お月見団子はなぜ15個?十五夜の由来と簡単レシピ
お月見団子を15個飾るのは、「十五夜」という呼び名の数にちなんだものです。2026年の十五夜(中秋の名月)は9月25日(金)。団子は白玉粉を使えば、こねて丸めて茹でるだけで作れるので、お子さんと一緒に楽しむのにもぴったりです。
この記事では、十五夜の由来と団子を15個飾る理由、失敗しない基本の作り方、みたらしやかぼちゃ団子などのアレンジ5選まで、料理研究家の松見先生監修のもと紹介します。
この記事を監修してくれた人
松見早枝子(まつみさえこ)
料理家・ウェルネスフードスタイリスト
資格:国際中医薬膳師/フードコーディネーター/ワインエキスパートなど
プロフィール:料理教室Tronc(トロン)、Troncオンラインサロン主宰。オンラインサロンでは健康や美容に良い料理、季節の手仕事、器、心地良いライフスタイルについて発信。料理教室ではおもてなし料理を伝えている。
オンラインサロンの新規ご入会募集期間は毎月26〜30日。
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十五夜とは?お月見の由来と食べ物の意味
毎年なんとなく「お月見の日」として過ごしている方も多いかもしれません。由来を知ると、その日の食卓がもう少し楽しくなります。
お月見は収穫への感謝を込めた行事です。団子だけでなく、旬の果物や芋類を供えるのが本来の姿。今年は子どもと一緒に、季節を感じる食卓を楽しんでみてはいかがでしょう。
十五夜(中秋の名月)の由来と歴史
十五夜とは、旧暦の8月15日の夜に見える月のこと。「中秋の名月」とも呼ばれます。月をながめる習慣は平安時代に中国から伝わったとされ、やがて日本では秋の収穫に感謝する行事と結びついていきました。里芋を供える地域が多いことから「芋名月」と呼ばれることもあります。里芋やさつまいも、梨やぶどうといった旬のものを一緒に供える地域もあります。2026年の中秋の名月は9月25日(金)です(国立天文台による)。
ちなみに、中秋の名月は必ずしも満月とは限りません。2026年は満月が9月27日で、2日ずれています。月の満ち欠けの周期と暦の関係でこうしたずれが生じますが、名月として愛でるのは9月25日の月です。なお、十五夜のあとの「十三夜」は2026年は10月23日。両方を祝う風習もあります。
お月見団子を15個飾る理由と並べ方
団子を15個にするのは、「十五夜」の15にちなんだものです。地域によっては、その年の満月の数(12個、旧暦に閏月がある年は13個)を供えるところもあります。
並べ方は、下から9個(3×3)、その上に4個(2×2)、一番上に2個。ピラミッド状に積み上げます。三方(さんぽう)があれば理想的ですが、なければお皿に白い紙を敷いても十分です。

すすき・秋の七草を飾る意味
すすきを飾るのは、稲穂に見立てているためといわれます。収穫への感謝を表すとともに、魔除けの意味があるとも伝えられています。
余裕があれば、萩・尾花(すすき)・葛・撫子・女郎花・藤袴・桔梗の「秋の七草」を添えても。すすき1本だけでも、食卓の雰囲気がぐっと秋らしくなります。
基本のお月見団子の作り方
団子作りは意外と手軽です。まずは粉選びから見ていきましょう。
上新粉と白玉粉の違い|どちらを使う?
上新粉はうるち米が原料で、しっかりした歯ごたえに仕上がります。伝統的なお供え団子はこちらですが、生地を蒸してからつく工程が必要です。
白玉粉はもち米が原料。水を加えてこねるだけで扱いやすく、もちもちに仕上がります。はじめて作るなら、白玉粉がおすすめです。より本格的なお月見団子を作りたいなら、白玉粉:上新粉を7:3で混ぜ、ぬるま湯でこねると、より香り良くしっかりした食感の団子になります。上新粉を少量混ぜる程度なら蒸してつく工程は不要で、茹でるだけで香りと歯ごたえが加わります。
基本の作り方(白玉粉で簡単)
【材料(15個分)】白玉粉 150g/水 130ml前後
- ボウルに白玉粉を入れ、水を少しずつ加えながらこねます。耳たぶくらいのやわらかさが目安です。
- 15等分して丸めます。
- たっぷりの湯で茹で、浮かんできてから1〜2分待ちます。(4)冷水にとって冷まし、水気を切れば完成です。
水は一度に入れず、様子を見ながら少しずつ。固いと感じたら水を足し、やわらかすぎたら白玉粉を足して調整できます。生地に砂糖を小さじ1ほど混ぜておくと、時間が経っても硬くなりにくくなります。







きれいな丸に仕上げるコツ
大きさをそろえたいときは、生地を棒状にのばしてから等分すると簡単です。
水分量が適切なら、丸める際に手にほとんどくっつきません。
手のひらと手のひらで挟んで転がした後、仕上げに上になっている手のひらを、指の方にスライドさせて丸めるときれいな丸になります。


お月見アレンジレシピ5選
白いままでもおいしい団子ですが、少し手を加えると食卓が華やぎます。子どもが喜ぶものから、夕食のメインになるものまで5つ紹介します。なお、生卵を使うメニューを小さなお子さんや体調のすぐれない方に出すときは、火を通したものに替えてください。
かぼちゃを練り込んだ黄色い団子は、お月さまに見立てて子どもに大人気。十五夜のテーブルに並べると食卓が一気に華やかになりますよ。
1. みたらし団子
【団子15個分】小鍋に水100ml・砂糖大さじ3・醤油大さじ1と1/2を入れ、混ぜながら弱火にかけます。煮立ったら片栗粉小さじ2を同量の水で溶いたものを回し入れ、よくかき混ぜて均一なとろみがついたら火を止めます。
粗熱が取れたら団子にかけるだけ。
甘辛い定番の味は、大人にも子どもにも喜ばれます。

2. あんこ団子
市販のあんこを添えるだけで、和菓子店のような一皿になります。粒あんは食感が楽しく、こしあんはなめらか。好みで選んでください。

3. かぼちゃ団子(黄色いお月さま風)
白玉粉100gに対して、茹でてつぶしたかぼちゃ50gを混ぜ込むと、やさしい黄色の団子になります。かぼちゃの水分がある分、加える水は50ml程度から様子を見て調整してください。
満月のような見た目で、テーブルがぱっと明るくなります。ほんのり甘いので、そのままでもおいしく食べられます。



4. 月見うどん
温かいうどんに卵を落とせば、それだけで「月見」です。黄身を月に見立てた、昔ながらの見立て料理。忙しい日の夕食にもちょうどいい一品です。

5. 月見つくね
鶏ひき肉のつくねに、卵黄を添えて。からめながら食べると、まろやかなコクが加わります。お月見の日の主菜にぴったりです。
生卵を使うので、小さなお子さんや体調のすぐれない方に出すときは、しっかり火を通した炒り卵か、固ゆで卵の黄身に替えると安心です。



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お月見の食卓を楽しむコーディネート
せっかくの行事なので、飾り付けも少しだけ。特別な道具がなくても雰囲気は作れます。
簡単テーブルコーディネートの基本
基本は、月見団子・すすきの2つ。団子を中央に置き、すすきは背の高い花瓶やグラスに挿して後ろへ。あとは、うさぎの飾り物や梨・ぶどうなどの果物を添えても良いですね。
下に布を敷くだけでも、団子の白さが引き立ちます。窓辺や月が見える場所に置くと、それらしい雰囲気になります。

子どもと楽しむお月見メニュー
団子を丸める作業は、子どもが夢中になる工程です。粘土遊びの感覚で楽しめますし、自分で作ったものは食べる意欲にもつながります。
うさぎの形のおにぎりや、型で抜いた星形のにんじんを添えても。「どうして15個飾るの?」と話しながら作れば、季節の行事が記憶に残ります。
※お子さんとの調理では、加熱や刃物の作業は大人が担当してください。また、団子はのどに詰まりやすい食べ物です。小さなお子さんには丸のまま与えず、4つほどに切って少しずつ。座って食べさせ、必ずそばで見守りましょう。3歳以下のお子さんには与えないほうが安心です。
お月見の準備に!トライアルのおすすめ
材料はスーパーで手軽にそろいます。ここではトライアルで買えるものを紹介します。
きめ細かい白玉粉
団子作りの主役は白玉粉です。きめが細かいものを選ぶと、口当たりのなめらかな団子に仕上がります。トライアルの白玉粉なら、もちもちの団子が手軽に作れます。もち米とうるち米をブレンドした「だんご粉」を使えば、粉を2種類そろえなくても、上新粉を混ぜたときに近いしっかりした食感になります。

添えるだけで本格的になるあんこ
市販のあんこがあれば、団子が一気に和菓子らしくなります。トライアルの「北海道素材100%使用つぶあん」なら小豆の風味がしっかり出るので、白い団子との相性も良く仕上がります。

トライアルでの販売価格
だんごの粉…本体価格128円(税込138円)
白玉粉…本体価格198円(税込213円)
北海道素材100%使用つぶあん…本体価格428円(税込462円)
※2026年7月スーパーセンタートライアル 藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や店舗によって変動します。
まとめ|手作り団子で十五夜を楽しもう
最後に、この記事のポイントを整理します。
行事の料理は、完璧を目指さなくて大丈夫。団子が少しいびつでも、家族で作った時間そのものがごちそうになりますよ。
・2026年の十五夜(中秋の名月)は9月25日(金)
・団子15個は「十五夜」の数にちなんだもの
・積み方は下から9個→4個→2個
・はじめて作るなら、こねるだけの白玉粉が簡単
・みたらしやかぼちゃ団子など、アレンジを加えれば飽きずに楽しめる
・すすきと秋の果物を添えれば、食卓が秋らしく
特別な準備がなくても、団子とすすきがあれば十分にお月見です。今年は空を見上げる時間を作ってみてはいかがでしょうか。
FAQ(よくある質問)
| Q1 2026年の十五夜はいつ? | 2026年の十五夜(中秋の名月)は9月25日(金)です。なお、天文学上の満月は9月27日で、2日ずれています(国立天文台による)。 |
| Q2 お月見団子は前日に作っていい? | 当日作るのが一番です。作りおきするなら冷凍が確実で、茹でて冷ました団子を1個ずつ離して冷凍し、食べる前に熱湯で温めるとやわらかさが戻ります。冷蔵はでんぷんが老化して硬くなりやすいので、あまり向きません。 |
| Q3 十五夜にお供えする果物は? | 梨・ぶどう・りんご・柿など、秋に旬を迎える果物がおすすめです。丸い形のものは月に見立てられ、縁起が良いとされています。 |
| Q4 団子が硬くなってしまったときは? | 少量の水をふって電子レンジで温めるか、蒸し器で5分ほど蒸し直すとやわらかさが戻ります。 |
| Q5 十三夜(後の月)にも団子を供える? | はい。十三夜は旧暦9月13日の夜で、2026年は10月23日です。十五夜と十三夜の両方を祝うのが、古くからの風習とされています。 |