

【基本の餃子の焼き方】料理家直伝のパリッと焼くコツを紹介
「家で餃子を焼くと、べちゃっとしてうまく焼けない」と感じたことはありませんか?
餃子は日本の家庭でも人気のメニューですが、外で食べるようなパリッと香ばしい焼き加減を再現するのは意外と難しいもの。
そこで今回は、基本の餃子の焼き方を、料理家の風間章子さんが解説。初心者の方でもお店のようなおいしい焼き餃子を作れるようになりますよ。冷凍餃子や羽根つき餃子のコツもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
やさしい味のぎょうざ(トライアルカンパニー)…本体価格555円(税込599円)
※2025年8月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
生餃子のおいしい焼き方
お店のような香ばしくてパリッとした焼き餃子は、実は家庭でもコツを押さえれば簡単に作ることができます。
ここでは、フライパンを使った基本の生餃子の焼き方を、工程ごとに丁寧にご紹介します。
1. 油をひいてフライパンを温める
フッ素加工のフライパンに油を入れ、中火で温めます。
アツアツにする必要はなく、油がサラサラと流れる程度がベスト。
高温すぎると餃子がくっつきやすくなるので注意しましょう。
2. 餃子をフライパンに並べる

油が温まったら餃子をフライパンに並べていきます。
すべての餃子の底面に油が行き渡るように並べると、焼きムラや焦げつきを防げます。
3. 水を加えて蒸し焼きにする

フライパンに1cm程の水(またはお湯)を加え、すぐに蓋をします。
強めの中火で5〜6分を目安に蒸し焼きにしましょう。
4. 蓋を外して焼き色をつける

水分がほぼ飛んできたら蓋を外し、フライパンの縁に沿ってごま油を回しかけ、焼き色がつくまで焼きます。
フライパンを軽くゆすって餃子が動くか確認し、くっついている場合はフライ返しで軽く浮かして油を馴染ませましょう。
5. お皿に盛り付ける

餃子の底がきつね色になったら、フライ返しですくい、裏返してお皿に盛り付けます。
冷凍餃子のおいしい焼き方

冷凍餃子は生餃子と違い、凍ったまま調理し、中まで完全に火を通す必要があります。
自然解凍をしてから焼くと、べちゃっとした仕上がりになってしまうことも。
ここでは、トライアルオリジナルの冷凍餃子を使って、冷凍餃子をおいしく焼くための工程をわかりやすく解説します。
なお、冷凍餃子は商品によって推奨される焼き方が異なるため、裏面に記載のある焼き方にならって焼くのがおすすめです。
1. 油を熱し、冷凍餃子を並べる

弱めの中火にかけたフッ素加工のフライパンに油をひき、凍ったままの餃子を並べていきます。
餃子全体に油が馴染んでいるか確認しながら並べていきましょう。
2. お湯を加えて蓋をする

餃子を並べたら、フライパンに1cm程度のお湯を加え、すぐに蓋をします。
お湯を使うことで温度が下がらず、加熱ムラを防ぐことができます。
3. 強火で蒸し焼きにする

火加減を強火にして、5〜6分程蒸し焼きにします。
餃子の数やフライパンのサイズによって、お湯の量を微調整しましょう。
焦げ付きが心配な場合は、最初に多めにお湯を入れておくと安心です。
4. ごま油を回し入れて焼き色をつける

水分が飛んだら蓋を外し、ごま油を鍋肌に沿って全体に回しかけます。
中火にして、2〜3分程焼き色がつくまで焼いていきます。
香ばしい香りが立ってきたら仕上がりのサインです。
5. 裏返して盛り付ける

パリッとした焼き色がついたら、フライ返しで餃子をすくい、裏返して盛り付けます。
くっつきが気になるときは、焦らず油を少し足して馴染ませると、きれいに仕上がります。
【番外編】餃子をホットプレートで焼く方法

家族や友人とワイワイ楽しみながら餃子を焼きたいときにおすすめなのが、ホットプレートでの調理。
パーティー感もあり、焼きたてをそのまま楽しめるのが魅力です。
ただし、ホットプレートは焼きムラが出やすいので注意しながら、ポイントを押さえて焼いていきましょう。
1. ホットプレートを加熱し油を引く
まずホットプレートを160℃に設定し、お好みの油を全体にひきます。
温度が高すぎると、先に置いた餃子と後から置いた餃子で焼き色に差が出てしまうため、加熱しすぎに注意してください。
2. 餃子を並べて蒸し焼きにする

プレートに餃子を並べたら、1cm程の水を加えて蓋をします。
200℃程度に設定して、7〜8分程蒸し焼きにします。
プレートのサイズや餃子の量に応じて、蒸し時間は調整してください。
3. ごま油を加えて焼き色をつける

蓋を外し、水分がなくなってきたら、温度をMAX(250℃程度)に上げてごま油を加えます。
香ばしい香りが立ち、底面にこんがりと焼き色がついたら完成です。
ホットプレートは焼きムラが出やすいため、途中で餃子の位置を少しずつずらすのも効果的です。
【応用編】羽根つき餃子の焼き方

見た目も華やかで、食感も楽しい羽根つき餃子。
ここでは、カリッと香ばしい羽根をつけるためのコツや材料、手順をわかりやすくご紹介します。
1. 小麦粉を水に溶く

羽根を作るには水溶き小麦粉を使います。
目安は、水100mlに対して小麦粉を大さじ1。
小麦粉がだまにならないように、泡立て器で溶くのがおすすめです。
2. 餃子を並べて水に溶いた小麦粉を注ぐ

油をひいたフライパンに餃子を並べたら、用意しておいた水溶き小麦粉を1cm程加えます。
餃子同士の間隔を少し空けて並べると、羽根がきれいに広がって見た目も◎。
3. 蓋をして蒸し焼きにする

中火〜強火で蓋をして5分程蒸し焼きにします。
4. 羽根をパリッと仕上げる

蓋を外したあとは、水分を飛ばして羽根をしっかり固めます。
焦げついて動かない部分があれば、フライ返しでやさしく浮かせ、油を馴染ませてから焼き色をつけてください。
羽根と餃子には焼き色の差があるため、羽根ではなく餃子本体に焼き色がついているかを目安にしましょう。
5. きれいにひっくり返して盛り付ける


焼きあがったら、フライパンより一回り小さめのお皿をかぶせて、そのままフライパンごとひっくり返せば、羽根を崩さずに美しく盛り付けできます。
おうちでプロ仕様の焼き餃子を作るポイント

せっかく焼いた餃子も、焦げてしまったり、盛り付けで崩れてしまったりすると少し残念ですよね。
ここでは、家庭でもお店のように美しく、おいしく仕上げるためのコツを風間さんに伺いました。
焼き色は仕上げにじっくりつける
蒸し焼きの段階で無理に焼き色をつけようとすると、焦げすぎの原因になります。
蒸し上がったあと、水分が飛んでから焼き色をつけるのがコツです。
焦げつきは油でリカバリー
フライパンを前後にゆすってみて、動かない部分があれば焦げつきのサイン。
無理に剥がさず、ごま油を少量足して馴染ませることで、自然に餃子が浮き上がります。
盛り付けはお皿をかぶせて裏返す
崩さずにきれいに盛り付けたいときは、フライパンより一回り小さいお皿をかぶせ、フライパンごと裏返すのがおすすめ。
羽根つき餃子でも、美しい形を保ったまま盛り付けられます。
プロ直伝の餃子の焼き方で、お店の味を再現しよう
-750x500.jpg)
餃子は焼き方ひとつで仕上がりが大きく変わります。
基本の工程を丁寧に行うことで、家庭でも外食のようなパリッとジューシーな餃子が楽しめます。
さらに羽根をつけたり、ホットプレートで焼いたりと、シーンに合わせたアレンジも可能です。
冷凍餃子なら忙しい日でも手軽に本格的な味わいを楽しめるのも魅力。
トライアルでは、オリジナルの冷凍餃子をお手頃価格で販売しているので、ぜひ一度試してみてください。
プロ直伝のコツを活かして、ご家庭でお店の味を再現しましょう。

トライアルの惣菜はなぜおいしい?職人のこだわりを大公開!