お餅は電子レンジで加熱できる!手軽でおいしいアレンジレシピも紹介
お餅を鍋で茹でると、やわらかくなりすぎて、形が崩れてしまいがちです。
トースターなどで焼く際も、お餅は焦げ付きやすく手間がかかります。
実は、ちょっとしたコツを押さえるだけで、お餅は電子レンジで手軽にやわらかくすることができるんです。
この記事では、電子レンジでお餅を加熱する基本の方法やポイント、簡単にできるお餅のアレンジレシピなどを、料理家の風間章子さんに教えていただきました。
お正月に余ったお餅も、電子レンジを活用すれば、おやつや軽食に大活躍しますよ!
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
トライアルでの販売価格
生切餅バラ1袋(700g)…本体価格348円(税込375円)
※2025年10月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
電子レンジでお餅を加熱する基本の方法

電子レンジでお餅を加熱する際は、いくつかのポイントを押さえることで、やわらかくておいしい仕上がりになります。火を使わず手軽にできるので、忙しい朝や小腹が空いたときにもおすすめです。
お餅を電子レンジで加熱する際のポイント
電子レンジでお餅を加熱する際は、次のようなポイントがあります。
電子レンジ加熱のポイント
- 水で濡らしてから加熱するリスト
- 短めの時間で様子を見ながら追加加熱する
- ラップをかけずに加熱する
まず水で濡らしてから耐熱皿に並べることが重要です。
お餅の表面を水で濡らすことで、加熱中の乾燥を防ぎ、やわらかくモチモチとした食感に。
水に濡らさずに加熱すると、お餅が皿にくっついたり、硬くなったりする原因になるので注意しましょう。

加熱時間は、電子レンジのW数やお餅の種類・大きさによって異なります。
切り餅と丸餅では大きさが違うため、加熱時間は調整してください。
お餅を加熱する際は、短めの時間で様子を見ながら、10秒単位で追加加熱していくのがコツです。
また、基本的に、ラップはかけずに電子レンジで加熱するようにしてください。
ラップをかけると、中に蒸気がこもり、加熱後お餅がベタベタになってしまうことがあります。
加熱後は、水気を軽く切っておくと、ベタつきにくく食べやすくなります。
電子レンジでの加熱時間とW数の目安

電子レンジでお餅を加熱する際の時間は、W数によって調整が必要です。
500Wで加熱する場合、切り餅1個なら30秒から1分程、2個なら1分から1分30秒程が目安となります。
600Wで加熱する場合には、この時間より10秒から20秒程短く設定して、様子を見ましょう。
冷凍したお餅を加熱する場合は、常温のお餅よりも加熱時間を少し長めに設定してください。
目安の時間よりやや長めに加熱し、途中で硬さを確認しながら追加加熱すると失敗しません。
冷凍したお餅の場合は、解凍してから加熱するよりも、凍ったまま水で濡らして加熱するほうが手軽です。
電子レンジでお餅をやわらかくする手順
電子レンジで加熱してお餅をやわらかく仕上げる際の、具体的な手順をご紹介します。
まず、お餅を水にくぐらせて表面全体を濡らします。このとき、しっかりとお餅全体に水をまとわせることがポイントです。
次に、水を50cc入れた耐熱皿に、お餅を並べます。
お餅同士が触れないよう、間隔を空けて置くことが重要です。
間隔を空けることで、電子レンジのマイクロ波が均一に当たり、ムラなく加熱できます。
加熱中は電子レンジの外から様子を見て、お餅が膨らんでいるかどうかを確認しましょう。
目安の時間が経ったら一度取り出し、箸や指で軽く押して硬さをチェックします。
まだ硬いようであれば、10秒単位で追加加熱します。


お餅のやわらかくモチモチとした食感を楽しむには、加熱後すぐに食べるのがポイントです。
お餅は時間が経つと冷めて硬くなってしまうため、できるだけ温かいうちに食べるようにしてください。
電子レンジで加熱しすぎると、お餅が硬くなったり破裂したりする原因になります。
加熱中に電子レンジの外から見て、お餅が大きく膨らんできたら、すぐに加熱を停止しましょう。
電子レンジでできる!お餅の簡単アレンジレシピ
電子レンジでやわらかくしたお餅は、そのまま食べるだけでなく、さまざまなアレンジを楽しめます。
ここでは、手軽にできる、おやつや軽食にぴったりなお餅の簡単アレンジレシピをご紹介します。
ハニーアップル餅

材料(2人分)
切り餅…2個
リンゴ…4分の1
水…50cc
はちみつ…大さじ2
ローストクルミ…3粒
作り方
1. 切り餅は半分の薄さに切り、リンゴは薄切りに、ローストクルミは刻んでおく
2. 切った餅を水に浸した後、50cc程水を入れた器に並べ、その上にリンゴを均一になるよう置いたら、はちみつを回しかけローストクルミを散らす
3. 2を電子レンジに入れ、切り餅がやわらかくなっているか様子を見ながら、30~40秒程加熱する


ローストクルミがなければ、刻んだアーモンドやピーナッツなど、お好みのナッツ類で代用してください。
シナモンパウダーがあれば、最後に振りかけると、はちみつとの相性が抜群でおすすめですよ。
餅のトッポギ風

材料(2人分)
切り餅…3個
小ネギ…2本
水…50cc
ごま油…大さじ2分の1
コチュジャン…大さじ1
酒…大さじ2分の1
みりん…小さじ1
醤油…小さじ1
作り方
1. フライパンにごま油を入れてコチュジャンを表面が泡立つまで炒めたら、酒、みりん、醤油を加え、よく混ぜ合わせてコチュジャンソースを作る
2. 切り餅を横向きにして1cm幅に切り、水に浸した後、水を50cc入れた皿に並べ、電子レンジで20~30秒加熱する。小ネギは2~3cmの長さに切る
3. フライパンを中火にしたら、加熱し終わった切った餅を2のコチュジャンソースに加えて、1~2分混ぜながら絡める。火を止めたら小ネギを加えさっくりと混ぜ合わせ、器に盛る


切り餅を縦に細長く切ってしまうと、炒めたときにトッポギっぽくなりません。
横向きにして1cm幅で切るよう注意してください。

お餅の簡単アレンジレシピ――バリエーション豊富でマンネリ解消!
電子レンジなら手軽にお餅レシピを作れる!

電子レンジなら、火を使わずに、安全かつ手軽にやわらかいお餅を楽しめます。
お正月に余ったお餅も、電子レンジで加熱してさまざまなアレンジを試すことで、飽きずに味わえるでしょう。
醤油をつけてのりで巻く磯部餅といったシンプルなアレンジから始めて、自分好みの組み合わせを見つけてください。お餅は、アレンジ次第で、甘いデザートにもボリュームのあるおかずにもなります。
トライアルなら、お餅はもちろん、アレンジレシピに使える具材も豊富に取り揃えています。
定番食材から調味料まで、お手頃価格で購入可能です。
この記事を参考に、いろんなお餅のアレンジレシピを楽しんでみてくださいね!

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