
【伊達巻の作り方】フライパンで簡単に作れるおせち料理のレシピ
美しい巻き目とふわふわの食感でお正月の食卓を彩る、おせち料理の定番、伊達巻。
「作ってみたいけれど、手間がかかりそう」と、あきらめていた方も多いのではないでしょうか。
伊達巻は、魚のすり身をミキサーや裏ごしで滑らかにした後、卵と合わせてオーブンなどで焼いて作ります。
時間や手間がかかるように思いますが、実は簡単に伊達巻を作る方法もあるんです!
今回は、フライパンで簡単に伊達巻を作る方法について、フードコーディネーターの清水加奈子さんに教えていただきました。
自宅で伊達巻を作る際に、参考にしてくださいね。
教えてくれたのはこの人!

清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
目次
トライアルでの販売価格
卵(1パック)…239円(税込)
はんぺん…119円(税込)
※2024年11月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
ミキサー&裏ごし不要!フライパンでできる伊達巻の作り方

伊達巻は、ジッパー付き保存袋を活用したり、フライパンの熱を調整したりするなど、ポイントを押さえれば、手間をかけずに作れます。
伊達巻を自宅で簡単に作る方法を見ていきましょう。
材料(4人分)
卵…4個
はんぺん…1~2枚(約100g)
油…小さじ1
[A]
砂糖…大さじ3
みりん…大さじ2
醤油…小さじ2分の1
1. はんぺんをつぶす
はんぺんを一口大に切り、ジッパー付き保存袋または厚手のビニール袋に入れて、揉みつぶします。

ある程度揉みつぶしたら、手の平で滑らかになるまで押しつぶしましょう。

はんぺんのかたまりが残っていると、伊達巻を切ったときに白い模様のようになります。
しかし、味が大きく変わるわけではないため、自宅で作るのであれば多少かたまりが残っていても問題ありません。
徹底的に滑らかにしようとするのではなく、ある程度かたまりがなくなればOKです。
2. 調味料を加える
「1」に[A]を加え、手でもみほぐしながら混ぜ合わせます。


調味料が均等に回るよう、卵を入れる前に調味料を加えることがポイントです。
3. 卵を1つずつ加える
「2」に卵を1つずつ加え、その都度手でもみほぐしながら混ぜ合わせます。

4. フライパンを熱し、粗熱を取る
フライパンに油を入れて火をつけ、しっかり熱します。
フライパンが温まったら、一度濡れたふきんの上にフライパンを置き、粗熱をとってください。
生地を入れる前に、フライパンをしっかり温めてから温度を下げるのがポイントです。
この手順により、生地がフライパンにくっつかず、焦げつきにくくなります。
また、4人分の分量であれば、フライパンは24cmのサイズがおすすめです。
5. 生地を焼く
「4」のフライパンを再び火にかけ、「3」の生地を流し入れます。
蓋をして表面が乾くまで、弱火で15分程蒸し焼きにします。

15分経ったら生地を返し、さらに1分程焼きます。
フライ返しで返すのが難しい場合は、お皿をかぶせてフライパンを返し、一度お皿に生地をのせて、フライパンに戻す方法をとりましょう。
6. 巻きすで生地を巻く
焼き上がった生地の焦げ目を下にして巻きすに置き、包丁で手前から2cm間隔で4本、3mm程の切り込みを入れます。
切り込みを入れることで、生地が巻きやすくなります。

生地が熱いうちに、手前からしっかりと巻きましょう。
巻き閉じが下になるように置き、輪ゴムで留めたら完全に冷まします。
巻きすに巻いた状態で冷蔵庫に入れておけば、3〜4日程保存ができます。
食べるときは、1~1.5cmの幅に切り分けてくださいね。
また、作ったその日に食べきる場合は、砂糖とみりんを半分にして、甘さ控えめの伊達巻にしてもOKです。
本格的に伊達巻を作りたい場合は?
「せっかくのお正月。張り切って本格的な伊達巻を作ってみたい!」という方は、はんぺんではなく白身魚のすり身を用意しましょう。
自宅で作れる、本格的な伊達巻の作り方をご紹介します。
材料(4人分)
卵…4個
白身魚のすり身…約100g
油…小さじ1
砂糖…大さじ3
みりん…大さじ2
醤油…小さじ2分の1
作り方
1. すべての材料が滑らかになるまで、ミキサーまたはフードプロセッサーにかける。
2. 一度ザルに上げてこす。
3. クッキングシートを敷いた型に流し入れる。
4. オーブンの上段に入れ、190〜200℃で13〜14分焼く。
5. 焼き上がった生地の焦げ目を下にして巻きすに置き、包丁で手前から2cm間隔で4本、3mm程の切り込みを入れる。生地が熱いうちに、手前からしっかりと巻き、輪ゴムで留めたら完全に冷ます。
伊達巻は学業成就などを願う縁起物!
たくさんのおせち料理には、それぞれに意味が込められているのをご存じでしょうか。
伊達巻は、巻物のような形状が学問や知性を象徴する書物を連想させるため、学業成就や知識の向上を願う意味が込められています。
また、「伊達」という言葉は、江戸時代に「おしゃれ」や「華やかさ」を意味していました。
伊達巻もその鮮やかな色と形から、伊達者の着物を連想させ、伊達巻と名前がついたといわれています。
伊達巻などお正月のおせちの準備は、トライアルで!

お取り寄せすることも多いおせち料理ですが、1品くらいは手作りしてみたいと考える方もいるかもしれません。
そんなときは、今回ご紹介した伊達巻の作り方を参考にしてみてはいかがでしょうか。
トライアルでは、伊達巻に必要な食材がすべてお手頃な価格で手に入ります。お正月料理の準備の際は、ぜひトライアルにご来店ください!

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