麦茶は水出しと煮出し、どっちが正解?正しい作り方と長持ち保存法
麦茶は、手軽さなら水出し、香ばしさなら煮出しがおすすめです。水出しは冷蔵庫で8時間おくだけで完成して日持ちは3〜4日、煮出しは香りが立つ一方で粗熱を取る手間があり日持ちは2〜3日ほど。栄養面はどちらも大きな差はありません。
この記事では、それぞれの正しい作り方と保存方法を、料理研究家の松見先生の監修のもと解説します。
この記事を監修してくれた人
松見早枝子(まつみさえこ)
料理家・ウェルネスフードスタイリスト
資格:国際中医薬膳師/フードコーディネーター/ワインエキスパートなど
プロフィール:料理教室Tronc(トロン)、Troncオンラインサロン主宰。オンラインサロンでは健康や美容に良い料理、季節の手仕事、器、心地よいライフスタイルについて発信。料理教室ではおもてなし料理を伝えている。
オンラインサロンの新規ご入会募集期間は毎月26〜30日。
インスタグラム @saekomatsumi
lit.link/tronc
麦茶の作り方は2種類|水出しと煮出しの違い
麦茶の作り方は、水出しと煮出しの2種類。手軽さなら水出し、香ばしさなら煮出しです。味・栄養・日持ちの3つの軸で違いを見ていきましょう。
煮出しは大麦のでんぷん質がしっかり溶け出すので香ばしさが強くなり、水出しはすっきりした味わいが特徴と言われてきましたが、今の麦茶パックは粒を潰してあるのであまり違いが出ないものも多いです。メーカーや使用している麦の種類によって異なるので、パッケージの表示を確かめてみてください。ミネラルの溶出は煮出しとほぼ同等です。
味と香りの違い|煮出しは香ばしく、水出しはすっきり
煮出しは、大麦の焙煎成分が熱でしっかり溶け出し、香ばしくコクのある味わいに。水出しは雑味が出にくく、すっきり軽い口当たりになります。濃いめが好きな方は煮出し、ごくごく飲みたい方は水出しがおすすめです。
栄養の違い|ミネラル含有量は大差なし
気になる栄養面は、大きな差はありません。カリウムやカルシウムなどのミネラルは、水出しでも十分に溶け出します。麦茶はカフェインゼロなので、就寝前や妊娠中の方、お子さんにも安心。家族みんなで飲めるのはうれしいですね。
日持ちの違い|水出し3〜4日、煮出し2〜3日が目安
日持ちは、水出しで3〜4日、煮出しで2〜3日が目安。煮出しは大麦のでんぷん質が多く溶け出すぶん、雑菌が繁殖しやすく傷みが早めです。どちらも冷蔵保存で、早めに飲み切りましょう。

水出し麦茶の正しい作り方
一番手軽なのが水出し麦茶。パックを水に入れて冷蔵庫で待つだけです。水量・時間・仕上げのコツを順に見ていきます。
用意するもの(水・麦茶パック・容器)
用意するのは、水・麦茶パック・容器の3つだけ。水1リットルに対し、麦茶パック1袋が基本の分量です。カルキ臭が気になるときは、浄水器の水やミネラルウォーターを使うと、よりすっきり仕上がります。

手順|冷蔵庫で8時間浸すだけ
作り方はとても簡単。容器に水と麦茶パックを入れ、冷蔵庫で8時間ほど浸すだけです。濃さは浸す時間で調整できます。薄めが好みなら短め、しっかりめなら長めに。お好みの濃さを見つけてみてくださいね。

おいしくするコツ|パックは取り出すのがおすすめ
おいしく仕上げるコツは、パックを入れっぱなしにしないこと。長く置くほど渋みやエグみが出てしまいます。8〜12時間を目安に、パックは取り出すのがおすすめです。ほんのひと手間ですが、後味がすっきりしますよ。

煮出し麦茶の正しい作り方
香ばしさを楽しみたいなら煮出しです。火を使うぶんひと手間ですが、コクのある麦茶に仕上がります。衛生面で大切な冷まし方もあわせて紹介します。
煮出し麦茶で最も重要なのは、粗熱の取り方です。鍋のまま放置すると50℃前後の危険温度帯を長時間通過し、雑菌が繁殖します。氷水や流水で素早く冷やしてから冷蔵庫に入れましょう。
手順|沸騰後パックを入れて3〜5分煮出す
水1リットルを沸騰させ、麦茶パックを入れて中火で3〜5分。火を止めてから10分ほど蒸らすと、香りが引き立ちます。煮出しすぎると渋くなるので、時間を守るのがポイントです。

素早く冷ますのがおいしさと衛生の鍵
煮出したあとは、素早く冷ますのが味と衛生の鍵。ボウルに入れて氷水で一気に冷やしましょう。常温で長く放置すると雑菌が増えやすいので避けてください。冷めたら早めに冷蔵庫へ。

麦茶の保存方法と日持ち目安|長持ちさせるコツ
作った麦茶をおいしく安全に飲むには、保存が大切。容器選びと冷蔵保存のルール、傷んだときの見分け方を押さえておきましょう。
ガラス容器が最適|プラスチックはにおい移りに注意
保存容器はガラス製が最適です。におい移りしにくく、清潔を保ちやすいのが理由。プラスチック容器は手軽ですが、においや着色が残りやすいので、こまめに洗いましょう。パッキンなど細かい部分も忘れずに。
冷蔵庫保存で水出し3〜4日・煮出し2〜3日
冷蔵庫での日持ちは、水出しで3〜4日、煮出しで2〜3日が目安。常温保存は半日が限度です。暑い時期は特に傷みやすいので、飲み切れる量だけ作るのがおすすめです。

腐った麦茶の見分け方|濁り・酸味・ぬめり
傷んだ麦茶には、はっきりしたサインが出ます。濁り・酸味・ぬめりの3つ。特に容器の内側にぬめりを感じたら、迷わず廃棄してください。少しでも「おかしいな」と思ったら、飲まないのが一番。もったいなく感じても、体を大切にしてくださいね。

夏のお弁当が傷まない!食中毒を防ぐ5つのルールと安心おかず
夏の水分補給に便利!トライアルのおすすめ商品
毎日たっぷり飲む麦茶は、コスパの良さも大切です。ここでは、水出し・煮出しのどちらにも使えるトライアルの商品を紹介します。
水出し・煮出し(お湯出し)に使える国産麦茶ティーバッグ
トライアルの国産麦茶ティーバッグは、水出し・煮出し(お湯出し)のどちらにも対応。カフェインゼロなので、就寝前やお子さんにも安心です。52袋入りで毎日の水分補給に使いやすく、コスパも良好です。

トライアルでの販売価格
国産麦茶ティーバッグ 52袋入…本体価格168円(税込181円)
※2026年7月 スーパーセンタートライアル 藤沢羽鳥店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
まとめ|自分に合った麦茶の作り方を見つけよう
水出しと煮出し、それぞれの良さを知れば、その日の気分で選べます。最後にポイントを整理します。
・手軽さ重視なら水出し(冷蔵庫で8時間)
・香ばしさ重視なら煮出し(沸騰後3〜5分+蒸らし10分)
・栄養はほぼ同じ、どちらもカフェインゼロ
・日持ちは水出し3〜4日、煮出し2〜3日
・保存はガラス容器で冷蔵し、早めに飲み切る
暑い季節の水分補給に、麦茶は心強い味方。無理なく続けられる作り方で、毎日の一杯を楽しんでください。
麦茶はカフェインゼロでミネラル豊富な、夏の水分補給に最適な飲み物です。お子さまから高齢者まで安心して飲めます。正しい作り方と保存法を守って、毎日の健康に役立ててください。
よくある質問(FAQ)
よくある質問をまとめました。
| Q1 麦茶パックは何回使える? | 基本的に1回使い切りです。2回目以降は味・香りが大幅に落ち、栄養素もほとんど出ません。衛生面からも使い回しは避けましょう。 |
| Q2 麦茶を作るのに水道水でも大丈夫? | 水道水でも問題ありません。塩素のカルキ臭が気になる場合は、煮出し(沸騰で塩素が抜ける)か浄水器を通した水での水出しがおすすめです。 |
| Q3 赤ちゃんに麦茶はいつから飲ませていい? | 一般的に離乳食が始まる生後5〜6ヵ月頃から、薄めた麦茶を少量ずつ与えられます。カフェインゼロなので安心ですが、最初はごく少量から始めましょう。 |
| Q4 麦茶にはカフェインは含まれている? | 麦茶はカフェインゼロです。大麦を焙煎して作るため、緑茶や紅茶のような茶葉由来のカフェインは含まれません。就寝前や妊娠中も安心して飲めます。 |
| Q5 麦茶パックを入れっぱなしにするとどうなる? | 渋みやエグみが出て味が落ちます。また、パック内で雑菌が繁殖しやすくなるため、水出しなら8時間ほど、煮出しなら10分の蒸らし後に取り出すのがおすすめです。 |

熱中対策として飲んでおきたい飲み物・NGの飲み物とは?