
エビの下処理方法は?背わたや臭みを取っておいしく味わおう
エビは料理に入っていると豪華に見えるだけでなく、高タンパク・低脂肪と栄養も豊富なので、メニューに積極的に取り入れていきたい食材です。
ただし、エビを下処理せずに料理に使うと、生臭さを感じたり食感に違和感があったりすることも。殻付きのエビでもむきエビでも、基本的においしく食べるには下処理が必要です。
今回は、エビの臭みがなくなるよう下処理する方法について、料理家の風間章子さんに教えていただきました。まっすぐに揚げられるエビフライの作り方や、おいしくエビを冷凍・解凍する方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
教えてくれたのはこの人!

風間章子(かざま あきこ)
料理家/調理師
イタリアンレストランで6年間修業した後、カフェを立ち上げ、雑誌やウェブなど、さまざまなメディアにて料理監修で活躍。これまで、4店舗のカフェの料理メニューの立ち上げを行う。料理の技術向上はもちろん、料理の楽しさを伝えることを目的とし、料理の撮影や料理教室を開催するキッチンスタジオ「人形町キッチン」を運営。わかりやすい説明と気さくな人柄で、好評を得ている。
X(旧Twitter):@ACCO_kzm
目次
トライアルでの販売価格
バナメイエビ/100g…239円(税込)
※2024年11月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期や産地によって変動します。
エビを下処理する方法
エビを下処理するには背わたを取る必要がありますが、殻付きエビとむきエビで方法が異なります。
エビの汚れや余分な水分を取り除く方法も併せてご紹介します。
材料(エビ10尾分)
エビ…10尾
片栗粉…大さじ1
塩…2つまみ
1. エビの背わたを取り除く
殻付きエビ


エビの背中を丸めて、尾から2節目に竹串を浅く刺します。
背わたが竹串に引っかかったら、背わたを親指と竹串で挟み、切れないようにゆっくり引っ張って取り除きます。
その後、料理に合わせて殻をむきましょう。
むきエビ


エビの背中に包丁で浅く切れ込みを入れます。
切れ込みから指を入れて背わたを見つけたら、背わたの端をキッチンペーパーでつまみ、ゆっくり引っ張って取り除きます。
エビの背わたが途中で切れてしまった場合は、別の節から残りの背わたを取り除いてください。
エビフライや天ぷらにするためにエビの殻をむくときは、尾が付いている1節を残したほうが、出来上がった際に見栄えがよくなりますよ。
背わたを取り除いたら、殻付きエビもむきエビもこの後の下処理の工程は同じです。
2. エビに片栗粉と塩を揉み込む

エビをボウルに移し、片栗粉と塩を加え、よく揉み込みます。
3. エビを水で洗い流す

揉み込んだエビをザルに入れ、水で粉を揉み洗いしながらよく洗い落とします。
エビの表面に粉っぽさがなくなるまで、この工程を2~3回繰り返しましょう。
4. キッチンペーパーでエビの水気を拭き取る

洗った後はエビをキッチンペーパーで包み、水気をよく拭き取ります。
エビに片栗粉と塩を揉み込んで水洗いすると、余分な水分と臭みが取れるので、料理がおいしく仕上がります。エビに付いた汚れや水分を、粉が吸着して吸い取ってくれるためです。
揚げてもまっすぐなエビフライを作るレシピ
エビは熱を加えると身が丸まってしまう特性があるため、揚げてもまっすぐになるようにするためにはコツがあります。
揚げてもまっすぐになるエビフライの作り方について見ていきましょう。

材料(2人分)
エビ…6尾
パン粉…1/2カップ
小麦粉…大さじ2
卵…1個
塩…小さじ1/2
コショウ…小さじ1/3
サラダ油…フライパンに入れて2cmの深さになるくらい
(付け合わせ)
キャベツ…1/4個
ミニトマト…4個
パセリ…1本
作り方
1. 下処理をしたエビの腹側に、包丁で2mmぐらいの深さの切り込みを3ヵ所に入れる。
切り込みを入れた後は、エビの身を持って背を軽く押さえ、腹側の身を伸ばす。
2. エビの尾の先端の部分を、包丁で斜めに5mm程度切り落とす。
尾の付け根から先に向けて包丁で数回しごく。
3. エビに塩、コショウで下味をつけた後、薄力粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつける。
4. 揚げ油を180℃に熱し、衣をつけたエビを2~3分ほどカリっとキツネ色になるまで揚げる。
5. 器に盛って、千切りにしたキャベツとミニトマト、パセリを添える。
最初にエビの身に切り込みを入れておくと、揚げても身がまっすぐになります。
また、エビの尾の先は袋状になっていて、水分や汚れが溜まっている場合があります。
エビを揚げる際は油はねを防ぐため、尾を包丁でしごいてかき出すようにしてくださいね。
エビをおいしいまま冷凍・解凍するには?
安く売っていたエビをたくさん買ってきて、下処理してまとめて冷凍しておければ楽ですよね。
下処理したエビをおいしいままで、冷凍・解凍する方法をご紹介します。
冷凍する方法
1. 使いやすい分量に小分けしてラップで包んで冷凍する。
2. 冷凍や解凍する際に均一に熱が伝わりやすくなるよう、なるべく平らになるようにラッピングする。
3. ラッピングしたエビをステンレスのトレイの上に広げて急速冷凍する。


解凍する方法
1. 水が直接当たらないよう、ラッピングされた冷凍エビをビニール袋に入れる。
2. 冷凍エビを入れたビニール袋を水に浸かるようにボウルに移し、10分ほど水を流しながら解凍する。

冷凍したエビを解凍するには、流水を使った方法が1番おいしくなるのでおすすめですが、夕飯で料理するなら朝チルド室に入れておく、500Wの電子レンジで10秒ずつ様子を見ながら解凍する、といった方法でも可能です。
新鮮なエビをお手頃価格で買うならトライアルで!

エビはしっかり下処理をすると臭みがなくなり、出来上がった料理の味も格段に違います。
栄養豊富な上に、メインメニューにも使えるエビは、安く買って下処理をして冷凍してストックしておきたい食材です。
トライアルでは、新鮮なエビをいつでもお手頃価格で販売しています。
今回ご紹介した方法で丁寧に下処理して、臭みのないおいしいエビを味わってみてくださいね。

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