

ワイシャツの黄ばみは自宅で落とせる!黄ばみの原因とプロの落とし方
いつも洗濯しているはずなのに、ワイシャツの襟元や脇下、袖口などに黄ばみができていることがあります。
清潔な見た目を保つためにも、ワイシャツは真っ白に洗い上げたいものですよね。
しかし、普通に洗濯しているだけでは、ワイシャツの黄ばみは落とせません。
そこで今回は、ワイシャツの黄ばみを落とすプロのコツについて、ハイクオリティな技術に定評があるクリーニングブランド「le Tact(ルタクト)」の永井良房(ながい よしふさ)さんに教えていただきました。
教えてくれたのはこの人!

永井良房
クリーニングブランド「le Tact(ルタクト)」店主
多種多様なクリーニングに携わってきた職人。le Tact(ルタクト)では、繊細な素材や装飾の対応が可能なウェットクリーニング&レザークリーニングで今まで洗うのが難しいとされた素材の衣服を中心に取り扱っている。衣類クリーニング、革製品ケアのほか、クリーニングアドバイスも行う。
公式サイト
目次
ワイシャツの黄ばみの原因は?

ワイシャツには、なぜ黄ばみができてしまうのでしょうか。
以下のような黄ばみの原因を知っておくと、対策もしやすくなります。
汗や皮脂の汚れ
ワイシャツの黄ばみの主な原因は、着ているうちに体から出た汗や皮脂の汚れです。
洗濯しても取り切れなかった汗や皮脂が酸化することで、黄ばみが発生します。
放置していると、汗や皮脂汚れがさらに蓄積されることで黄ばみが一層強くなり、その汚れにほこりがたまると黒ずんでしまいます。
洗剤のすすぎ残し
洗濯洗剤や柔軟剤のすすぎ残しもワイシャツの黄ばみの原因になります。
付着して残った洗剤や柔軟剤の成分がたまり、黄ばみとなっている場合もあります。
特に、少ない水量で洗うことができるドラム式洗濯機の場合には、洗剤のすすぎ残しに注意しましょう。
ワイシャツの全体的な黄ばみの落とし方
落ちにくいワイシャツの黄ばみを、ご家庭で落とせる方法があります。
まずは、ワイシャツの全体的な黄ばみの落とし方をご紹介します。
全体的な黄ばみを落とすのに必要な道具
・洗濯洗剤(粉末)
・洗濯洗剤(液体)
・酸素系漂白剤(粉末)
・酸素系漂白剤(液体)
・洗面器やバケツなど
1. お湯に洗濯洗剤を入れて洗剤液を作り、ワイシャツを一晩つけ置きする


洗面器やバケツに50℃程度のお湯をためたら、粉末タイプと液体タイプの洗濯洗剤を1杯分ずつ入れて溶かし、洗剤液を作ります。
黄ばみのあるワイシャツを洗剤液の中に一晩つけ置きしましょう。
たんぱく質汚れの洗浄に強い粉末洗剤と脂汚れの洗浄に強い液体洗剤を混ぜ合わせた洗浄液につけ置きすることで、脂とたんぱく質が混じり合った皮脂汚れを落とせます。
なお、洗濯洗剤同士であれば、混ぜ合わせても有毒ガスなどは発生しませんのでご安心ください。
一晩経ったら洗剤液からワイシャツを取り出し、すすぎ洗いして水気をしぼってください。
トライアルで買える!
アタックZERO ワンハンドタイプ(花王)
トライアルでの参考価格:本体272円(税込299円)
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皮脂汚れや汗による頑固な汚れに効果的な洗浄力を持つ中性洗剤。
洗濯物の黄ばみやにおいをしっかりと除去してくれます。
片手で簡単に使えるワンハンドタイプで、洗剤の量を調整しやすいのも特徴です。
※2025年5月メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期によって変動します。
2. お湯に酸素系漂白剤を入れて漂白液を作り、ワイシャツを1時間つけ置きする


洗面器やバケツを洗い流して、再度お湯をためます。
お湯に粉末タイプと液体タイプの酸素系漂白剤を1杯ずつ加えてから混ぜ合わせ、漂白液を作ります。
漂白液の中に水気をしぼったワイシャツをつけて、1時間置いてください。
漂白液につけ置きすることで、黄ばんだ色素を落とす効果があります。
なお、塩素系漂白剤とは絶対に混ぜないようにしてください。
塩素系漂白剤とほかの洗剤を混ぜると、塩素ガスなどの有毒ガスが発生してしまう可能性があります。
トライアルで買える!
オキシクリーン(グラフィコ)
トライアルでの参考価格:本体678円(税込745円)
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酸素系漂白剤は、お湯に溶かしてつけ置きする「オキシづけ」も人気のオキシクリーンが便利。
さまざまな汚れに使えるので、洗濯以外にも活躍してくれますよ。
※2025年5月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期によって変動します。
3. ワイシャツを水ですすぎ、黄ばみが落ちていれば洗濯する

つけ置きしたワイシャツを取り出してよく水ですすぎ洗いしたら、黄ばみが落ちているか確認します。
黄ばみが残っていれば、再度漂白液につけて、水ですすぎ洗いをしましょう。
黄ばみがしっかり落ちていたら、後は通常どおり洗濯するだけでワイシャツは真っ白になります。
ワイシャツについたばかりの軽い黄ばみの落とし方
ワイシャツの黄ばみは、ついたばかりなどの軽い状態であれば簡単に落とせます。
軽い黄ばみを見つけたら、以下の方法を試してみましょう。
軽い黄ばみを落とすのに必要な道具
・市販のシミ取り剤(酸素系漂白剤などでも代用可能)

黄ばみのある箇所を水で濡らし、市販のシミ取り剤を塗って1時間置きます。
その後、普通に洗濯するだけで、黄ばみをきれいに落とせます。
トライアルで買える!
NANOX えりそで(ライオン)
トライアルでの参考価格:本体398円(税込437円)
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襟や袖につきやすい、皮脂や汗などが混ざり合った複合的な汚れを分解してくれる部分洗い用洗剤。
気になる箇所に塗って置いてから洗濯するだけで、きれいに汚れを落としてくれます。
※2025年5月 メガセンター八千代店調べ。
※販売価格は時期によって変動します。
ワイシャツの部分的な濃い黄ばみの落とし方
ワイシャツの襟元や脇下、袖口などに、濃い黄ばみがついていることも多いものです。
そんな部分的な濃い黄ばみは、以下のような方法で落とせます。
濃い黄ばみを落とすのに必要な道具
・洗濯洗剤(液体)
・酸素系漂白剤(粉末)
・酸素系漂白剤(液体)
・使い古しの歯ブラシ
・使い捨てのスプーン
・はけ(なければ使い古しの歯ブラシなどでも代用可能)
・小皿(なければ不要な容器の蓋などでも代用可能)
1. 黄ばみのある箇所に洗濯洗剤をつけて、軽くなじませる


ワイシャツの黄ばみのある箇所を、あらかじめ水で濡らしておきます。
洗濯洗剤をつけたら、使い古しの歯ブラシで軽くなじませてください。
2. 使い捨てスプーンで黄ばみ汚れを絞り出すようにこすり洗いする

使い捨てスプーンの柄を短く持ち、スプーンの先端部分で黄ばみ汚れをしぼり出すように、黄ばみのある箇所をこすり洗いします。
黄ばみ全体のこすり洗いが終わったら、水ですすぎましょう。
3. 漂白剤を混ぜ合わせたペーストを、黄ばみに塗布する


粉末タイプと液体タイプの酸素系漂白剤を混ぜ合わせて、漂白剤のペーストを作ります。
粉末タイプと液体タイプの漂白剤を混ぜ合わせることで、漂白効果が高まります。
黄ばみのある箇所に漂白剤のペーストを塗布してください。
4. スチームアイロンのスチームで、漂白剤のペーストを塗布した箇所を熱する

漂白剤のペーストを塗布した箇所の上から、スチームアイロンのスチームをあてて熱します。
スチームによる熱を利用すれば、漂白効果をより高めることが可能です。
スチームアイロンがない場合には、以下のようにお湯を入れた容器の上にのせることでも加熱できます。

5. 水ですすぎ洗いをしたら洗濯する

水で漂白剤のペーストをすすぎ洗いした後、普通に洗濯しましょう。
これで黄ばみはきれいに落とせます。
ワイシャツの黄ばみを落とす洗剤や漂白剤選びは、お近くのトライアルで!

ワイシャツの黄ばみは、普通に洗濯するだけでは、なかなか落とすことができません。
ご紹介した方法で黄ばみを小まめに取り除けば、大切なワイシャツを長持ちさせることができます。
トライアルでは、ワイシャツの黄ばみをきれいに落とせる洗剤や漂白剤をおトクな価格で販売しています。
ワイシャツの黄ばみ落としを考えている方は、ぜひトライアルにお立ち寄りください。
