「メカジキ」もレンチンで!簡単アクアパッツァ&ガーリックツナ
スーパーでは切り身で販売されていることが多く、今では冷凍でもおいしい物が手に入る「メカジキ」。調理しやすいことから、家庭でもよく使われる魚のひとつです。メカジキといえば、ソテーやフライにするイメージが強いかもしれませんが、それ以外に活用法は多く、レンチンでもさまざまなメニューを手軽に作ることができるそう。
そこで、今回も料理家の河瀬璃菜さんにメカジキを使ったレンチンレシピを教えていただきました。冷凍の切り身を使う場合の最適な解凍方法もご紹介します!
教えてくれたのはこの人!
河瀬璃菜(かわせ りな)
料理家/フードプロデューサー
レシピ開発、商品開発、食の企画やコンサルティング、レシピ動画制作など、食にまつわる活動は多岐にわたる。最新著書は「神レンチン あなたにやさしい電子レンジレシピ」(文藝春秋)。
河瀬璃菜(りな助) 公式ブログ
Instagram:@linasuke0508
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メカジキの最適な解凍方法
メカジキは、冷凍で買ってくることも多いはず。よりおいしく調理するためには、解凍の仕方も意識しましょう。
冷凍した魚介類は、いかにドリップ(※)を出さずに解凍するかがポイント。ドリップは解凍する際に温度差が大きいと出やすいため、次の2つのように低い温度を保ちながら解凍するようにしましょう。
※ドリップ…食品の水分やたんぱく質、うま味成分が溶け出した物。ドリップが多いと味や質が落ちるといわれる
冷蔵庫解凍
一番のおすすめは、凍ったメカジキをそのまま冷蔵庫に入れるだけでOKの冷蔵庫解凍。ある程度時間がかかるので、調理に使う日の前日に入れておくのがおすすめです。
流水解凍
凍ったメカジキをそのままボウルなどに入れ、細く出した水をかけながら解凍することもできます。
内部が凍った状態だと調理の際に加熱ムラができてしまうため、全体がやわらかくなるまでしっかり解凍してください。流水解凍は冷蔵庫解凍よりも早く解凍できるので、時間がないときなどに活用できます。
メカジキと彩り夏野菜のレンジアクアパッツァ
材料(2人分)
メカジキ(切り身)…2切れ
アサリ…200g
赤・黄パプリカ…各4分の1個
ミニトマト…10粒
パセリ…適量
黒コショウ…少々
レモン…お好みで
[A]
白ワイン…50cc
ニンニク…1片
オリーブオイル…大さじ2
塩…2つまみ
作り方
【事前準備】メカジキは冷蔵庫あるいは流水で解凍し、アサリは砂抜きをしておく。
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1. 解凍したメカジキに塩を少々(分量外)を振り、水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。
2. パプリカはくし切りに、ミニトマトは半分に切る。パセリはみじん切りにし、ニンニクはすり下ろす。
3. 大きめの耐熱ボウルまたは耐熱皿にメカジキ、アサリ、[A]を入れたら、ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで5分加熱する。
4.「3」にパプリカとミニトマトを加えたら、ふんわりとラップをかけ、600Wのレンジで2〜3分加熱する。パセリ、黒こしょうを振り、お好みでレモンを添えても◎。
ポイント1 ミニトマトはカットしてから入れると爆発防止に
皮がしっかりしていて水分の多いミニトマトは、丸ごとレンジ加熱すると爆発してしまいます。そのため、半分にカットするか、丸ごと使いたい場合は爪楊枝で数ヵ所穴を開けるようにしましょう。
また、野菜はミニトマトやパプリカのほか、アスパラやズッキーニなどお好みの野菜を加えるのもおすすめです。
ポイント2 アサリは水煮缶を使ってもOK
殻付きのアサリがない場合は、アサリの水煮缶で代用できます。その場合のポイントは、汁ごと使うこと。
水煮缶の汁には、アサリの出汁がたっぷり溶け出しています。スープもおいしいので、バケットを添えたり、最後にご飯を入れてリゾットにしたりして、最後まで魚介の旨みを楽しんでくださいね。
メカジキのレモンガーリックツナ
材料(作りやすい量)
メカジキ(切り身)…2切れ
オリーブオイル…100cc
ニンニク…1片
レモン…4枚
塩…小さじ3分の1
黒こしょう…少々
作り方
【事前準備】メカジキは冷蔵庫あるいは流水で解凍する。
1. 解凍したメカジキに塩を少々(分量外)を振り、水分が出てきたらキッチンペーパーで拭き取る。
2. ニンニクはつぶし、レモンはスライスする。
3. 耐熱ボウルにすべての材料を入れたら、ふんわりとラップをし、600Wのレンジで2分加熱する。メカジキを裏返したら、さらに2分加熱する。
4. 粗熱が取れたら、メカジキをほぐす。
ポイント1 メカジキは余熱で火を通す
メカジキは、火を通しすぎるとパサパサになってしまいます。そのため、レンジ加熱後は粗熱が取れるまでラップをしたまま置いておき、余熱で火を通すのがポイント。
身をほぐしたメカジキは、オリーブオイル、レモンと共に清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。メカジキ以外にも、マグロやタイなど、余ったお刺し身で作るのもおすすめです。
ポイント2 和風にも洋風にもアレンジできる万能さが◎
完成したレモンガーリックツナは、そのままご飯やパンにのせるのはもちろん、ご飯と炒めてチャーハンにしたり、パスタやポテトサラダに入れたりしても◎。作り置きしておけば、さまざまな料理に使えるので便利ですよ。
生の新鮮なメカジキも、高品質な冷凍メカジキもトライアルで!
日本のみならず海外でも水揚げされるメカジキは、スーパーなどで通年手に入る魚。特に、暑くて買い物に行くのも大変な夏は、冷凍メカジキをストックしておくと重宝するでしょう。
旬の食材をリーズナブルにお届けするトライアルでは、生のメカジキだけでなく、冷凍の切り身も取りそろえていますので、ぜひ手に取ってみてください!
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