ひき肉をおいしいまま冷凍する方法は?解凍方法や便利レシピも紹介
ひき肉は、ハンバーグや麻婆豆腐、そぼろなど、ジャンルを問わず幅広い料理に使える万能食材です。
また、ほかの精肉部位に比べて値段が安定し、コスパが良いといった特徴もあります。
ただし、ひき肉は加工されている分傷みやすいため、保存方法で悩む方も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ひき肉をおいしいまま冷凍保存するための正しい方法や解凍のコツ、便利なレシピなどを、料理家の風間章子さんに詳しく教えてもらいました。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルでの販売価格
豚挽肉(特大)…本体価格550円(税込594円)
※2026年1月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
ひき肉の冷凍方法

ひき肉は購入後すぐに冷凍することで、鮮度を保ちながらの保存が可能です。
目的や使い方に合わせた、ひき肉の冷凍方法を4種類ご紹介します。
小分けで使いやすく冷凍する方法【保存期限:約1ヵ月】

ひき肉を小分けにしてラップで包み、冷凍する方法です。
40g、80g、120gなど、40の倍数で小分けにすると使いやすく、おすすめです。
肉を酸化させないため、空気が入らないようにぴったりと包みましょう。
また、冷凍させる際は、金属トレーがあると、急速冷凍ができ肉の劣化を防げます。
冷凍方法
1. ひき肉を小分けにして、ラップで空気が入らないよう平らに包む。

2. 金属トレーにラップで包んだひき肉を並べて、冷凍庫に入れる。

3. 完全にひき肉が凍ったら冷凍用保存袋へまとめて入れて、空気をなるべく抜くようにして密封して、冷凍庫で保存する。

解凍方法
冷凍したひき肉を解凍する際は、時間がある場合には、冷蔵庫での自然解凍がおすすめです。
ひき肉を使用する前日に冷蔵庫に入れておくと、低温でゆっくり解凍できるため、肉の表面だけが先に傷むのを防ぎ、雑菌の繁殖リスクを抑えられます。
また、急激な温度変化が起きないことで肉汁の流出が少なくなり、旨みや食感を保ちやすくなります。

すぐにひき肉を使いたい場合には、電子レンジで解凍しましょう。
40gなら200Wの電子レンジで20秒程度、80gなら40秒程度加熱してください。
加熱しすぎると表面に火が入ってしまうため、様子を見ながら少しずつ加熱するのがおいしく解凍するコツです。
パラパラにほぐして冷凍する方法【保存期限:約1ヵ月】

ひき肉をほぐして冷凍すると、使う分だけ解凍しやすくなるのでおすすめです。
市販のミートソースや麻婆豆腐に入っているひき肉の量が物足りないときにちょい足しするなど、便利に使えます。
冷凍方法
1. 金属トレーにラップを敷き、その上にひき肉を箸でほぐして広げる。


2. ひき肉を広げた上にラップをかけて、そのまま冷凍庫で1時間程冷凍する。

3. ひき肉が完全に凍ったら、細かく砕いてパラパラの状態にする。
パラパラの状態になったひき肉を冷凍用の保存袋に入れたら、空気を抜くように密閉して冷凍庫で保存する。


解凍方法
ほぐして冷凍しているので、凍ったまま炒め物やチャーハンなどに加えて調理できます。
解凍してから使いたい場合には、冷蔵庫で半日程度自然解凍させるか、200Wの電子レンジで短時間ずつ加熱しましょう。

下味をつけて冷凍する方法【保存期限:約1ヵ月】

下味をつけてひき肉を冷凍すると、解凍したらそのまま調理に使える時短素材になる上、そのまま冷凍するよりも長く保存できます。
団子状に丸めて冷凍して、お鍋に具材として入れるのもおすすめです。
材料
ひき肉…200g
酒…大さじ1
片栗粉…大さじ1
おろしショウガ…小さじ2分の1
塩…小さじ3分の2
コショウ…少々
冷凍方法
1. ボウルにすべての材料を入れて、粘りが出るまでよく練り混ぜる。


2. 100g程度ずつ板状にして、空気が入らないようぴったりとラップで包む。
金属トレーの上に置いて、1時間程度、急速冷凍させる。


3. 凍ったら、冷凍保存袋の中にまとめて入れて、密閉させて冷凍庫で保存する。

解凍方法
冷蔵庫で半日程度置いて自然解凍する以外に、もっと手早く解凍したい場合には、流水解凍もおすすめです。
電子レンジでの加熱のように、肉から肉汁が出て劣化する可能性がありません。

流水解凍する場合は、直接水にふれないようビニール袋の中に冷凍肉を入れ、水を張ったボウルの中に浸けます。
約100gあたり5~7分程、流水を当て続けます。
また、肉団子として食べるなら、そのままスープやお湯の中に入れてもいいでしょう。
加熱してから冷凍する方法【保存期限:約1ヵ月】

ひき肉を炒めて味つけし、そぼろにしてから冷凍する方法です。
解凍してそのままごはんの上にのせたり、夕食のおかずにしたりと活躍します。
材料
ひき肉…200g
ごま油…小さじ1
[A]
酒…大さじ1
醤油…大さじ1
みりん…大さじ2分の1
砂糖…小さじ1
おろしショウガ…小さじ2分の1
冷凍方法
1. フライパンにごま油を入れ、ひき肉がパラパラになるまで炒める。

2. ひき肉がある程度パラパラになってきたら[A]を入れて、水分がなくなりそぼろ状になるまで炒める。


3. そぼろの粗熱が取れたら冷凍保存袋にまとめて入れ、平らになるよう空気を抜いて密閉する。
金属トレーの上にそぼろをのせ、冷凍庫で急速冷凍させて、そのまま保存する。


解凍方法
解凍する際は、500Wの電子レンジで1分程度加熱します。

また、そぼろ状になっているため、凍ったまま少量ずつ使うことも可能です。
ひき肉の種類別の特徴とそぼろの活用レシピ

ひき肉は、牛・豚・鶏でそれぞれ栄養や食感が異なります。
種類に合わせたひき肉の特徴や冷凍のコツを知っておくと便利です。
また、加熱してから冷凍する方法でご紹介した、そぼろにした際の活用レシピもそれぞれご紹介します。
牛ひき肉の特徴

牛ひき肉は脂肪分が少なく弾力があり、冷凍しても崩れにくいのが特徴です。
ただし、乾燥しやすいため、冷凍する際は空気をしっかり抜いて密封しなければなりません。
ハンバーグやミートソースなど、加熱調理に利用するのが向いています。
牛ひき肉のそぼろ活用レシピ:ごぼうと牛そぼろのきんぴら煮

ごま油が香ばしいきんぴらにコクのある牛ひき肉が絶妙の相性で、思わず箸が止まらなくなる味わいです。
材料(2~3人分)
牛そぼろ…60g(凍ったままでもOK)
ごぼう…120g
にんじん…30g
サラダ油…大さじ2分の1
輪切り唐辛子…ひとつまみ(お好みで)
[A]
酒…大さじ1
みりん…大さじ1
醤油…大さじ1
砂糖…小さじ2
ごま油…小さじ1
白ごま…少々
作り方
1. ごぼうはささがきにし、水に5分程さらして水気を切る。にんじんは細切りにする。
2. フライパンにサラダ油と輪切り唐辛子を入れて中火にかけ、温まってきたら、ごぼうとにんじんを炒める。
3. 具材全体に油がなじんできたら、[A]を加えて中火で3分程炒め、最後に香りつけにごま油を加えて混ぜる。
4. 器に盛り、白ごまを散らす。
豚ひき肉の特徴

豚ひき肉は脂肪分が多めなので、冷凍時は脂の酸化に注意が必要です。
下味をつけて冷凍すると風味が保たれやすく、調理も時短できます。
餃子や麻婆豆腐などの中華料理に適しています。
豚ひき肉のそぼろ活用レシピ:豚そぼろのネギ味噌だれ

豚のジューシーな脂がたまらないネギ味噌だれは、豆腐のほか、焼きナスの上に添えるのもおすすめ。
材料(2人分)
豚そぼろ…60g(凍ったままでもOK)
豆腐…2分の1丁
水…50ml
味噌…大さじ1
みりん…大さじ1
片栗粉…小さじ1
おろしショウガ…小さじ4分の1
作り方
1. 小さめの鍋に、豆腐以外のすべての材料を入れて混ぜ合わせる。
2. 鍋を中火にかけ、全体的にとろみがつくまで、ゴムベラや木べらでよく混ぜ合わせる。
3. とろみがついて1分程加熱したら火を止めて、器に盛った豆腐の上にかける。
鶏ひき肉の特徴

鶏ひき肉は水分が多く傷みやすいため、購入後すぐに冷凍するのが保存のポイントです。
パラパラにほぐして冷凍する方法で使いやすく保存し、解凍後は早めに使い切りましょう。
さっぱりした味わいで、和風そぼろやつくねに向いています。
鶏ひき肉のそぼろ活用レシピ:鶏そぼろ入り卵焼き

甘辛い鶏そぼろと出汁の風味たっぷりの優しい甘さの卵焼きは、ごはんが進む一品。
材料(2~3人分)
鶏そぼろ…60g
卵…3個
小ネギ…3本
[A]
出汁…大さじ2(お湯大さじ2に顆粒出汁小さじ4分の1を溶いておく)
砂糖…大さじ1
醤油…小さじ1
塩…小さじ4分の1
ごま油…小さじ1と2分の1
作り方
1. 鶏そぼろは、500Wの電子レンジで1分程度加熱して解凍する。小ネギは小口切りにする。
2. ボウルに卵を割り入れて溶きほぐし、[A]を加えてよく混ぜ合わせ、鶏そぼろと小ネギも加えて混ぜる。
3. フライパンをしっかりと温め、ごま油(小さじ1)を入れる。
4. 強めの中火にし、卵液の4分の1を流し入れ、手早くフライパンの奥側に寄せて火を弱める。
5. 再びフライパンにごま油(小さじ2分の1)を入れ、卵を持ち上げて、フライパン全体になじませる。
6. 残りの卵液の4分の1を流し入れ、卵焼きを下から持ち上げて、卵焼きの下にも卵液を流し込む。
7. 火を弱めて、奥からゆっくりと手前に卵を巻きつける。
8. 5~7の工程をあと2回繰り返す。
9. 焼き上がった卵焼きをフライパンから取り出してオーブンシートやアルミホイルで包み、形を整えて冷ます。
10. 粗熱が取れたら、お好みの大きさに切る。
正しい冷凍・解凍方法で、ひき肉をおいしいまま保存しよう!

ひき肉は購入後すぐに冷凍することで、おいしさを損なわずに保存できます。
牛・豚・鶏、ひき肉の種類ごとの特徴を理解し、さまざまな冷凍方法を使い分けてみてください。
また、解凍方法も適切に選べば、調理が時短になり、品質劣化も防げます。
トライアルなら、さまざまな種類のひき肉をお手頃価格で販売しています。
ぜひトライアルでひき肉を購入して、正しく冷凍・解凍し、さまざまな料理に活用しましょう!

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