春先から初夏にかけて旬を迎えるアスパラガスは、豊かな風味とシャキシャキとした歯応えが魅力です。

そんなアスパラガスのおいしさを十分に引き出すためには、茹で方にコツがあると話す、料理家の風間章子さん。

ここではグリーンアスパラガスの下処理方法も含めた基本の茹で方や最適な茹で時間、レンジで加熱する方法について、風間さんに教えていただきました。

教えてくれたのはこの人！

トライアルでの販売価格

アスパラガス（1束）…99円（税込）
※2024年4月 スーパーセンター藤沢羽鳥店調べ。
※トライアルの商品はすべて税込表示です。
※販売価格は時期や産地によって変動します。

アスパラの下処理方法

アスパラガスはアクが少ないため、生のまま食べることもできます。

ただし、生で食べるのは畑で採れたばかりの新鮮なアスパラガスに限ったほうが◎。
スーパーなどで購入したものは、生食にはあまり向いていません。

さらに、色味や風味がアップするという点で、茹でて食べるほうがおすすめです。

しかし、買ってきたアスパラガスをそのまま茹でてしまうと、硬くなった根元や皮が口の中に残り、おいしさも半減してしまいます。

そうした失敗を避けるためにも、茹でる前に次のような手順で下処理をしてください。

1. アスパラの根元の硬い部分を取り除く

アスパラガスの根元から2～3cmのところを軽くしならせると、力を入れずともポキッと簡単に折れるところがあります。

そこが、水分が抜けてスカスカになった部分とみずみずしい部分との境目になります。

2. 根元から3～4cm部分の皮をピーラーで薄くむく

皮の硬さが気になる場合は、ピーラーで皮をむきましょう。
あまり力を入れてピーラーをあてず、軽くあてて薄くむくのが◎。

アスパラの基本の茹で方

ここからはアスパラガスの茹で方を紹介します。

アスパラガスはカットしてから茹でると、切り口からお湯に栄養が流れてしまうため、切らずに茹でたほうがいいでしょう。

1. フライパンに水と塩を入れて火にかける

フライパンなどアスパラガスがしっかり入る大きさの鍋に湯を沸かし、塩（水1,000mlに対し、小さじ1程度）を加えてください。

アスパラガスは塩を加えた湯で茹でることでグリーンが鮮やかになるほか、甘味や旨味が引き立ちます。

2. アスパラを40秒～2分程度茹でる

湯が沸騰したらアスパラガスを入れます。
時々転がしながら、直径1cm程度の太さなら40秒程度、直径1.5cm以上の太いものは2分程度を目安に茹でましょう。

ちょうど良い茹で加減は、アスパラガスを菜箸などで持ち上げたときにフニャッとならず、真っ直ぐの状態をキープできるくらいです。

3. 茹で上がったアスパラを氷水にとる

アスパラガスが茹で上がったら、余熱で火が通りすぎないよう、すぐに氷水にとりましょう。

氷水に長時間入れたままにしておくと水っぽくなってしまうため、粗熱が取れたらすぐに取り出すことが、アスパラガスのシャキシャキ食感を損なわないポイントです。

本数が少ないときに便利！アスパラをレンジ加熱する方法

アスパラガスを2～3本下茹でしたい場合は、電子レンジで加熱するほうが楽。

電子レンジの場合はアスパラガスの本数が多いと均一に加熱できないことがあるため、2～3本程度がちょうどいいでしょう。

電子レンジ加熱の仕方

1. アスパラガスをさっと水で洗ってラップで包み、600Wの電子レンジで40秒程加熱する。

2. ラップを外して氷水に入れ、粗熱が取れたらすぐに取り出して水気を切る。

茹でたアスパラのおすすめの食べ方

茹でたてのアスパラガスは、そのまま食べるとシャキシャキとした食感や豊かな香りが楽しめます。

定番のマヨネーズをつけて食べるのもいいですが、マヨネーズにすりごま、ごま油、ポン酢を加えて混ぜた「ごまマヨネーズソース」もさっぱりとしていておすすめ。

また、おかかと醤油で和えた「おかか和え」にすれば、和の味わいも楽しめますよ。
いろいろな食べ方を試してみてくださいね。

新鮮なアスパラを手に入れるなら、毎日お手頃価格のトライアルで！

炒め物やパスタなど、加熱調理のメニューで使う場合は、茹でずに使ってもOKのアスパラガスですが、一番おいしい時期は茹でたてを食べたいと思いますよね。

今回ご紹介した方法なら、筋が残ったり、茹ですぎたりといった失敗も避けられると思います。

トライアルでは、旬の新鮮なアスパラガスがいつでもお手頃価格でそろっています。
一般的なサイズのものはもちろん、食べ応え抜群の太めのアスパラガスを販売していることもありますので、旨味が凝縮した、旬ならではのおいしさを存分に楽しんでください！