

【卵を茹でる時間別】茹で卵の仕上がりの目安と基本の作り方
毎日の食卓やお弁当で活躍する茹で卵。
「半熟にしたかったのに固茹でになってしまった」など、思い通りに仕上がらなかったことがある方もいるのではないでしょうか。
この記事では、茹で時間ごとの仕上がりの目安に加え、「お湯から」「水から」それぞれの茹で方、失敗を防ぐコツについて、管理栄養士の清水加奈子さんに教えていただきました。
茹で卵の固さ別におすすめのレシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
教えてくれたのはこの人!

清水加奈子(しみず かなこ)
フードコーディネーター/管理栄養士
調理師、国際中医薬膳師の資格も持つフードコーディネーター。アイディアレシピやダイエットレシピの提案からフードスタイリングまで幅広くこなし、食関連の企業サイトや雑誌などで活躍中。
公式サイト
トライアルでの販売価格
茜色の輝き(10個)…本体価格278円(税込300円)
おいしいEたまご(10個)…本体価格288円(税込311円)
鈴蘭の想い(10個)…本体価格258円(税込278円)
白たまご(6個)…本体価格198円(税込213円)
※2025年8月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
【半熟卵から固茹で卵まで】茹で時間の目安

卵は茹でる時間によって、白身と黄身の固さや食感が大きく変化します。
好みの固さに仕上げるためには、茹で時間の目安を知っておくことが大切です。
茹で時間別の仕上がりの目安は、以下の通りです。
なお、茹で卵を作る際は、卵を茹でる前に30分程常温に置き、沸騰したお湯に入れて弱火で加熱しています。
茹で時間別の茹で卵の状態の目安
茹で時間 | 茹で卵の状態 |
---|---|
5分 | 黄身はほとんど液状でとろとろしている |
6分 | 黄身がとろりと流れ出すようなやわらかさ |
7分 | 黄身の外側は若干固まりつつ、中心はとろっとしている |
8分 | 黄身は全体的にやわらかく、ねっとりとしている |
9分 | 黄身の中心にやわらかさがあり、程良い半熟感が残る |
10分 | 黄身の外側は固まっているが、中心に少しやわらかさが残る |
11分 | 黄身はほぼ固まっているが、中心に若干のやわらかさが残る |
12分 | 黄身の中心までしっかり固まっている |
茹で卵の作り方
次に、茹で卵の作り方として、「お湯から茹でる場合」と「水から茹でる場合」の2通りの方法をご紹介します。
お湯から茹でる場合
お湯から茹でる場合は、仕上がり時間をコントロールしやすいのがメリットです。
作り方
1. 沸騰したお湯に、卵を静かに入れる。

2. 黄身を中央に収まりやすくするため、1~2分程卵をころころと転がす。

3. 好みの状態に仕上がるよう、ゆで時間を調整する。
水から茹でる場合
水から茹でる場合は、卵が急激な温度変化を受けないため、殻が割れにくいのが特徴です。
作り方
1. 水を入れた鍋に、卵を入れる。
2. 火をつけて、沸騰するまで卵をころころと転がす。
3. 沸騰してから時間を計る。お湯から茹でるときより、1分程短くするとちょうど良い仕上がりになる。

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茹で卵を失敗しないためのコツ
茹で卵を作るときは、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、仕上がりがぐんと安定します。
失敗しないコツをご紹介しましょう。
卵は常温に戻してから茹でる
冷蔵庫から出したばかりの冷たい卵は割れやすいため、なるべく常温に戻してから茹でましょう。
常温に戻すには、茹でる10分前からぬるま湯につけておく方法もあります。
ただし、卵を長時間放置すると、品質低下の原因になるため注意してください。
卵の底に穴を開けてから茹でる

卵を茹でる前に穴を開けておくと、茹でている最中にヒビ割れてしまうのを防止できます。
専用のアイテムが便利ですが、画鋲などでも代用可能です。
転がして黄身が中心になるようにする
見た目の美しさを重視するなら、茹で始めに卵を転がすのがポイントです。
鍋に卵を入れた直後、1~2分間は軽く転がし続けることで、黄身が中心にとどまりやすくなります。
特に、サンドイッチやデビルドエッグなど、断面が見える料理にはおすすめです。
茹で卵の殻をつるんとむくには?
茹で卵をきれいにむくためには、「急冷」がカギです。
茹で上がったらすぐに氷水に入れて冷やすことで、卵の薄皮と白身の間に水が入り込み、殻がむきやすくなります。

【固さ別】茹で卵を使ったおすすめレシピ
ここでは、半熟・しっとり・固茹でのそれぞれの卵を活用したおすすめレシピを紹介します。
半熟茹でレシピ:半熟味玉

材料(4個分)
茹で卵…4個
水…大さじ4
麺つゆ(3倍)…大さじ2
おろしニンニク…小さじ1
作り方
1. お湯から7~8分、卵を茹でる。
2. 茹で卵の殻をむき、ビニール袋に茹で卵、水、麺つゆ、おろしニンニクを入れ、1~3時間程漬ける。
しっとり茹でレシピ:デリ風卵サラダ

材料(2人分)
茹で卵…2個
ブロッコリー…2分の1株(150g)
水…大さじ1
黒こしょう…少々
[A]
マヨネーズ…大さじ1と2分の1
カレー粉、酢、砂糖…各小さじ2分の1
塩…適量
作り方
1. お湯から9~10分、卵を茹でる。
2. ブロッコリーを小房に分けて耐熱皿にのせる。水をふりかけラップをふんわりとかけ、600Wの電子レンジで2分程加熱する。
3. 「1」の茹で卵の殻をむき、縦4等分に切る。茹で卵とブロッコリー、[A]を混ぜ合わせる。
4. 器に盛り、黒こしょうをかける。
固茹でレシピ:デビルドエッグ

材料(2人分)
茹で卵…3個
キュウリ…2分の1本
マヨネーズ…大さじ1
マスタード…小さじ1
塩、こしょう…適量
パプリカパウダー、パセリ(お好みで)…適量
[A]
酢…大さじ1
はちみつ…大さじ2分の1
塩…少々
作り方
1. お湯から11~12分、卵を茹でる。殻をむいて半分に切り、黄身を取り出す。キュウリはみじん切りにする。2. 黄身とキュウリを[A]と合わせて少し置き、水気を絞る。
3. 「1」の白身に「2」を詰め、お好みでパプリカパウダーやパセリを散らす。
卵の茹で時間を調整して、好みの仕上がりにしよう

卵は茹でる時間を変えるだけで、とろとろの半熟からしっかり固まった固茹でまで、さまざまな食感を楽しめます。
今回、ご紹介した基本の茹で方や失敗しないためのコツを踏まえ、理想の茹で卵を作ってくださいね。
トライアルでは、お手頃価格で新鮮な卵をご用意しています。
毎日の食卓で活躍する卵は、ぜひトライアルでお求めください。

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