
【3分でわかる】お墓参りの基本とは?マナーや時期、持ち物を紹介
お盆やお彼岸など年に数回ほど足を運ぶ「お墓参り」。故人に想いを馳せ、手を合わせて語りかけることができる大切な機会です。
しかし、作法や手順についてよく知らないという方も少なくありません。今回はお墓参りの時期や持ち物など、基本的な知識をご紹介します。
お墓参りとは?

仏教におけるお墓参りとは、五供(ごく)と呼ばれる5種類のお供えをして、墓前で手を合わせることが基本です。
五供とは
- 「香」線香や抹香(粉末状のお香)のこと
- 「花」墓前に飾るお花のこと
- 「灯燭(とうしょく)」火を灯したろうそく、またはお墓に付属している石灯籠のこと
- 「浄水」墓石中央にある水鉢に備える水のこと
- 「飲食(おんじき)」故人への感謝の気持ちを表すお供え物のこと
お墓参りの時期について、特別な決まりはありません。お盆や春と秋のお彼岸、故人の命日、回忌法要の時期に行うのが一般的です。
時間帯は午前中が最適とされていますが、いつ行っても構いません。しかし、夜遅い時間になると足元が見えづらかったり、暗くなるとお掃除を十分にできなくなったりするため、日が暮れる前に行くのが無難です。
どんな服装で行くべき?

服装に決まりはなく、普段どおりの服装で問題ありません。お墓の掃除をするので、動きやすく汚れても問題ない服装がおすすめ。墓地は足元が悪い場合もあるため、スニーカーなど歩きやすい靴が安心です。
お墓参りの持ち物リスト
お墓参りをスムーズに行うために、事前に持ち物を用意しておきましょう。
持ち物
□線香
□ろうそく
□ライター
□掃除道具
□手桶(貸出しのあるところが多い)
□ごみ袋
□花
□はさみ
□お供えもの(食べ物や飲み物)
□数珠
伝統的な香りで、心もリラックスする「線香」
線香は大きく分けて、杉の葉が原料の「杉線香」とさまざまな香りがある「匂い線香」の2種類があります。線香は火を灯してお供えしますが、火を消す際に息を吹きかけるのはNG。手であおいで消すようにします。
毎日香 中型バラ詰 659円(税込)

青雲 バイオレットバラ詰 125g 779円(税込)

花げしき プチ 各種 299円(税込)

※2024年7月スーパーセンターアイランドシティ店調べ。
火を灯して周囲を清める「ろうそく」
お線香に火を灯す際に必要なろうそく。お墓参りが済んだら、火を完全に消すことが大切です。お線香と同じで、息をかけて消すことはマナー違反。手であおいで消しましょう。
カメヤマローソク大1.5号 299円(税込)

※2024年7月スーパーセンターアイランドシティ店調べ。
ろうそくに火をつけるのに必要なライター
ろうそくに火をつける際に必要なライター。燃料ガスを追加して繰り返し使える注入タイプと使い切りタイプがあります。
スターファイヤー 109円(税込)

※2024年7月スーパーセンターアイランドシティ店調べ。
故人を偲ぶ気持ちを「造花」で
お供えの花は、花屋やスーパー、ホームセンターで購入できます。花の種類や本数などに決まりはありません。ただしトゲのある薔薇はケガを連想させたり、匂いの強すぎる花は虫がよってきたりするため、避けるのが無難です。
造花をお供えすれば、枯れることがなく、長くお供えすること使うことができ、管理の手間を省くことができます。
盆花各種 399円~(税込)

※2024年7月メガセンター新宮店調べ。
お墓参りの手順って?
お墓参りの方法は宗教や宗派によって異なりますが、一般的なお墓参りの手順は知っておきたいもの。大まかな流れをご紹介します。
- お墓の掃除
- お供え(お花、食べ物など)
- 合掌(線香をあげて手を合わせる)
- 片づけ
お参りが終わったらお供え物を片付けるのがマナーです。持ち帰って、いただきましょう。先祖にお供えしたものは「仏様のお下がり」といわれ、いただくことで供養になるとされています。線香はそのまま燃やし切ります。お花はそのままにしておいて構いません。
大切なのは故人を想う心
お墓参りで大切なのは、心を込めてお参りすること。日々の暮らしの中でお墓に足を運び、故人や先祖を想う時間を持ってみませんか。