

カレーの作り方をマスターしよう!初心者でもプロの味に近づけるレシピ
「家でもお店みたいなカレーが作れたら…」という声にお応えして、スパイス研究家の一条もんこさんに、おいしいカレー作りのコツを教えてもらいました。
市販のカレールウを使っても、炒め方や煮込み方を少し工夫するだけで、グッと本格的な味に近づけます。
初心者でも失敗しにくい基本のレシピや冷凍保存術を、わかりやすくご紹介。
今日から、もっとカレー作りが楽しくなりますよ!
教えてくれたのはこの人!

一条もんこ
スパイス料理研究家。年間800食以上のカレーを実食し、オリジナルレシピは1,500品以上。スパイス料理とカレーの料理教室「Spice Life」を主宰し、企業のレシピ監修や商品開発、講演活動など幅広く活躍中。著書に『あなたの知らないレトルトカレーのアレンジレシピ』『おうちで楽しむ スパイス料理とカレー』など。
公式HP:カレーの先生。-スパイス料理研究家 一条もんこ公式サイト-
トライアルでの販売価格
コクとスパイスのカレー…本体価格148円~(税込159円~)
バーモンドカレー…本体価格228円~(税込246円~)
ゴールデンカレー…本体価格248円~(税込267円~)
※2025年8月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
まずは基本から!市販ルウで作る王道カレーの手順
市販のルウを使った家庭の定番カレーも、ちょっとした工夫でグッとおいしく仕上がります。
今回はスパイス研究家の一条もんこさんに、初心者でも失敗しにくい王道カレーの作り方を教えていただきました。

材料(2〜3人分)
・玉ねぎ…1個
・ジャガイモ…1個
・ニンジン…1/2本
・豚バラ肉…150g
・カレールウ…約45g
・サラダ油…大さじ1
・水…400ml
・塩・こしょう…少々
カレーをもっとおいしくしたいときは、隠し味を加えるのもおすすめ。
コクを出したいときはみりん、まろやかに仕上げたいときは牛乳がぴったり。
辛さを加えたいときには豆板醤が便利ですよ。
1. 野菜を切り、肉に下味をつける




まずは野菜を切りましょう。
ニンジンは乱切り、ジャガイモは一口大に、玉ねぎは縦半分に切ったあと、さらに横に半分にすると火が入りやすくなります。
豚バラ肉は一口大に切って、塩・こしょうで軽く下味をつけておきます。
2. 火をつける前にフライパンに玉ねぎを入れて、炒める

フライパンにサラダ油を入れたら、火をつける前に玉ねぎを加えます。
冷たい状態からじっくり加熱することで、玉ねぎに焼き色がしっかりつき、香ばしさが引き立ちます。
1分ほどそのまま置いてから裏返し、さらに1分。
これを2〜3回繰り返すと、表面にしっかりと焼き色がつきます。
炒めるというよりも、「焼く」イメージで仕上げましょう。
カレー作りでは、焦げ目と香りがとても大切。
特に玉ねぎは、じっくり焼きつけることで甘みやコクが引き立ち、味に深みが出ます。
これは、玉ねぎに含まれるアミノ酸と糖が熱で反応して、香ばしさを生むメイラード反応という現象なんです。
3. 豚肉とニンジンを炒める

玉ねぎに焼き色がついたら、豚肉とニンジンを加え、豚肉の表面にしっかり焼き色がつくまで炒めます。肉の表面が白っぽくなったらOK。
カレーの火加減は「中火」が基本。
強火だと焦げやすく、弱火すぎると香ばしさが出にくくなるため、じっくり焼きつけるには中火が最適です。
今回は食感を楽しめるよう一口大の豚バラ肉を使いましたが、薄切り肉にすれば時短にもなります。
その場合、煮込み時間は20分→10分で十分です。
もちろん、牛肉や鶏肉でもおいしく仕上がりますよ!

カレーに合う肉の部位は?プロが解説する調理のポイント
4. 水を加えて煮込む

具材に火が通ったら、水400mlを加えて中火にかけます。
混ぜても泡が消えないくらい、しっかりと沸騰した状態になったら、火を弱めて20分ほどコトコト煮込みましょう。
このタイミングでみりん(大さじ1)を加えると、甘みとコクがプラスされ、味に深みが出ます。
特にお子さま向けのカレーにおすすめ。
5. ジャガイモを加えてさらに煮込む

ジャガイモを加え、さらに30分程煮込みます。
ジャガイモは煮込むことででんぷん質が溶け出し、とろみや舌触りがアップ。
味もしみ込みやすくなります。
6. 火を止めてからルウを加える

煮込み終わったら、一度火を止めてからルウを加えます。
カレールウは65~75℃で溶けやすく、お鍋の温度が80℃以下になることで、よりダマになりにくく、なめらかに仕上がります。
火を止めるだけでも温度は自然と下がりますが、それでもダマが気になる場合は、濡らしたタオルの上に鍋を置いて数分冷ますのがおすすめ。
ルウが完全に溶けたら、再び火をつけて2~3分軽く煮込み、ルウの中に入っている小麦粉にしっかり火を通しましょう。
必要に応じて、水の量を調整してください。
7. 仕上げにスパイスで香りをプラス

ルウが完全に溶けて、全体にとろみがついたらカレーの完成。
このままでも十分おいしく仕上がりますが、ちょっとしたスパイス使いで味わいをグッと引き締めることもできます。
辛みを足したいときは、豆板醤やチリペッパーを少量プラス。
ピリッとしたアクセントが加わり、大人向けの味に仕上がります。
香りを立たせたいときは、ナツメグをひとつまみ。
仕上げにクミンを小さじ1/2ほど加えると、より本格的なスパイスの香りが楽しめます。
野菜の切り方や炒め方、ルウの溶かし方まで、ひと手間が味の決め手になります。
ルウのパッケージ裏のレシピは、そのルウに最適なレシピになっているので、一度しっかり読んでみてくださいね!
作り置きにも便利!カレーの冷蔵・冷凍の保存方法
多めに作ったカレーは、保存しておけば忙しい日の強い味方になりますが、保存方法を間違えると風味が落ち、衛生面のリスクも…。
冷蔵・冷凍それぞれのカレーの最適な保存方法を一条もんこさんに教えてもらいました。
冷蔵保存は平たい容器がおすすめ!

カレーを冷蔵で保存する場合は1〜2日以内に食べきるのが基本。
深さのある容器は中まで冷えるのに時間がかかり、食中毒の原因菌が繁殖しやすくなる恐れがあります。
浅くて広い容器に移すことで、冷却スピードが上がり、菌の繁殖を防ぎやすくなります。
冷凍保存は小分けが便利!
カレーを冷凍する場合は、1食分ずつジッパー付きの保存袋に入れて平たくして保存するのがおすすめ。
板状にしておけば省スペースになり、解凍もスムーズです。
カレーの冷凍の保存期間は1~2ヵ月が目安ですが、できるだけ早めに食べきると風味も損なわれません。
ジャガイモ入りのカレーは、冷凍すると食感がスカスカになってしまうため、冷凍保存には不向きです。
たくさんカレーを作って冷凍する予定なら、ジャガイモの代わりに別の食材を選びましょう。
カレー作りに必要なルウや野菜は、トライアルならお手頃価格でそろう!

家庭でよく作る「いつものカレー」も、ちょっとしたひと手間でワンランクアップします。
具材の切り方、炒める順番、煮込み時間、そして仕上げのスパイス。
どれも特別なテクニックは不要ですが、丁寧にひとつずつやってみるだけで、驚く程味に差が出ます。
調理初心者でも、トライアルでそろえた食材と一条もんこさんのレシピを参考にすれば、誰でも「おいしい!」と思えるカレーに仕上がります。
今回のレシピに登場した豚バラ肉や玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモ、カレールウなどは、どれもトライアルで手頃な価格で購入可能。
しかも、大容量パックやまとめ買いも充実しているので、家族分を一気に作りたいときや、作り置きをしたいときにもぴったりです。
毎日の食卓がちょっと楽しくなるカレー作り、トライアルで材料を購入してぜひ試してみてくださいね。

いつも安くて品揃え豊富!品質にもこだわる「トライアル」ってこんな店