梨の保存は乾燥させないのがポイント!長持ちさせる冷蔵・冷凍方法
水分たっぷりで、爽やかな甘さと酸味が調和したみずみずしい味わいが魅力の梨は、8月頃からスーパーなどの売り場に並び始めます。
食べられる期間はそんなに長くないので、旬のうちにたくさん買っておきたいですよね。
今回は、みずみずしさを保ったまま、梨を長持ちさせる方法をご紹介。
買ってきたけどすぐには食べられないとき、たくさん手に入ったときなどに活用できる冷蔵・冷凍方法について、フードコーディネーターの清水加奈子さんに伺いました。
教えてくれたのはこの人!
清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
梨(幸水)/1パック2個…990円(税込)
※2024年8月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
梨を保存するには常温・冷蔵・冷凍のどれがいい?
まず、常温で保存するのは避けてください。
西洋梨は追熟するのですが、ここでご紹介する日本の梨は追熟するものではないので、売り場に出ているものがほぼ食べ頃。
常温で置いておくと早い段階で黒くなって、傷んできてしまうでしょう。
そのため、梨を買ってきたら冷蔵庫の野菜室に入れて、なるべく早く食べるのが理想です。
もし、1週間以内に食べきれないようなら冷凍してください。
食べ頃の梨ってどういうもの?
スーパーなどで梨を買う際、まさに食べ頃のものを選ぶには、赤梨・青梨で見方が変わります。
赤梨(幸水、豊水、南水、新高など)の場合
皮が赤褐色で、表面がザラザラしている赤梨は、食べ頃になると黄色みが茶色になり、表面のざらつきがなくなります。
青梨(二十世紀、二十一世紀など)の場合
皮が緑色で、表面がツルッとした青梨は、皮の色が緑から黄色みを帯びてくると食べ頃です。皮にハリがないものは熟しすぎている可能性があるので避けましょう。
梨の冷蔵方法
保存期間:1週間
まずは、梨の冷蔵保存の方法を見ていきましょう。
梨の保存にあたっては、乾燥が大敵!
それを防ぐためにビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れてください。
生の状態で味わうのは冷蔵庫で保存する以外は難しくなるため、1週間以内に食べ切れる分だけ購入しましょう。
梨の冷凍方法
保存期間:2週間
梨を1週間以上食べない場合は、冷凍するのが◎。
丸ごと冷凍すると食べるのが難しくなるため、事前に皮をむき、くし形やサイコロ形にカットして、ジッパー付き保存袋に入れてから冷凍してください。
冷凍後は、完全に解凍させると食感が良くなくなるので、半解凍くらいで食べるのがおすすめ。
生で食べるのとは違う、シャーベットのようなシャリシャリとした食感が楽しめます。
また、凍ったままミキサーにかけてスムージーにしたり、すりつぶしてシャーベットにしたり、半解凍の状態でコンポートにしたりしてもおいしくいただけますよ!
熟しすぎてやわらかくなった梨は食べられない?
黒くなってはいないけど、熟しすぎてやわらかくなってしまった梨。
処分するのはもったいない…というときは、コンポートやジャムにするのがおすすめです。
そのまま食べるとさすがに味が落ちているので、調理して食べたほうがいいでしょう。
さらに、過熟した梨をすりおろして肉に揉み込むと、酵素の力でやわらかくなる効果もあるので、唐揚げや生姜焼きなどを作る際に試してみてはいかがでしょうか?
また、すりおろした梨をソースにして、肉のソテーにかけたりしてもおいしくいただけますよ。
すりおろし梨を使った鶏の唐揚げ
熟した梨をすりおろして醤油・酒とともに鶏肉を漬け込み、少ない油で揚げ焼きにしています。
あえてみりんを使わず、梨の甘さのみで味付けをしました。
ジューシーでやわらかく仕上がりますよ!
材料(2~3人分)
過熟した梨…4分の1~2分の1個
鶏もも肉…1枚(約350g)
醤油…大さじ1~2
酒…大さじ1
片栗粉…大さじ3
小麦粉…大さじ3
油…大さじ5
作り方
1. 過熟した梨をすりおろす。鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。
2. ビニール袋に鶏もも肉を入れ、醤油、酒、すりおろした梨を入れて揉み込み、30分程度置く。
3.「2」に片栗粉と小麦粉を加えて混ぜる。
4. フライパンに油を入れ、油が170℃程度になったら鶏もも肉を入れる。中火で4~5分、両面を揚げ焼きにする。
今一番おいしい産地の梨を食べるなら、いつでもお得なトライアルで!
梨を冷蔵庫や冷凍庫で正しく保存すれば長持ちしますが、冷蔵で1週間程度とそこまで長くはありません。
特に生の梨をしっかり味わいたい場合は、冷蔵保存で1週間以内に食べ切るようにしましょう。
また、冷凍すれば保存期間も延びて、生のときとは違う味わい方ができますが、完全に解凍させると味が落ちてしまうので気をつけてくださいね。
トライアルでは、そのとき最もおいしい産地の梨を、いつでも食べ頃&お手頃価格でご提供しています。
旬のうちに、おいしい梨をぜひたくさんお召し上がりください!
野菜・果物など毎日食べたいトライアルの青果、鮮度と味へのこだわり