室外機は自分で掃除できる!手順と注意点を紹介
「室外機は掃除した方がいい?」と疑問に思ったことはありませんか?
室外機は屋外に設置されているため、ほこりやゴミ、落ち葉などが溜まりやすく、放置するとエアコンの効率が低下してしまうことがあります。
室外機は家庭でも安全に掃除できます。
エアコンの効きが良くなったり、電気代の節約につながったりするなど、メリットも多くありますよ。
そこで今回は、Instagramでさまざまなお掃除術を発信しているラク家事研究家・みなさんに、室外機の掃除方法をはじめ、掃除するメリットや掃除に適したタイミングなどを教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

みな
クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級を持つ、ラク家事研究家。Instagramで簡単にできる掃除術を紹介して人気を集め、フォロワー57.5万超(2024年5月現在)を誇る。投稿をまとめた著書「手間かけない、時間かけない、頑張らない しない掃除」が発売中。
Instagram:@mina__room
室外機の掃除は必要?
室外機の掃除は、エアコンを効率良く使うために欠かせません。
室外機は、室内で発生した熱を屋外へ放出し、外気を取り込んで内部で温度調整をする、エアコンにとって大切な設備です。
汚れを放置すると、冷暖房の効きが悪くなったり、電気代が高くなったり、さらには故障につながる可能性もあります。
しかし、室外機は屋外に設置されているため、どうしても汚れが溜まりやすくなります。
特に、砂ぼこりや落ち葉などが原因で、排水の役割を果たすドレンホースが詰まることもあるため、注意しなければなりません。
室外機の性能を保つためにも、定期的に掃除をすることが大切です。
室外機を掃除するメリット
まずは、室外機の掃除によって得られる具体的なメリットを見ていきましょう。
エアコンの効きが良くなる

室外機を掃除する大きなメリットは、エアコンの効きが良くなることです。
ドレンホースなどに溜まったゴミやほこりを取り除くことで、熱交換効率が改善され、エアコンの運転がスムーズになります。
その結果、設定温度に達するまでの時間が短くなり、冷暖房の効果をしっかりと実感できるでしょう。
また、過度な運転を抑えられるため、エアコン本体への負担も軽減され、故障リスクが軽減できたり寿命延長につながったりすることもあります。
ドレンホースは、エアコンの室内機で発生した水を外に排出するための大切なパーツです。
汚れが溜まっていると、水が逆流して本体の故障を招くことも。
定期的な掃除でこうしたトラブルを防ぐことで、修理にかかるお金も抑えられるため、経済的なメリットにもつながりますよ。
節電効果が期待できる
室外機を掃除すると、電気代の節約につながります。
掃除によってエアコンの熱交換効率が上がり、無駄な電力を使わずにすむようになるためです。

自分でできるエアコン掃除――梅雨前に済ませたい簡単お手入れ方法
家庭でできる室外機の掃除方法
ここでは、家庭でできる室外機の掃除方法についてご紹介します。
なお、掃除を始める前には、感電や故障の原因を防ぐために必ずエアコンの電源を切り、可能であればプラグも抜いておきましょう。
また、室外機本体を動かすと、冷媒ガスが漏れたり、異常が起きたりする危険もあるため、絶対に動かさないようにしてください。
用意するもの
・ほうき
・雑巾
・歯ブラシ(使わなくなったもの)
トライアルで買える!
ミニほうき&ちりとりセット(ニホンクリンテック)…本体価格498円(税込547円)

厚手マイクロファイバーぞうきん2枚(トライアル)…本体価格198円(税込217円)
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※2025年8月 メガセンタートライアル八千代店調べ。
※販売価格は時期によって変動します。
室外機の掃除の手順
1. 室外機の周辺をきれいにする

まずは、ほうきで室外機のまわりに落ちている落ち葉やゴミ、砂ぼこりなどを取り除きましょう。
まわりが汚れていると、風で舞い上がった汚れが室外機の中やドレンホースに入り込んでしまいます。
また、室外機の表面に泥や砂ぼこりがついている場合は、ほうきでやさしく払っておきます。
2. 外側のカバーを水拭きする

室外機のまわりをきれいにしたら、次は外側のカバーを雑巾で水拭きしましょう。
洗剤を使う必要はなく、表面についた砂ぼこりや軽い汚れであれば、水拭きだけでも十分落とすことができます。
なお、水をかける場合は、室外機の上から少量を使う程度であれば問題ありませんが、横や下から水をかけると内部に浸水し、故障の原因となるおそれがあるため、絶対に避けましょう。
鳩のフンなどの頑固な汚れがある場合は、キッチンペーパーを水で湿らせて汚れに貼り付け、数分置いてふやかしてから拭き取ると、落ちやすくなりますよ。
3. 室外機背面の汚れを取り除く
外カバーを拭いたあとは、室外機の背面もチェックしましょう。
背面は、ほこりやゴミが溜まりやすい場所です。
やわらかい歯ブラシを使って、細かいすき間の汚れをやさしくかき出します。
また、屋外用の掃除機がある場合は、ブラシヘッドで軽く吸い取るのも◎。
ただし、室内用の掃除機は壊れてしまうおそれがあるため、使用は控えてください。
なお、室外機の内部の汚れが気になっても、無理に取り除こうとすると故障の原因になることがあります。
内部までしっかり掃除したいときは、専門のクリーニング業者に相談するのが安心です。
4. ドレンホースの汚れを取り除く

最後に、ドレンホースに汚れが溜まっていないか確認します。
ドレンホースが詰まると水が逆流し、水漏れやエアコンの故障につながる可能性があります。
掃除の際は、割りばしや専用のドレンホースクリーナーを使って、内部にたまったゴミや虫の巣などをやさしく取り除きましょう。
また、汚れが溜まらないように、防虫キャップやネットを取り付けておくのもおすすめです。
ペットを飼っていたり、室外機のあるベランダで洗濯物を干していたりする家庭では、思っている以上にほこりが溜まりやすくなっています。
掃除の際に、できるだけ丁寧にお手入れしましょう。
室外機の掃除に適した頻度とタイミング
室外機をこまめに掃除しているご家庭は、あまり多くないかもしれません。
では、どのタイミングで掃除すればいいのでしょうか。
ここでは、掃除に適した頻度とタイミングをご紹介します。
掃除の適切な頻度
室外機の掃除は、年に1~2回程度で十分です。
室外機は屋外に設置するため、ある程度の汚れには耐えられるように作られています。
ただし、設置場所によっては落ち葉が多かったり、砂ぼこりが舞いやすかったりするため、汚れが目立つ場合は、気づいたタイミングで掃除しておくと安心です。
また、台風や強風のあとも要注意。
風で飛ばされた落ち葉やゴミが室外機のまわりに溜まりやすく、放置すると目詰まりや異音の原因になることもあります。
頻繁に掃除する必要はありませんが、環境に応じて適切なタイミングでお手入れするのがポイントです。
掃除に適した時期
室外機の掃除は、冷房を使い始める前の5~6月、暖房を使い始める前の10~11月がベストタイミングです。
使用前に掃除をすることで、エアコンの運転効率が高まり、節電の面でも効果が期待できます。
室外機は適切なタイミングで掃除しよう

室外機の掃除は、少しの手間でエアコンの効きが良くなり、電気代の節約にもつながる大切なメンテナンスです。
年に数回のお手入れで、エアコンを快適に使えますよ。
室外機の掃除に必要な道具は、トライアルでお得に購入できます。
この機会にぜひチェックして、室外機の掃除をしてみてくださいね。

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