含まれるビタミンB2は、脂質の代謝促進や皮膚・粘膜の再生などをサポートしてくれることから、「成長のビタミン」とも呼ばれています。
また、はちみつに含まれるビタミンB6は、タンパク質の代謝を促進させ、プロテインと併せてとれば、筋肉を増強させる効果が期待できます。
はちみつには葉酸も含まれており、造血作用があるため「造血のビタミン」といわれ、血液中の赤血球の合成を促す効果も期待できるでしょう。
ミネラル:塩分の排出、貧血の予防
はちみつが含むミネラルの中でも、一般的に、カリウムは量が多いとされています。
カリウムは体内の余分な塩分を排出するほか、むくみを取ったり、血圧を下げたりする効果を期待できる成分です。
また、はちみつには、血液中のヘモグロビンの構成要素である、鉄や銅といったミネラルも含まれています。
そのため、葉酸の造血作用との相乗効果もあり、貧血の予防効果も期待できるといえるでしょう。
酵素:抗菌・抗ウイルス作用
はちみつに含まれるグルコースオキシダーゼなどの酵素には、細菌やウイルスの増殖を抑制する効果を期待できます。
特に、マヌカハニーには、強い抗菌作用があるといわれています。
風邪のひき始めに出る喉の痛みや咳は、はちみつのとろりとした保湿作用で炎症をやわらげてくれるでしょう。
貧血を予防するには、そば・栗など、より鉄分量の多い褐色や黒い色のはちみつを食べるのがおすすめです。
そばなどの黒い色のはちみつの特徴は、酸味が強く濃厚な味わいであること。
そのままでは食べにくいと感じるなら、コーヒーの甘味づけに使うのもおすすめですよ。
はちみつの種類と特徴

はちみつを大きく分けると、花蜜(かみつ)由来と樹液由来の2種類があります。
それぞれのはちみつの特徴をご紹介します。
花蜜由来のはちみつ
アカシア、ヒマワリ、クローバーなどと、花の名前がついたはちみつは、ひとつの花蜜をミツバチが集めた「単花蜜(たんかみつ)」です。
単花蜜は、その花特有の風味や香りが強く感じられるのが特徴です。
一方、さまざまな花蜜から集めてブレンドしたはちみつが「百花蜜(ひゃっかみつ)」で、単花蜜に比べて、花のクセが少なくマイルドな味わいが特徴といえるでしょう。
樹液由来のはちみつ
樹液由来のはちみつは、「甘露蜜(かんろみつ)」といわれます。
松やブナ、モミの木などの木の樹液を、ミツバチが集めて巣に持ち帰り、熟成させたはちみつです。
樹液が多く含まれる甘露蜜は、ミネラル豊富で色が濃いのが特徴です。
一般的に、酸味が強く、黒蜜のような風味になります。
甘露蜜はトルコやイタリア、ギリシャといった海外産が多く、国産ではなかなか見かけない種類といえるでしょう。
はちみつを選ぶポイント

はちみつには、さまざまな種類や産地があり、それぞれ値段が異なります。
どのように選べばよいのか、河村さんにポイントを伺いました。
商品の裏ラベルに「純粋はちみつ」と記載されている商品を選ぶ
2019年以降、砂糖などのほかの成分が含まれているはちみつは、「はちみつ」のみの表示はできなくなりました。これまで「加糖はちみつ」や「精製はちみつ」として販売されていた商品は、すべて「はちみつ加工品」に表示が変更されています。
そのため、商品の裏ラベルに「はちみつ」または「純粋はちみつ」と記載されていたら、100%はちみつということです。
はちみつに含まれるビタミンやミネラルもとりたいなら、はちみつ加工品ではなく、はちみつのみの商品を選ぶようにしましょう。
価格を抑えたいなら、単花蜜よりも百花蜜を選ぶ
一般的に、単花蜜の方が百花蜜よりも高価になります。
これは、百花蜜よりも単花蜜の方が、採蜜量が少ないためです。
近辺に生えている植物すべてが対象となる百花蜜は、ミツバチにとってはたくさんの量を集めやすいため、採蜜量が多くなります。
また、百花蜜は、ミツバチが採蜜する地域にほかの植物が混ざらないよう管理する必要がないため、養蜂業者にとっては単花蜜よりも手間や人手がかかりません。
そのため、比較的価格を抑えてはちみつを選びたいときには、単花蜜よりも百花蜜の方を選ぶといいでしょう。
値段が安い海外産でも、高い品質のコスパが良い商品もある
はちみつは、値段が高いから、品質が良い・安全とは限りません。
はちみつの値段は、需要と供給のバランスで決まります。
例えば、同じ単花蜜である「アカシアはちみつ」であっても、国産は収穫量が少ないため、海外産より比較的値段が高くなっています。
原産国による価格差は収穫量や流通の違いによるもので、必ずしも品質の優劣を示すものではありません。
大手スーパーやデパート、専門店などで販売されているはちみつは、基本的にははちみつの成分表を提出して取引されています。
そのため、裏ラベルに「純粋はちみつ」と記載されている商品であれば、安価な海外産のはちみつでも安心して使えると言えるでしょう。

アカシアは果糖が多いため結晶しにくく、さらさらとしてクセがないので、和食などの料理にも取り入れやすいそう。
はちみつで健康を維持するコツは、少しの量でも良いので、毎日継続して食べること。
毎日食べるためには、アカシアなどクセのない味わいのはちみつがおすすめです。
料理するときに、砂糖やみりんをはちみつに置き換えて使うといいでしょう。
はちみつは花によってさまざまな風味があるので、毎日飽きずに食べられますよ。
はちみつを使う際の注意点

さまざまな栄養素を含み、食べることで身体にとってうれしい効果も期待できるはちみつですが、どのような人でもたくさん食べて良いわけではありません。
はちみつを食べるときは、以下のような点に注意してください。
1歳未満の乳児には食べさせないようにする
乳児ボツリヌス症を発症する恐れがあるため、はちみつを1歳未満の乳児には食べさせてはいけません。
乳児ボツリヌス症の原因となるボツリヌス菌は、芽胞の状態ではちみつに混入していることがまれにあります。
腸内環境が未発達の乳児がはちみつを食べると、腸内で芽胞が発芽して毒素を出し中毒を引き起こすかもしれません。
大人と同じものを食べられるようになってから、子供に食べさせるようにしてください。
食べすぎると健康を害する恐れもある
はちみつの主な成分は炭水化物(糖質)なので、食べすぎると体重が増加する可能性があります。
また、糖質をとりすぎると糖分過多となり、血糖値も上昇してしまいます。
1日に食べるはちみつは、大さじ1~2杯程度が適量とされています。
いくらはちみつの栄養成分が豊富とはいえ、食べすぎると逆に身体に負担をかけてしまうので、食べすぎないようにしましょう。

2025年から日本で販売されるようになったはちみつで、クリームのような舌触りとミルキーな味わいが特徴です。
はちみつを使った健康ドレッシングのレシピ
人工の甘味料や保存料をカットできる、はちみつ入りの健康ドレッシングのレシピをご紹介します。
市販の甘味料入りドレッシングに比べて甘味がまろやかな味わいが特徴で、グリーンサラダやキャロットラペ、蒸し鶏などにもよく合います。

材料(2人分)
・オリーブオイル…大さじ1
・酢…大さじ1(レモン果汁もおすすめ)
・はちみつ…小さじ1~2(お好みの甘さで)
・塩…少々
作り方
1. ボウルに酢を入れたら塩とはちみつを加え、溶けるまでよく混ぜる。
2. 1にオリーブオイルを入れ、全体的に白っぽくとろみがつくまで、泡立て器でしっかり混ぜ合わせる。
「そういえば最近風邪を引かないな、体調が良いな」と気づいたことが、はちみつを積極的に食べるようになったきっかけです。
風邪をほとんど引かなくなったことで、はちみつを料理にも活用するようになりました。ご紹介したドレッシングに合わせるはちみつは、アカシアなどクセのないものはもちろん、花の香りが特徴の単花蜜などもよく合います。
オイルをアマニ油に変えたり、はちみつの種類を変えたりして、お好みのドレッシングの風味を探してみてください。
栄養豊富で効果の多いはちみつを食べよう!

はちみつは、日々の食生活に無理なく取り入れられる自然の甘味料です。
はちみつの選び方や使い方を知ることで、毎日の食事をより健康的に変えられます。
トライアルでは、さまざまなはちみつをお買い求めやすい価格で取り揃えています。
ぜひ自分に合ったはちみつを探して、いつもの食事に取り入れてみてくださいね!

いつも安くて品揃え豊富!品質にもこだわる「トライアル」ってこんな店